悠山人の新古今

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短歌写真234 ヴィオロンの

2006-10-17 06:35:00 | 短歌写真

2006-1017-yts234
ヴィオロンの啜り泣く音の長ければ
心の傷の秋こそ深まれ   悠山人

○短歌写真、詠む。本歌はP.ヴェルレーヌの詩「秋の歌」、第一連。
○不遜にも、大それた、無謀な・・・。ついにここまで来たか。文学に関心ある、万人の知るあの名詩。「秋の日のヴィオロンの」と来れば、上田敏。もう日本人の大きな文化遺産である。私は文語詠短歌で、ささやかに挑戦してみた。もちろん巧拙は全く問題外である。
これを公開するにあたって、試しに原詩の暗唱と筆記をしてみた。驚いたことに、若き日そのままに、完璧な出来だった。自慢と取られたら心外で、劣等生でも一所懸命に「いい詩歌」を暗記した結果だ、と思っている。
□ヴィオロンの すすりなくねの ながければ
  こころのきずの あきこそふかまれ
【写真】おととい、美術館通りの いちゃう 並木。ぎんなん は、もう拾われ終わったのかな。
【memo】「秋の歌」全文。http://membres.lycos.fr/mirra/poeVerlaine.html
Chanson d'automne/Paul Verlaine

Les sanglots longs
Des violons
De l'automne
Blessent mon coeur
D'une langueur
Monotone.

Tout suffocant
Et blême, quand
Sonne l'heure,
Je me souviens
Des jours anciens
Et je pleure;

Et je m'en vais
Au vent mauvais
Qui m'emporte
Deçà, delà,
Pareil à la
Feuille morte.

【memo+
】別URL:2005年07月25日条に既出。



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