栂森鉄道管理事務所別室

栂森鉄道管理事務所の別室です。
模型の話を中心にいろいろと、でもたまーに、更新しています。

今回は吹奏楽ネタ 「第11回東日本学校吹奏楽大会」を個人的に振り返る

2011年10月12日 00時57分41秒 | 模型

吹奏楽ネタです(笑)

   10月8~9日、よこすか芸術劇場で行われた、東日本大会の運営に行ってきました。

座間市内の自宅から横芸まで約1時間半、6時半には家を出ます。前日まで中間試験で問題作りと採点でものすごくネムイです。

多少余裕を持って汐入駅に到着。でも何故か今日は京急の写真は撮っていません。なぜだろう?

かわりにこんなの

  護衛艦です。  世が世なればこんなの撮ってたらイロイロあるわけで・・・

ちなみにこれは汐入のスタバの前から撮りました。初めて知った汐入のスタバの場所。スタバの所在チェックは私的には結構重要なんですが・・・マフィンとドーナツ、トールサイズのコーヒーを買い、横芸の脇でいただきます。店内でのんびりしてるとミーティングに遅刻するので。

で、ミーティングも終わり、業務開始です。今回は場内係の予定が、行ってみたらステージ係でした(汗) 

よくおわかりにならない方のために、コンクールの係について。

コンクール運営の仕事は、本当に多岐に渡ります。

係は大まかに言って、3つの部門に分かれます。

裏方中の裏方である総務関係、演奏に関わる進行関係、お客様に関する会場関係。

総務に関する部署には、会の全体を取り仕切る実行委員長、会計、審査員からのジャッジをコンピュータで集計し、発表できる形にまとめる集計の係、救護の係(会場にもよる)、80人にも及ぶ役員の給食給水の担当までいます。

進行に関わる部署には、楽器運搬のトラックの誘導と積み卸しの指示(これはプロの警備会社に委託)、打楽器搬入場所の指示と整理、この会場は打楽器を巨大エレベーターで舞台裏まで上げるのでそのオペレートの係、楽器準備からチューニング本番片づけまで演奏者を誘導して廻る係、ステージで一団体ごとに椅子譜面台を並び替え打楽器出入りを補助するステージセッティングの係があります。団体名を読み上げる場内アナウンスは通常の大会であれば素人が担当しますが今回はプロのフリーアナウンサーさんが担当。さらに、急に不調になった楽器の修理のために、出演者ロビーには楽器メーカーの技術者が待機しています。

会場関係には、受付の係が出演者用と一般来客用の2種類、当日券(あれば)の発券係、場内の案内やドアの開閉に関わる係が20名近く、開場前や部門入れ替えの際のお客様の列を誘導する係、学校ごとの入れ替えの合間に会場内にプロジェクターで学校紹介やインフォメーションを流す係(これはデータも手作りです。データが仕上がったのは当日の朝4時だったとか)、別室の出演者昼食場所の管理係まで多くの役員が関わります。

それに加えて、補助役員としてお手伝いをいただく近隣の高校吹奏楽部の部員の皆さんが100名近く。それらが全てチームとなって一体的に動けたときに、初めてコンクールはスムーズに回り始めます。

で、今回拝命したのはステージ係。地元(県央地区)ではよく経験している部署ですが、ここは天下のよこすか芸術劇場、つとまるかどうか一抹の不安があります。ご迷惑をかけず役に立ちますように・・・

控え室に指定されていた楽屋に荷物を置き、さっそく舞台裏に上がります。楽屋は2階、舞台は3階ですが実際はそれ以上の高低差がありまして、ちょっと水飲みに行くのでも小走りに階段を上り下りしないと次の仕事に間に合わない距離です。

 舞台裏には、すでにステージ担当の補助役員である高校の生徒の皆さんが並んでいます。非常に優秀なメンバーでした。

 大型打楽器は、この大会ではレンタルできることになっています。レンタルはYamahaさんが担当。準備が進みます。

 横芸の客席。オペラハウスみたいです。5階席から舞台を見ると高低差でちょっとコワイです。

 今回の出場団体がもらえる盾など。ちょっとうらやましかったですが、うちのバンドも今年は東関東銀まで行ったのだから良しとします。

 開場準備中のステージはこんな感じ。一番目の団体に合わせて椅子・譜面台をセット。予備を舞台裏に用意します。舞台裏のミーティング机では、すでに2番目の学校のセッティングへの変更手順打ち合わせが進行中。

準備が整いますと、開会式までしばらく待機となります。楽屋に戻り、朝の飲み残しのコーヒーを飲み干し、そそくさと舞台へ戻ります。そんなこんなで、コンクールがスタート。

このあとステージで入れ替え業務。頑張りましたがほとんどは高校生がやってくれます(笑) 自分の仕事は退場時の交通整理と、高校生のセッティング進行を見つつサブチーフの先生から出される「入場可」のサインに合わせて次の学校にスムーズに入っていただくこと、舞台裏で突然降って湧くトラブルに対処すること。簡単なようですが結構キツイ仕事です。今回も細かくはいろいろありましたが、そこはそれ、各地区の代表ですからしっかりしています。(たまーに無理難題が持ち込まれることもなくはないですが・・・。)

で、あっという間に午前中終了。小学部門の表彰になります。表彰の手順を出演団体の皆さんに伝えるのもステージ係の仕事です。これはこの仕事をよくご存じのK先生がやって下さいます。その後、昼休みも慌ただしく交代で昼食を掻き込み・・・その隙を縫って朝のスタバに走ります。レシート見せると100円でもう一杯制度でgetして走って戻ると次の開始時刻。

午後の高校生も素晴らしい演奏・・・でも、何故かステージ待機時に鼻血を出してしまう人が多かったです。気にせず演奏できましたでしょうか? 心配です。役員をやっていてもっとも大切と考えられるのはやはり練習で培った実力が100%発揮できるか、そのための準備お手伝いその他をこちらがやってあげられたか、ですから。あとは譜面台につけるミュートホルダーを持参された学校があるんですが、ここの会館の譜面台にはつけにくい構造になっていて一苦労。補助役員たちの配慮で乗り切りました。ありがとうございます。

夕方6時、やっと終了して宿舎へ。今回は連チャンなので、連盟が用意してくれています。徒歩0分のメルキュールホテル。便利です(^_^)v  でもまだゆっくりは休めません。他地区の偉い方々を迎えてのレセプションに出なければいけません。慌ててシャワーを浴びます。

で、レセプションも無事終わり、倒れ込むように熟睡。

 ベッドでけえよ。ありがたいけど。

 

で、翌朝です。

 

ホテルの入り口。横芸の入り口はカギが掛かっています。

 ホテル19階のレストランで朝食。 これを3回くらいお代わりしました。食べ過ぎ(笑)

昨日と同じく表も裏も  準備が進んでいました。ちなみに中央の写真は舞台裏のミーティング机の様子、右はビデオ業者さんのブースの様子です。

お客さんもこの通り。一時は一階まで(このホールの入り口は4階)列が延びましたが、あまりひどい列ではなくて良かったです。ただ、難しいのはお年寄りがおいでになったとき。また階段を下りて並び直して下さいとは言いにくく、可能な場合はご家族の方に並んでいただき、お年寄りの方は入り口付近でお待ちいただく方が良いかと。

さて、今日はうちの生徒も見学に来ます。多少何かあったようですが無事到着、本番の演奏を鑑賞することができました。いろいろ勉強になったね。

ステージの業務は基本的に昨日と同じ。今日は昨日の反省を生かし鼻血対応のティッシュ箱まで用意しましたが、ありがたいことに出番なし(笑)  私は2日目でもう体が痛くて・・・(爆)  でも何とか頑張りました。みなさんのおかげです。

終わって出てくると6時を廻っています。近所の高校にお勤めのY先生と京急で横浜へ。若いY先生は私と同じ鉄道模型の趣味をお持ちで、帰りに横浜の某店に寄っていかれるとのこと。私は体調的にちょっと無理だったので残念ながら(行ったことのない店でちょっとは興味があったのですが)直帰しました。家に帰って風呂に入り、あっさりした夕飯を食べて(朝の食べ過ぎが結局夕方まで尾を引きました)早寝です。明日は8時から合奏だあ。

で、自分のようなわからんちんが2日間なんとかやってこれたのは、会場の地元である県南吹奏楽連盟の皆さんの素晴らしい働きとご教示のおかげです。特にステージ役員のH先生、K先生、C先生、ありがとうございました。そしてはつらつとした、でも落ち着いて行動できる補助役員の皆さんありがとうございました。 

で、えらく長文ですが、こんなことをしてるんだというわけで。

次はまた模型に戻る予定。


第7回軽便祭 出展の反省など

2011年10月12日 00時28分38秒 | 模型

自分のブースの模様を載っけます。

今回は目新しさが少なく、未完成品もあってまとまりを欠いた展示になったかな、と反省しています。

一応試行錯誤中なんで・・・

でも、そんなヘタレのところもお構いなく展示しつつ、お手軽ご都合主義軽便は進むのでした(←反省してないじゃん!)

 

で、ブース全景

右側がコンセプト①、「レイアウトは持ち運ぼう」の展示のつもりです。カバン線が3つ、ミニジオラマがひとつ。

こう見るとミニカバン線小さいですね・・・この中間の大きさのものがあってもいいなと思う今日この頃。

左側はコンセプト②「ユニスケール・デュアルゲージ展開の試み」でリトル・アメリカーナの作りかけ展示です。

お客様の興味の対象は、右と左で完全に別れてました。

カバン線に興味をお持ちの方は、リトルアメリカーナはパスの方が多かったです。

その逆もまた然り。

 

 カバン線についての会話

  「木はどうするんですか?」 抜きます(笑) (この写真のように、1本だけ抜いた状態にしておきました。)

  「カバン線を作るときはまずどこから作るのですか?」 カバンを買ってきます(爆)

  「ミニカバン線のカバンへの出し入れが気を遣いそうですが・・・」 気は遣いません。建物に強度を持たせています。

 といって建物を持ってひょいっと持ち上げると、うわっとかいってドン引きなさるお客様多数・・・あんまりデリケートに作るとお気軽に遊べないじゃないですか。プラ大量生産品のノリ

 

 リトル・アメリカーナについての会話

  「DCCにしてないの?」 えっ?・・・いや、よくわからないので・・・お金もありませんし、ハハハ(汗) 

                   この狭さでDCCにしてもしょうがないかと。

  「何Rくらいですか?」 うーん、幾つでしょう?作図してないので・・・今測りますね(ここでまたお客さんに引かれる)

                 はい、280R位ですね。本線。(ちなみにミニカバン線は約40R・・・)

 さすが未完成品、あまり弾まない会話・・・・

 

 

さて、栂森本人としては

これがやってみたかったこと。

手持ちのアメリカ風なカマを3台並べてみること。

標準軌の2台もだいぶ小型のカマなんですが、かなりの差が。

 

おまけ。

ミニジオラマ。タミヤのプラケースに組み込み。

ある人にお礼として作って差し上げたもので、今回はご本人からお借りしてきました。里帰り。

 

展示の際に、やはり補助資料や掲示があった方がコンセプトがわかりやすいですね。次回出られたら考えます。

 

 

 

 

 

 


第7回軽便祭、何とか無事に終了

2011年10月06日 20時15分04秒 | 模型

こちらの「別室」、あまりにも更新をサボっていたために気がついたら無くなってた、なんてこともありそうな今日この頃ですな。

 

で、前置きはいいとして、軽便祭においで下さいました皆様、どうもありがとうございました。

いろいろと忙しく、未完成のレイアウトを持ち込んだりしましたが(笑)

巨匠の方々やエキスパート揃いのクラブの皆様方の展示の前に、うちの展示はどうもカゲが薄かったらしく、あまり反響もなく終わったような次第でした。でも、「ものすごくない人の遊び方」がメインなので、それでもいいかなあと(笑)

で、ですね、

今年は昨年にも増してたいへんな混みようで、特に開場後1時間くらいは身動きすらままならないといった感じでした。そのため、せっかく会場にいながら、他の展示の様子はほとんど知りません。何せ同じ部屋の反対側にあったクリクラの展示すらよくわからなかったくらいですから。

そんなんでほとんど写真も撮っていません。その少ない中で、ちょっとだけ栂森的ツボのご紹介をさせてください。

まずはこれ。

どうです? 最高でしょ。

北九の兄貴ことナガウラさんの作品です。この落ち着いた色彩とその中にある豊かなニュアンス、シンプルかつオーソドックスな構成の中に軽便レイアウトの遊び方の数々をふんだんに盛り込んだ、スーパーベーシックとでも言うべき作品。裏側の橋のあたりもすごーく良いですよ。既製品も自作品も同じように程良くひとつの世界の中に溶け込んで、かつて日本のどこかには本当にこのような緑に囲まれた専用線があって地域に必要とされ愛されていたという物語が自然と広がっていきます。私はこれからナガウラさんのことを北九の兄貴ではなく、北九の巨匠と呼びたい今日この頃。

ONMCさんです。

同じ部屋で展開されておられましたが、Oナローなら走行関係は楽勝だろうと思いきや、モジュールにするといろいろ大変なんですね。グループをまとめられるご苦労を感じました。でもその甲斐あって、終日大盛況。で、今回このモジュールをご紹介したいのは、とにかく奇麗なんですよ。緑が。駅舎周りの雰囲気も素晴らしいです。小さな小さな客車に揺られてこんな駅に降りてみたい、そんな夢を感じる作品でした。ちなみに私は自分のレイアウト見ていて、自分でここ列車で通ってみたいってあまり考えたことないんですよね(爆) まだまだ作りたいものが作れてないってことか(汗)

 

KBMC、kondouraさんの駅モジュールです。ここの展示は一日中見物のお客さんでごった返していて混んでいて近づけませんでしたが、これだけは撮らないと。すごいなあ。線路の表情も、専用線の門なんかもいいですねえ。それにひきかえ俺はいったい何やってるんだろう?

 

最後に雀坊。さんのパイク。建物、配管がカッコイイのにすぐ目がいきますが、勿論それだけじゃないんですよ。B4という限られたスペースに円と側線という極めてシンプルかつ基本的な線路配置に、これだけのメリハリを構築され、なおかつ反対側は全く違った雰囲気を持ち込み、さらに、さまざまな「遊び」も忘れない雀坊。さん、さすがです。

 

というわけで、ありがとうございました。

自分の展示品、戦利?品その他については、また近いうちに。