ゲパルト自走対空砲は、1970年代に西ドイツが開発しました。
戦車の車体の上に、対空機関砲を載せた兵器です。
現代のジェット戦闘機相手に、効果が疑問視されていましたが、
意外な活躍の場がありました。
今回のウクライナ戦争で、ドイツからウクライナに供与されたのですが、
自爆ドローンや、巡航ミサイルといった、
比較的低速の相手に効果的でした。
もうひとつ、打ち出すのがミサイルでなく、
大口径機関砲の弾丸ですので、はるかに安価であるのも長所です。
パトリオットミサイルは高価ですからね。
エピソード的には、太平洋戦争で、大和型戦艦が、
貴重な戦力なので、なかなか戦場に投入できず、
結局、活躍できず、
松型駆逐艦が、戦時大量生産のため、小さく安価でしたが、
輸送船の護衛任務で、大活躍した史実を彷彿とさせます。