よねの備忘録

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政治を語るときは、ネトウヨです。

アマの強い人が見た藤井-村田戦

2023-06-22 07:31:38 | よねの趣味
藤井7冠が、逆転勝ちした王座戦ですが、
よねの日参しているブログの表現が、巧みと感じました。

(引用開始)

AIは▲4六角を推奨しているが、
こういうハイリスクな手ではなく▲7五香と詰めろをかけておいて、
△7八歩成▲同玉△7四歩を強制して、自玉を自動的に安泰にするのが
まずは人間の勝ち方。
いやいや藤井相手にはリスク取らないと勝てません、というのであれば、
時間を限定して▲4六角を突き詰めるのはありだろうが、
せいぜい30分くらいで打ち止めにしないと

最終盤で必ず繰り出される藤井の勝負手に応対できなくなる。。。
考慮時間は70分近くになり、
残り時間が20分を切るか切らないところで▲4六角に村田は踏み切る。

ここからは指し手が早くなり、藤井の敗北間近という空気が濃厚だったが、
よもやの△6四銀!!!! 
AIは全く予想していないこの手。銀を取れば先手玉は詰む、
香車取り、7三の防衛に貢献、後手玉の6三への逃走ルート確保、
と4つの狙いを持った超ド級の勝負手が飛び出て、解説陣も観戦者も悶絶。
もとより村田もひっくり返ったはずだ。これで勝てるわけではないに
しても指し手の付加価値という点ではこの時点では最大級の好手であった。
村田の大長考でもこの手は読めなかっただろう。

『だからいわんこっちゃない! 時間を使い過ぎなんだよ! 
無事に応戦できるのだろうか?』

と推移を見守ると、村田はまず▲6八銀と凌ぐ。藤井は△5六香と追撃急。
▲7九玉と早逃げしたところでさらに△5九金が見舞われる。
 
『きっつ~~ 残り時間2分ではもう無理なのでは? 
渡辺も豊島もこういう藤井の指し回しに堪えられなかったよな~』


△5九金自体は詰めろではないので(但し4六角を動かせない)、
後手玉にアタックをすればよかったのだろうが、
精神が受け身になってしまった村田は▲同銀。これで△7五銀が
詰めろになってしまい形勢は逆転した。

(後略 引用終了)

藤井逆転のあたりの局面ですが、どの動画の解説よりも、
腑に落ちる感想でした。 



 

コメント
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