栂森鉄道管理事務所別室

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カラーサンプルを作ってみる

2011年04月04日 00時23分53秒 | 模型

少々思うところあって、またアメリカ風の(あくまで「それっぽい」)建物を作り始めました。
モックアップで形はだいたい決まったので、使用する窓枠を決め(グラントラインの。ここらへんが安易)あとはノースイースタン製の下見板をザクザク切って組み上げ、窓枠をはめ込めば本体はいっちょあがり、なわけですが・・・

今回は作る前に、建物の色について考えてみました。
風化した物であれば、それなりの手はありますが、今回はわりとはっきりとした色を付けてみようかなと。
で、これが結構難しいんですね。現物を知らないだけに。

まあ、現物を知らないでイメージだけで勝手に作っているのが私の模型なので、そこらへんは別に構わないわけですが、できてから「うーん・・・・」とかなるのが嫌なので、さてどうしたものか。

参考になる物もあまりないのですが、まあ実物のアメリカを見るのがとりあえず一番。
アメリカ本体には行ったことがありませんが、出店?なら毎日出勤の途中で見てますので(爆)思い返してみるとみんなベージュかカーキかっていう建物ばっかりですね、あそこは。まあ、軍隊の基地だからそんなもんなんでしょうね。あ、教会とアメリカ風四阿(正式な名前を知らない)だけは白壁でしたね。

模型づくりの場合、模型を見た方が模型っぽくなるので(おい、何が言いたい?)、よく参考にしているのが実はコイツです。



ウォルサーズ・リファレンス・ブック2010年度版、要するにカタログなんですが、これ楽しいです。
事の始めは、さかつうギャラリーさんに、アメリカ物で必要なのがあれば、ウォルサーズのカタログに載っている物であれば入れることは可能です、とお教えいただいたのがきっかけです。
さっそくカタログを買い、見てみるとまあ、面白いこと。
あまりに面白すぎて結局まだなにも買っていないんですが(申し訳ありません)、ページをめくりながらへーこんな物も出てんだへー、などと好奇心のカタマリになるのも悪くありません。

すごいなあ、と思うのは、風景建物人形関係の充実ぶり。
車両関係が220ページなのに対して、風景関係ひっくるめて338ページもあります。
しかもこれは全てHOスケールのみ、1/87だけですよ。
日本でこんなカタログ作ったら、どんな割合になるんでしょうね。多分車両ばっかになるんだろうな。16番&HOスケールの場合特に。

話を戻します。建物の色の話です。

いろいろあるんですよ。うれしいくらいに。これが困ります。
壁の色&窓枠の色の順列組み合わせが始まると、もう混乱至極です。
建物を作ってみてからでないと、どんな色目が合うのかも分かりませんが、ある程度の想定はしたいですよね。

で、カラーサンプルを作ってみました。
下見板の端材に窓枠をはめ込む穴をあけただけのものを作って、そこに色を作って塗ってみました。
それがトップの写真のやつです。


ひでえ色だな、って思われたかもしれませんが、試行錯誤中なので、そう簡単には行きません。
ただ、何色か作っているうちに、結構面白くなってきました(笑)

窓枠の色も4つとも全て違います。
その組み合わせで、意外な発見がありますね。

色はターナーのアクリルガッシュで作っています。
色をくすませるのに使ってみたのがtototoさんご推奨の「ふしいろ」なんですが、これがなかなか良いようです。
写真で見ると結構派手で、実物を見るとやっぱり派手なんですが、実際に建物にしたときは当然スミ入れとかウェザリングをしますので、こんなものかな、と。
さて、どうしましょうかねえ。



って、長いなあ。
最後まで読んで下さった方がおられましたら、ありがとうございます。