栂森鉄道管理事務所別室

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鉄道模型レイアウト製作における防水工事の事例

2009年09月17日 00時57分58秒 | 模型
ナガウラさんからのリクエストにお答えして。

まず、水の素材(デブコン、クリスタルレジン等)を流し込む前の地面はこんな感じです。
栂鉄の方は白っぽい岩の感じで、水深は浅いイメージです。
深くするには色の工夫が要るでしょう。
小さい岩は固定していませんが、流し込み素材はもともとは接着剤なので、デブコン等が乾くと強烈に固定されます。
紅谷の方は土のイメージです。似てませんけど(汗)



で、流し込み中です。
栂鉄の方は、ガムテープを貼り回して壁を作っただけで流し込み始めたら、去年書いたようにガムテープの接着面を剥がしながら盛大に漏れ出して大事件を引き起こしました。家にあった角材端材クランプ万力総動員の防水壁作りで何とか留め置きました。
紅谷の方は、その教訓からまずガムテープを外から貼り(接着面は当然水の方を向く)、そのガムテープを外側から角材その他で押さえました。クランプは必需品です




完成状態です。
紅谷の方は発色剤(ダークグリーン)がだいぶ入っています。
栂鉄の方はほんの少しです。
写真のbの部分は表面張力が働いて地面との馴染みが悪かったところ
aは逆にガムテープ際が盛り上がってしまったところです。
矢印aのあたりの台枠が青いのはもともとの台枠の色で、水流しとは関係ないです。


あとは、外側に漏れるだけでなく、内側もこれ以上内側に染みこまないっていう部分を作っておいた方が良いと思います。
ちなみに栂鉄では、水面の内側の地面の中に木工用ボンドによる遮断地帯があります。
以上、ご参考までに。