定年後の田舎暮らし

 定年後、神奈川県から北海道のニセコへ移住し、田舎暮らしを始めました。

夜中のニセコアンヌプリ登山

2014-09-30 06:43:29 | 登山

 9月27日は天気予報によると、倶知安近辺は快晴のようで、久しぶりに夫と星空の撮影に出かけることになりました。

 夜中の1時に出発して車で五色温泉近くの登山口まででかけ、1時35分からヘッドランプを頼りにゆっくりとニセコアンヌプリの山頂を目指して歩き出しました。数年前、2回ほど夜中に登ったことがあります。

 山頂までの距離は2500mで、1000m程歩くと倶知安町の山田付近からニセコ町の街の灯りが見えて、キラキラと光っていました。真っ暗な中をモクモクと歩きながら空を見上げると、無数の星が輝いてとても美しい光景です。山頂近くからは岩内方面が見えて、日本海もはっきりと見えました。

 あと500mの案内板を見る頃は、冷たい風が体にぶつかって寒くなってきました。山頂の真上付近にはオリオン座が見え、スバル、カシオペア、北斗七星と良く知っている星座が広がっていました。

 

 1時間55分かかって3時半に山頂に到着、取りあえず避難小屋に入って体を温め、撮影の準備に取り掛かりました。私達の他は誰も居ません。羊蹄山の左側から倶知安町、右側方向にニセコ町の街灯りが輝いていました。

 

 風が強くて三脚が倒れそうで、低めに構えることにしました。そのうちに日の出の方向から強烈な赤と黄色の光が伸びてきました。

 

 広角レンズで覗くと、羊蹄山が小さく見えます。星空を撮る予定でしたが、山際付近は雲がかかって何も見えなくなりました。

 

 強風で体が冷えてきました。そのうちに4,5名ほど若者が登ってきましたが、写真撮影は早々に諦めたようです。

 

 

 そのうちに強風と共に靄が流れ込んできて、またたく間に羊蹄山を覆い隠してしまいました。

 

 丁度日の出の時間でしたが、前方はほとんど見えなくなり、早々に引き揚げてしまいました。

 下りは視界が明るくなっていましたので、1時間5分で駐車場まで下りました。実は登りの途中で防寒服を脱いだ時に、うっかり赤いマフラーを落としていたことを山頂で気がついたのです。

 友人から頂いたもので、軽いネット編みになっていてとても重宝していたマフラーだったのです。落とした場所の少し上の方で、下から登ってきた男性に「赤いマフラーが落ちていませんでしたか?」と尋ねてみると、「ありましたよ!」という返事。嬉しくなって急いでその場に近づくと、地面に落ちたままになっており、とても嬉しい気分になりました(*^_^*)。

 後日、昨日になりますが、私達が住んでいる近くに熊が出たと、広報車が廻って知らせていたというのを知りました。真っ暗な中を山に登ったばかりでしたので、もしも熊に出会ったら?と思うとぞっとしました。これからは山ぶどう狩りも茸採りも注意しなければ・・・・・

コメント (4)
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