金槐和歌集480 牡鹿ふす
牡鹿ふす 夏野の草の 露よりも
知らじな繁き 思ひありとは 源実朝
依拠本仮名＝をじか しげ
金槐和歌集 480 恋110 2025-0424yks480
金槐和歌集479 思ひ絶え
思ひ絶え 侘びにしものを いまさらに
野中の水の 我を頼むる 源実朝
依拠本仮名＝わ のなか
金槐和歌集 479 恋109 2025-0423yks479
金槐和歌集478 住の江の
住の江の まつこと久に なりにけり
来むと頼めて 年の経ぬれば 源実朝
依拠本仮名＝すみ え ひさ こ
金槐和歌集 478 恋108 2025-0422yks478
金槐和歌集477 住吉の
住吉の まつとせしまに 年も経ぬ
千木の片削 行きあはずして 源実朝
依拠本仮名＝すみよし へ ちぎ かたそぎ ゆ
金槐和歌集 477 恋107 2025-0421yks477
金槐和歌集476 津の国の
津の国の 昆陽のまろやの 葦すだれ
間遠になりぬ 行きあはずして 源実朝
依拠本仮名＝こや あし まどほ ゆ
金槐和歌集 476 恋106 2025-0420yks476
金槐和歌集475 ふるさとの
ふるさとの 杉の板屋の 隙を粗み
行きあはでのみ 年の経ぬらむ 源実朝
依拠本仮名＝いたや ひま あら ゆ
金槐和歌集 475 恋105 2025-0419yks475
金槐和歌集474 庭の面に
庭の面に しげりにけらし 八重葎
訪はで幾世の 秋か経ぬらむ 源実朝
依拠本仮名＝おも やへむぐら いくよ
金槐和歌集 474 恋104 2025-0418yks474
金槐和歌集473 浅茅原
浅茅原 あだなる霜の むすぼほれ
日影を待つに 消えやわたらむ 源実朝
金槐和歌集 473 恋103 2025-0417yks473
金槐和歌集472 浅茅原
浅茅原 あとなき野辺に 置く霜の
むすぼほれつつ 消えやわたらむ 源実朝
金槐和歌集 472 恋102 2025-0416yks472
金槐和歌集471 別れにし
別れにし むかしは露か 浅茅原
あとなき野辺に 秋風ぞ吹く 源実朝
依拠本仮名＝あさぢはら のべ
金槐和歌集 471 恋101 2025-0415yks471