栂森鉄道管理事務所別室

栂森鉄道管理事務所の別室です。
模型の話を中心にいろいろと、でもたまーに、更新しています。

久々に初代で遊んでみる

2017年10月23日 02時09分57秒 | 模型

製作記事の連載が始まってひと区切り、今後のことも考えるために、久々に初代カバン線を引っ張り出してみました。

初代カバン線。今回の連載記事のみならず、栂鉄のすべての原点がこれ。

山の上を水平にカットし、天板で仕上げてしまうという暴挙に出たのはこれが初めて。
カバンに入れるのに山をどうしようと考えて、しかたなくひねくり出したのがこれでした。
まさかこれが私の標準工法になるとは、そのときは考えもしなかったです。
申し訳ないと思っていたのか、山肌と天板との境はえらく丁寧に仕上げてあったりします。まじめ。
ちなみに、これはカバンから出してすぐの状態なので木が生えていません。木は抜いた状態でカバン内の別スペースに押し込んであります。


詰所と倉庫、メーター式ガソリン計量器。
詰所はちょっとだけ中も作ってありますが懐中電灯でも当てない限り中は見えません&作りが中途半端で恥ずかしい。
中を想定できるようになるのは第2作の2段式以降。
倉庫のデカールはエコーモデルの油庫から流用。本家の油庫も作りましたが、手違いからそちらにはデカールが貼られていない。
計量器の赤が、レイアウト全体の差し色としてたいへん効果的。
どうしてもアースカラーだらけになりますから、こういうのはアクセントとしていいですね。

最近、自分でもどうなっていたか思い出せなかった背面は、実はこんなバラック建築(笑)
製法に悩んでいたことの証かな。

裏面です。
これも意外だったんですが、給電方法もちゃんと「ウエハラ式+」になっているし、丸いフェルト足までついてる。まじめ(笑)

木が生えるとこんな感じです。天板が少し目立たなくなる。

このレイアウトを作るもとになったホイットコムです。
ガーガー言うけどエンドレスを周回します。「このキットは走れるように組めたことでじゅうぶん素晴らしいよ。」と言ってくださった方がおられて、ものすごく気が楽になりました。
木立の中に押し込んでみましたが、ピント合ってません

はじめてなりに、いろいろと工夫の跡が見られます。

今後も初心を大切にしつつ…

 


「カバン線をつくろう」連載開始のご報告

2017年10月22日 20時26分43秒 | 模型
ずいぶんと長いことかかりましたが、今月から「とれいん」紙上をお借りしてレイアウト作りの連載が始まりました。



お声かけいただきました平野編集長をはじめ、とれいん編集部のみなさまに感謝申し上げ、今後の精進をお約束したいと思います。

さて…

とは言うものの、私に何ができるのか? という大問題があるわけで、そもそも工作力その他まだまだ修行が足りません。そんなわけで、お読みくださった方、ご感想ご意見をお寄せいただければ幸いです。よろしくお願い致します。

軽便祭報告 その5(最終回)

2017年10月19日 02時19分58秒 | 模型
今さら何をと言われそうでたいへん申し訳ないのですが、最後にひとつ。

今年もお忙しい中で出展されていた、シェフさんの作品。

ベースの形が長方形でなく、くの字型に折れ曲がった形をしています。
表現したいものに合わせて、ベースの形も変えていくというか、表現にしたがって必要になった形がこれなのだろうと拝察します。
風景は熟練の林鉄の情景で

この写真ではわかりにくいですが、ケーブルによる集材など、細かいところにもきちんとした心配り。発想に寄りかからずにきちんとお作りになっています。素晴らしい。

カバンに詰めこむ、というレイアウト作りをやっていると、どうしてもその「枠」から出られなくなりがちですが、いろいろな方法でそのマンネリを打ち破って、納得のいくものを作りたいと思います。

記事化進行中 脱力しつつ何となく次を考える今日この頃

2017年10月14日 17時40分22秒 | 模型
昨夜10時過ぎにとれいんからお電話がありました。ページ構成をPDF で送ったので確認を、というお話しでした。
たいへん申し訳なくも、リビングで寝落ちしてた私は、慌ててPC 起動、お送りいただいたページ内容は他の方のレイアウトなのかと見まがう素晴らしすぎる出来、11時半過ぎに焦って返信しましたら、午前0時過ぎに編集長様から確認のご返信をいただきました。大変なんですね。

その原稿ですが、予告通り今月発売号から載ります。細かい手順をなぞりながら、自分の作り方を自分で確認していくように書いています。ベテランの方には「何言ってんだ」と思われるかもしれませんが、小さなレイアウトの作り方のひとつの提案としてお読みいただけると幸いです。
また、初心の方には、記事をご参考にお作りいただければ、とりあえず栂森カバン線のレベルのものは作れるよう、ゆっくりゆっくり進めています。お読みになってご自分のアレンジでぜひお作り下さい。そんな作品が軽便祭に集まって来ましたらとても幸せだなと思います(*´∀`*)
また、お読みになってのご質問なども、編集部と相談していきたいと思います。

さて、モジュール片付けないとね、でやっと車から下ろしました。で、祭で撮った写真をつらつら眺めていて、気になったのが接続部です。

この接続部の処理を何とかしたい。

線路方向ナナメ上から見たら、ひょっとしてここ川があるっていう想定で橋作ってもいいかも、と思いました。接続線路をガーダーか何かにしておく 、そんな感じで狙ってみてもいいかもです。



軽便祭報告 その4

2017年10月07日 22時15分49秒 | 模型

軽便祭報告も4回目です。でも、場内を見て回れたのは20分間くらい。それだけしか見ていません。
それでも、こんなに語るところがある、私にとっては素晴らしいを通り越して、凄まじい催しでもあります。

前回ご紹介したOナローも、実はもっともっと見所があります。時間が短くて見ることができなかっただけで、それぞれの展示に込められたものは何時間かけて見て回っても飽きることがないでしょう。
そんなOナローの展示から、はまとんさんの新作レイアウト

写真が上手でなくて申し訳ないのですが、交換のできるエンドレス中心のレイアウト。やはり走らせる鉄道模型の王道はこれでしょうね。作者らしいたいへん丁寧なつくり。

さて、今回は前回のOナローの方向性とはまた違った何でもありのナロー天国、クリッターズクラブの展示から。
まずは今回の課題展示、「蒸気機関車以外のロッド駆動」を中心とした展示

Sナローを中心とした展示

Kさんのパイクは、その植生の豊かさにも質問が集中していました。

ナローゲージ鉄道模型には、いろいろな切り口があります。
車両から入るも、風景から入るも、はたまたギミックから入るもよし、
ジャンルもまたさまざま、鉱山系あり、森林系あり、味噌汁系あり、外国もの、日本物などなどありとあらゆる方向に広がりを持っています。
それらがみんな含まれるテーブル、それがNGJです。
NGJについては以前取り上げた記事をご覧くださいな。

http://blog.goo.ne.jp/godspeed-brs/d/20170826

次は、これも他所で話題の、みのるさんのレイアウト

簡易軌道のお立ち台も

まだまだ紹介し切れませんが、この辺で終わりたいと思います。