食ったら即じゃないけど石田衣良

彼女の話なんですけどね。彼女が石田衣良のサイン会に行ったんですよ。

彼女が彼の本を読んでるのは知ってたし、色々チェックしてたのも気づいてたんだけど
　
一週間前から嵐のように石田衣良って単語をぶつけられましてね、「顔じゃない声が良いんだと」

ＴＢＳのジャストに始まり、フジのエンタ！見たもん勝ちなどを見始め、

彼のよさを再確認してサイン会に臨んだわけです。めいっぱい、おしゃれしてお土産をかかえてね。

彼は本当にフランクな人で開口一番、

「写メール、なんでもけっこうです。ご要望があれば何でも言ってください」とキップのよさ。

最後尾の人なんて二時間ぐらい待つんじゃないかな

と思うぐらい温かいサイン会でした。家に変な手紙が届くまでは。

数日後、家に帰ってポストを開けると真っ白い封筒のようなものが。

開けてみると「石田衣良ファンの皆様へ、」から始まり

石田先生と始まった文章は、怒りへと変わり途中から抑制も取れていない共感を募りはじめ

女の感情剥き出しな文章でした。まるでみんなの気持ちを一心に受けたアンカーの気持ちでしょうか。

バトンの変わりにペンなのでこれがホントのアンカーマンですか。

いえいえ、見直しもされてない稚拙な文章ですよ。
（人のことはいえませんが）、彼への誹謗中傷、確認したければ、どうぞ的な。

電話番号まで載ってました。便箋だと思っていたものは、よくみるとコピー用紙、ちゃんと消印

のついたものです。お土産としてお菓子（もちろん売り物）を持参した彼女は、誰が持ってきたか

分からないような食べ物は、気持ち悪いかと思い、一言添え、住所も書いたそうです。

何かしらの期待も否定しがたいかもしれませんが、

怖くなって、サイン会を主催した本屋にプレゼントの管理と所在の確認をした所

出版関係者までは、なんとか辿りつきましたが、誰がどのようにして送ったのかは

今も不明、責任の所在もうやむやにされました。

もちろんこの声は、作者には、届くはずもない・・・・・。

池袋ウエストゲートパーク　シリーズが有名ですが

彼女のお勧めは「約束」だそうです。





　　　

食ったら即バットマン

　自分の目が、いかになまってたか実感できたよ、バットマン見て。
　
　主役のマイケル・キートンはあまりしゃべらないが、

　彼のキャラクターを表してるんだねー。ジョーカーとは対称的な顔つき。

　今やっている映画とは別物だよね、未消化で俺には判断できません。

　続編をみて言葉が湧き上がってくるのを待ってみます。　　

　こんだけ説明しない状況を見て判断するしかないんだよねー。

　どれだけ映画が不自然か、独り言のオンパレードかが分かる。

　言葉を足していく演技と引いていく芝居。

　昔の日本なんて　まさに黙って男についていったもんなんだろうねー

　説得しなきゃ、納得してもらわないと　だれも聞いてくれないもんなー

　それじゃ、声も大きくなるし　言葉数も増えますよ。

　ユースケサンタマリアが売れてる理由が、何となく分かる気がしない？

　

食ったら、即キカ！！

アルモドバルを昨日、一昨日と見て全部見た気になって

皆のブログを見てみたら、さあ大変。

もっとさかのぼれるし、作品もたくさんある。

自分の無知に恥ずかしくなったよ。

アルの最新作のバットエディケーションを見た人は、きっと俺と同じように過去の作品を追っていて

サケが源流に帰るがごとく、監督のことを捕まえようとしてんだねー。

必死な俺らは、周りに同じサケがいることなんか　気づかないんだけど。

マトリックスを映画館で見た人は、１００％コンスタンティンを見に行くだろう。

（自分は、もちろん見ました）

あの衝撃を超えなくてもいいのだ。

マトリックスという映画の凄さを、より強固なものにするために。

キアヌのやるアクションものからは、もう離れられない。

ビデオで借りてみた人のうち　どのくらいの人がすげーと思ったか分かんないけど、

俺は映画館に行けてホントによかった。

あんときの気持ちが映画館に足をむけさせてるんだよなー。

キカはねー、ジャイアンのお母さんのうた声で始まって、みんなが普通に不倫したり、

のぞきしたり、殺したり、レイプしたり、それをテレビで流したりと変。

あいかわらず細かい所までみせてくれて楽しい。

みんな自分勝手だよねー、でも愛し愛されたいんだなー、って思いました。

キカは８３点だけど　俺は３９点ですわー。

食ったら、即ペドロ・アルモドバル

最新作、バットエディケーションを見たからなんだけど、
さらっとおさらいしたわけよ。
（ライブフレッシュ、オールアバウトマイマザー、トークトゥーはー）をね。
やっぱ、きっかけが、ないと見ないよねー俺は、ひっかけられたんだけど。
してやられた感じ、映画の出来事が、現実よりリアルなんてありえないと思ったけど、
それが、事実を参考にしてようが、なんて世の中は大変なんだと思ってしまったよー。

運命という言葉を信じますか？
テレビの中だけじゃなくて外でも、もちろん身近でも、起こりうること。
起こったことに、色々いってる、僕らもいう、もちろん被害者は、もっといってもいい。
映画館にいくことは、一番いってもいいんだ。
みんな、なんかもっといいたい。けど、日常そう面白いことに出会わない、映画館には、幸福も不幸も全部落ちてる。
僕らは、それを拾って帰るんだ。凄いことが目の前で起きてる、それは僕らのものなんだ、だから、もっといっていい。
映画館で見た人は、より映画に近づいてる気がする、ビデオで見る場合は、集中するしかない。

自分の２時間を捧げて、ほかの事やった方がいいんじゃないかと誘惑にかられながら、
３本のうち1本の当たりに期待しながら。

娯楽を家の中に持ち込んだ日本人は、何かを共有しづらくなっているのかもしれない。

ライブフレッシュ８５点、オール８２点、トーク８８点、以上。

無題

久しぶりに、新宿のタイムズスクエアの映画館に行った。バットエディケーションをみに。
水曜日は、男女関係なく1000円みたいで、嬉しい。
スクリーンが縦長で座席がプロ野球の席並に急にできていて、座高の高い、私でも後ろを気にしなくていいもんね。
すわり心地も快適で、見終わった後でも腰にまったくこわばりがない。
お菓子を食べる音もせず、日本一といってもいいぐらいの映画館です。
映画ももちろん素晴らしかった。
誰もがかかえている、人に言えないことを、横で盗み見てる感じで、
昔話がいかに美化されてしまうか、現実がいかに痛いか、しらしめられたよー。
うーーーん８５点。