民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

児童養護施設職員、胃袋を掴む

2021年04月20日 | 児童養護施設の仕事
23時過ぎ、翌日の弁当の下準備をしていると、Aくんがやってきた。

お腹すいたー。

なんかない?

もうこんな時間だし無理だよー。

明日起きたら朝御飯食べなー。

そんな対応がたぶん正解なんだろうけど、Aくんのこれまでの色々やボクとの関係性もあり…

仕方ないな~と余った食材を使ってチャーハンを作ってあげた。美味い!

ごちそうさま!

ありがとう!

そんな嬉しくなるようなリアクションは皆無だったけど、Aくんは、ムシャムシャとあっという間に食べ終えた。

食べ終えた皿は言われなくても下げていった。

お!

いつもは出しっぱなしなのに。

そんな姿が答えだと前向きに捉えてみる。

日々、大小のクエスチョンに対する解答作業をしている感じ。

何が正解なのか、てか、正解が正しいのか…よく分からない。

マニュアルがあるようでない仕事なのである。

迷った時は、目の前の子のずっと先を見てみる。

見えないけれど、見ようと試みる。

中学生の頃のボクなんてメチャクチャな食生活だったのに、それなりに心身健康な大人になった。

だからたぶん大丈夫。

まぁ甘々な自己評価だけど(笑)

ひとまず胃袋を掴むコトが大切だってのは恋人だけでなく、子どもに対しても同じだろう。

ましてや色々満たされずに、沢山我慢して育ってきた子たちだ。

お腹一杯になると、なんか心まで満たされた気になる。

だからまぁいっか。

例え不正解でも「まぁいっか」「大丈夫」って言ってあげられる。

そんな余裕を大切にしたい。沢山食べて身も心も大きく育ちますように。


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