よねの備忘録

お勉強問題が中心。
政治を語るときは、ネトウヨです。

県央工の敗因

2008-08-22 21:08:09 | その他
兵庫の強豪・報徳に大善戦をした県央工ですが、
実は敗因があったのです。(あまりに酷なので書きませんでしたが。)

県央工の先発・石田君ですが、

1. 3塁側に(右打者・内角、左打者・外角)低め一杯ストライクになる
  小さく落ちるボール(スライダーかストレート)
2. 1塁側に(右打者・外角、左打者・内角)低めにボールなる
  やや大きな変化球(おそらくチェンジアップ)

この2つが持ち球と見ました。
報徳1順目は、「2」を面白いように空振りをしてくれました。
ところが2順目から「2」をことごとく見逃してきました。

これは、普通の高校生にはできず、おそらく報徳ベンチの指示です。
「2」でカウントを取れなくなった石田君は、
球数が増えていき、次第に「打たれそうな気配」が出てきました。
だから県央工の監督さんは投手交代したのです。

では、どうするか?
「2」を振らない状況では「2」を投げず、「2」を振らざるを得ない状況を
作るべきでした。

具体的には、ノーストライク・ワンストライクでは「2」を投げず、
他の球種でファールや打ち損じを期待する。
ツーストライクならば、「2」にも手を出さざるをえませんから、
空振りを狙う。
そうすれば、球数は減っていたでしょう。
ツーストライクまで追い込まれ「2」に振らされるのを恐れ、
早打ちを期待できました。

こんな駆け引きは、通常の球児にはできません。

実はプロ野球でも同じことがおこっています。
初球に外角低めにボールになる変化球を投げていますが、
90%は見逃されています。

だって、初球に難しいコースに好んで手を出しますか?
普通は、長打を打てる真ん中~内角を待つでしょう?

なんで好んでカウントを悪くするのか、
よねには理解できません。

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ナジ・イムレの声を聞け!!

2008-08-22 16:08:11 | 歴史

1956年10月。

ハンガリーで、共産党の改革を求めた学生・労働者の集会に
治安部隊が発砲、暴動が起きました。
ソ連は、ハンガリーの首都ブタペストに戦車隊を派遣、
これにハンガリー軍の一部が応戦しました。

混乱を収めるため、ハンガリー共産党は、いったん追放していた
改革派のナジ・イムレを首相に就けました。

ナジ首相は、
・ソ連軍の撤退の要求
・複数政党制の導入
・ワルシャワ条約機構の脱退と中立国化を宣言しました。

これにたいしてのソ連の回答は、戦車だったのです。

1956年11月4日。
ソ連軍は、戦車2500、装甲車1000を派遣しました。

ナジ首相はラジオで演説します。

「こちらはナジ・イムレ。ハンガリーの首相です。
 今朝未明、ソ連軍の戦車が攻撃してきました。
 ハンガリーの民主主義政府を潰すためにきたことは
 明らかです。我が国の軍隊は抵抗しています。
 政府は持ち場についています。
 このことをハンガリー国民と世界各国へ伝えます。」

3000人のハンガリー国民が死亡、
20万人が西側に亡命。
ナジ首相も、後にソ連軍に逮捕され、処刑されました。

民主主義を求めたハンガリー国民の願いは、
戦車で押しつぶされ、国民の代表の首相が処刑されたのです。

(出典 「そうだったのか現代史」 池上彰著 集英社)

冷戦の終結により、世界からこのような事態は去ったかに
思われました。
ユーゴ内戦、天安門事件、そしてグルジア紛争。

北方領土で、日本の漁船員が頭を撃たれて死亡したのは
わずか2年前の事件です。

現実は常に冷酷です。



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