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民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

みんぺー、家を建てる〜内外装のこだわり〜

2019年12月02日 | 建て替え
家造りは順調に進んでいて、ネタになるようなトラブルも発生していない。まぁそれが当たり前なんだけど、何だか不安になるのはなんでだろう(笑)

家のコトを気にかけてくれる人が少なくないので、こだわった点について一部紹介しようと思う。

ボクは室内外共に、自然素材を使った塗り壁の家に憧れていた。
しかし塗り壁は材料費も工賃も高くつくコトを知り、一度は諦めた。

時には諦めも肝心である。

…それでいいの(心の声)? 

え?

結局、憧れを捨て切れず、二階部分の外壁のみ塗り壁にするコトに。

家造りって、色々面倒臭くなって設計士さん任せにする人も多いらしい。

確かにそれも分かる。

設計士さんのセンスと専門性に任せておけば安心だからだ。

でもボクはボクなりに、細かいトコまでとにかくこだわった。

思いついたコトは遠慮なく全て提案してみた。

まぁ一生に一度の買い物なのでそれで良いと思ってはいる。
さて、目の粗い下地を塗って乾かした後、上塗りして仕上げられた漆喰の塗り壁。
左官職人さんの丁寧な塗り跡が実に味わい深い。
使用したのはスイス漆喰と言って、ヨーロッパなどで壁材として3000年以上前から使用されてきた素材。

天然素材の石灰岩は頑丈(100年かけて最石灰化する)で吸湿性も高い、そしてなんと言ったって際立つ白さが美しい。

早く夏の強い日差しに照らされて欲しいものだ。

家の中の工事も順調に進んでいる。
理想と予算的な現実の中、内観は可能な範囲で木目を見せるコトを意識した。
梁(はり)をなるべく見せたいと思ったのは、木曽で入った古民家カフェの影響。目指すは古風でも和風でも洋風でもなく、みんぺー風な家!?

まぁそこで生活するんだから、見た目だけじゃなくて、実用性も大切にしないといけない。

あとは家族の意見も。

ボクのこだわりは時に暴走してしまいがちなので(笑)、設計士さん達の専門的で冷静なアドバイスが有難かった。

本棟造りに憧れて屋根の形にこだわったので、二階の二部屋は勾配天井になっている。
実用性では一般的な平らな天井が良いと義父から指摘を受けたけれど、ここはゆずれなかった。
実際に形になってみると、秘密基地感?屋根裏感?が、堪らなく良い。

二階各部屋の内装は、それぞれ「空」「樹」「大地」「山小屋」とテーマを決めた。

トイレではウォーリーを探せる予定!?
どんな仕上がりになるのかボクにも分からない(笑)
家造りは大工さんたちに任せるしかないのだけど、ボクたちに出来るコトも。
ここは火事で全焼寸前だった奇跡の倉庫。

そんな倉庫内にて、休みの日に家族総出で作業した。
以前の家で使っていたシステムキッチン、洗面台など使えるものは処分せずに再設置予定なのである。
建て替えを機に全て新調するのも良いんだけど、やっぱりまだ使えるものは使わないと。
そして、奥にある大量の荷物も何とかしないといけない。

実はもう一箇所、倉庫を借りていて、そこにも同じくらい荷物があるんだから、さぁ大変(笑)

金と土地さえあれば、いくらでもこだわりの大きな家を建てられる。

決してそうではないっていう現実の中、あれこれ試行錯誤してきた。

こだわり詰まった新築工事、車庫を含めて全て完成するのは来年2月予定、ワクワクが止まらない。

みんぺー、家を建てる〜本日は上棟式なり〜

2019年10月19日 | 建て替え
てか、上棟式ってなに?

『上棟式(じょうとうしき)とは、工事が棟上げ(むねあげ)まで終了したところで執り行う行事で、棟上げ、建前(たてまえ)ともいいます。

「棟上げ」とは、柱・棟・梁(はり)などの骨組みが完成した段階のことです。

もともとは、骨組みが完成した区切りの時期に、ここまで無事に工事が進んだことへの感謝と、完成を祈願する儀式でした。』

だそうです。

別にやらなくても良いけれど、現場の士気を上げるためにはやった方が良い。

そう言われたから、まぁやるか。

そんな程度だったので、当日まで何をやるんだか、どういう意味合いなんだか理解していないボクだった。

神主さんは呼ばず、大工の棟梁さんによる一通りの儀式が始まる。

どうやら上棟式は棟梁さんを中心に行われる儀式のようだ。

若手の棟梁さんの所作は、不慣れな感じだったけれど、普段の大工として働く姿には信頼感と安心感しかない。

神主じゃなくて大工なんだからそれで良い(笑)

ボクたちがますます期待していくコトで、更に頼りがいある良い棟梁になっていくんだろう。

これからも信頼しまくり、安心しまくらせてもらおうと思う。

どうぞよろしくお願いします。

施主挨拶では、無事に上棟まで至った感謝と共にボクの想いを述べた。現在も復興中の台風19号被災地に想いを馳せ、こうして上棟式をやれているコト、雨風をしのげるコトが当たり前ではない。このタイミングで上棟式をするコトにはきっと意味がある。今回の天災を受け、今一度気を引き締めましょう、と。ボクたちには、引き続き期待して見守るコトしか出来ない。

願望をただただ口にし、お金を払うボクたち施主

ボクたちの願望を紙面上で表現し、現場との橋渡しをする設計士さんたち

設計図を「家」にする大工さんたち

他、設備、電気、板金、左官…様々な専門家たちが集まって完成させる「家」

それって超スゴいプロジェクトなんじゃない?

当たり前のコトを当たり前にしてくれる会社、それを長年積み重ねてきた会社に出逢えて良かった。

今更ながら感動し、上棟された家への率直な感想や期待を設計士さんたちに伝えた。家には、屋根、窓、扉が取り付けられ、本日は、ボックス検査と言って、設計士さんと共にスイッチやコンセントの位置を確認して回った。

上棟された家には、単なる木や部品の集合体ではなく、ボクたち家族、設計士さんたち、大工さんはじめ職人さんたちの想いが詰まっている。

そんな家には、愛着と共に、何ていうか「生命」の様なものを感じ始めている。

我が子が初めて一人立ちする。

上棟式は、そんな瞬間と似た感動があるのかもしれない。

「家」が「我が家」になっていく。

無事に生まれて、育って、立ち上がってくれてありがとう、新しい我が家。

そんな我が子みたいな我が家の晴れ舞台のために、故郷の友が祝いのお酒を送ってくれた。遠く離れた街に構えるボクの家に、故郷の風を吹かせるために。そんな友の想いが込められた津軽の地酒である。

感謝。

みんぺー、家を建てる〜赤い屋根とじいじと本棟造り(風)〜

2019年10月15日 | 建て替え
漠然とした想いがあった。

ハウスやホームではなく「家」を建てたい。

サザエさん一家、のび太一家、さつきとメイ一家が住んでいるような、そんな昭和感溢れるイメージがボクの思い描く住みたい「家」の姿である。

そんな「家」の共通点って?

色々あるかもだけど、ボクの中では赤い三角屋根が「家」のイメージ。

もう一つ、屋根の形のこだわり。

20年近く前、初めて南信州に移り住んだ時、中央アルプスや南アルプスをバックにした「本棟造り」の姿に惹かれた。2階部分が蚕飼育のための部屋になっている。

養蚕業が盛んだったこの地ならではの建築様式だ。

広い土地が必要だし、建築費含めて合理的ではないので、これから先、こういった様式の建物はなかなか新築されないだろう。

どんな家を建てたいですか?

建築士さんに聞かれた時、色々と頭に浮かぶ中でそんなコトも伝えてみた。

土地は広くないし、資金も多くないけど、とりあえず願望として。

設計士さんは、ガレージと組み合わせた「本棟造り」風な「家」を提案してくれた。ステキすぎる。

部屋の間取りなんかもボクたち家族の未来を想像して形にしてくれた。

想いを形にする職業ってスゴい。

この提案でボクはこの会社に、設計士さんに託すコトを決めた。

決して合理的ではない、でもボクが求める理想の「家」について、そこから数えられない位の話し合いを重ねた。

それから半年程経った本日、屋根が完成した。

屋根を施工してくれたのは、板金業を生業とした義理の父と兄である。
日差しがキツイ中、高所でテキパキと作業を進めてくれた二人には感謝だ。
そして仕上がりにも屋根の赤色にも大満足。
高所での作業がどれほど危険かってのは上がってみて実感できた。
屋根と同じ高さであるその場所は、足がすくむ程の怖さを感じる。
そんな高所で普段仕事をしているじいじ達の凄さを身を持って感じたコキータくんだった。

一流の職人さんたちの技術や想いが集まり、ボクたち家族の想いが形になった家は建てられていく。古くて新しい、どこか昭和感あって懐かしくみんぺーっぽい、そんな本棟造り(風)な家の完成が待ち遠しい。

この度、長野県東北部の千曲川流域が台風19号の接近により、氾濫した。

災害によりあっという間に形あるものが失われてしまう現実がある。

新たに形にしていくコト、形に出来るコトを当たり前と思わず、感謝の気持ちを忘れないようにしたい。

被災地の一日でも早い復興を、一長野県民として祈ります。

みんぺー、家を建てる〜嵐の後に〜

2019年10月13日 | 建て替え
最強台風19号の接近で心配された新築中の我が家の無事を確認。風雨はけっこう強かったけど、見た感じの被害は特になし。

ご心配おかけしました。

目の前の川も、水量、流れ共に大きな変化なし。そう、家の前には川が流れている。氾濫する訳ないと思っているけれど、大抵の人がそうだろう。

目の前の川が氾濫すると思って、そこに家を建てたり、そこで生活を続けたりはしない。

裏山や崖が崩れるなんて思わない。
次々と映される見覚えある県内各地の災害映像を見ているけれど、現実としてまだ受け止められずにいる。被災地には、ボクと同じ様なシチュエーションで家を建てていた方もきっといるだろう。

どんな想いで過ごしているかと思うと心穏やかではいられない。

だから何が出来るって訳ではないけれど、順調に工事が進んでいるコトを当たり前と思わず、感謝したいと思う。

スタッフの皆さん、今日もありがとうございます。

みんぺー、家を建てる〜嵐の前に〜

2019年10月12日 | 建て替え
倉庫の火事騒ぎは無傷で乗り越えた。

そもそもそういう起きる必要のないトラブルが、ネタ的に起きてしまうのがボクの人生、でも大トラブルはギリギリの所で回避してきた。

とりあえず新築工事は順調である。

何も起きなくて良いと思っている、本当に。
プロなので当たり前なのかもしれないけれど「上手に建てるなー」と感心する日々だ。

ボクだったら、あれ?この柱なんだっけ?まぁいっか、建ってるし。

そんな風になりかねない。

大工にならなくて良かった(笑)
ボクの仕事はなかなか形にならず、目に見えて変化していきにくい。

だからこそ、日々、着実に変化し、形になっていく建築という仕事が新鮮に感じる。

素直に感動し、携わる方々を尊敬できる。正直、技術的なコトはよく分からない。

でも、人として信頼出来る大工さんたちで、何の不安も不信もない。それが当たり前かもしれないけれど、ボクはそういう当たり前のコトに喜びを感じ、感謝できる施主でありたいと思う。

下請けとかじゃなくて、社長の想いや会社の方針を体現できる自社大工さんたちってのも大きいだろう。

引き続き、どうそよろしくお願いします。

さて、そんな中やってきたのが史上最強とも呼ばれる今回の台風19号。我が家を新築する年、来週末に上棟式を控えたこのタイミングで来なくても良いのに。山に囲まれていて台風の被害を受けにくい信州だから大丈夫だと信じているけれど。

強風で壁に貼られたシートが剥がれたり、足場が崩れたり、なんてコトは絶対にないはず。

大雨で家の横を流れる川が氾濫して床下浸水する、なんてコトは絶対にないはず。

ここまで組まれた家が風でどこかに飛ばされる、なんてコトは絶対にないはず。

あれ?まだ基礎工事の段階だったっけ?

…ないはず、いや、ないに決まってる(笑)

今回ばかりはネタとか不要なので、神さま、よろしくお願いします。今日、台風前に見に行ったら、玄関にドアがついていた。

ただいま、おかえり。

そんな玄関でのやりとりを、日々、当たり前に積み重ねられる家が、何事もなく完成しますように。