2007-1027-yts483
大戦の風火に耐へし議事堂を
自由総理も見つ育ちしか 悠山人
○短歌写真、詠む。
〇選挙後、初の地方議会。ほぼ全員与党のなか、無所属の知人が一人、代表質問をする、というので、勝手に傍聴に行く。駐車場を気にしたこともあって、一番乗り。応援傍聴もそのうち、ぽつりぽつりと、女性ばかり。まあこんなものだろうと、手持ち無沙汰に窓外の写真を撮る。結果的に一時間半以上待って、彼女の堂堂たる演説が始まったときには、詰めて詰めての状況になっていた。折角だからと、動員もあったらしい。最初は笑ったり野次ったりざわめいていた与党諸賢も、彼女の動じない声調論旨と、圧倒的な満席女性応援団に気圧されて、すぐに静かになり、最後まで真剣に聞けた。歌は、この地で生まれ、談論風発を掲げた、かつての総理大臣を詠ったもの。
□短写483 たいせんの ふうくゎにたへし ぎじだうを
じいうそうりも みつそたちしか
【写真】月初のころ。議場内は、拍手・撮影など禁止。
【my personal memo】ほんとうに、そんなことって、あるのだな。先程から頭の中が、まだ夢遊状態だ。夢は毎日見る。そこで演説することはない。それなのに、ゆうべは、さっきまで、数知れない、蝟集した人たちに向かって、呼びかけていた。人という、あらゆる人よ、ほんの少しの間、たとえ一分間であっても、いいことだけ・楽しいことだけ・幸せなことだけを、考えよう。他の人を一瞬でも、傷つけることのない、時間をもとう・・・。記して銘する。(朝五時)