栂森鉄道管理事務所別室

栂森鉄道管理事務所の別室です。
模型の話を中心にいろいろと、でもたまーに、更新しています。

鉄道模型とパラダイムシフト

2014年10月27日 02時57分54秒 | 模型

こんな本を買ってきました。

この夏、東京ビッグサイトで開催された、全国高等学校鉄道模型コンテスト2014の公式アルバムです。

テレビのバラエティー番組でも取り上げられる、一大イベントに成長したこの催し、以前はJAMの中で行われていましたね。
その後、いくつかのいきさつがあり、独立して開催することになったようです。

ページをめくって作品の数々を見ていくと、本当にいろいろな作品があります。いわゆる「正統」的な作品があるかと思えば、従来の鉄道模型とはかけ離れた発想と製作法を駆使した作品にも出会います。これらがあの大きな展示場の中で、100を超える数、展示されているというのはすごいことです。作品の内容に対して(あるいは、運営そのものについても)ご意見をお持ちの方も多々あるかと思います。だがしかしですよ、これだけ大きなムーブメント、潮流となっているというのは凄いことだと思います。

で、ここで私がふと思ったのは、「もしかしたらこれは鉄道模型のパラダイムシフトではないだろうか?」ということです。

このパラダイムシフト?については、私の仕事の件ともからめて、次回また書いていきたいと思います。

 (追記:写真を差し替えました。)


コッペルのこと

2014年10月23日 01時15分44秒 | 模型

こちらは雨が降って、急に寒くなりました。

「暑さ寒さも軽便祭まで。」という諺もありますが(←おい)、やはり今年も、順調に年末へ向かうようです。

祭が終わって、忙しい時期に突入しています。今年は奇跡的に祭の荷解きが済んでいますので、何かに手をつけようとすればできるのですが、土曜も日曜もろくにない状況なので、考えなしに下手に手を出したのでは良い結果は望めません。祭でいろいろな方とお話しする中で、今後は今まで作ってきたものと今回の駅モジュールなどについては少しずつ手を入れて細部を作り込むこと、同時に、これから地面工作に手を染めてみたいという方向けの作例も、段階を追って作りたいなと思っています。カバン線の新作も、実は3年越しのアイディアがあるのですが(カバンも入手済み・・・しかも2つもあるのはナゼ?)アイディア→プランと発展させる過程で熟成中(=停滞)です。これもなんとか進めたいなあ、あと5年くらいで。(←おいおい)

なかなかお題に到達しませんが、今日はコッペル。

井笠の1号機です。端正なスタイルですね。W工芸の完成品です。(キットからでは作れません、私は。)
ナローガレージさんの雨宮客車とつなげてみました。2台とも、私のいい加減なつくりのモジュールには精巧すぎる感じです(汗)
しかも私が仕上げようとすると変にくたびれた感じになってしまうので難しいです。
その割にロッド光りすぎでしょ、これでは。茶染め液でも塗ったろうか。あー。
って、黒染め液とか茶染め液とか、こういう組み上がり状態のロッド等の場合、外して漬けておく場合は問題ないとしても、この状態で筆等で液を塗った場合に、後々問題は起きないですかね。「筆でちょこちょこ塗ったくらいではろくな反応も起きず問題はない」なら良いんですが、そのまま変に化学変化が進行するとかないんでしょうか?

うーん、これじゃあ完全文系の理科オンチだな。でもどなたかご教授下さい。
塗装済み完成品のロッド、どうしてます? できれば分解しない方向で。

さて、コッペルはまだ無番です。
近いうちに然るべきストーリーと車番を与えてやらねばなりません。
また、素通しのキャブには機関士、ガラガラの客車にも乗客の姿がほしいものです。
さらに問題なのは、コイツは基本的にTOMIXのポイント通過が難しい件!(爆)

また専用運動場かよ!

 


モジュールの収納

2014年10月18日 20時33分16秒 | 模型

祭りに向けて、タタミ1畳をカバーするモジュールレイアウトをまがりなりにも作ってしまったので、当然ながら収納がキツくなります。

現在のところ、収納状況はこんな感じで。
モジュールは以前作ったNゲージレイアウト収納用の棚、先日までNの高架線エンドレスと16番のお座敷用エンドレスが組んであったところを占領して居座っています。
棚の天板には蛍光灯が仕込んであり、今は外してありますがアクリルの前板にカバーされているので、ちょっと電源を入れればエンドレスを周回する軽便列車が楽しめます。

上に載っているのは栂鉄本線レイアウト。その前のゴチャゴチャが祭り前がいかに修羅場だったかを物語って・・・っていうのではなく、年がら年中このような有様で、すぐ作れる、っていうより、これだけモノが出ていながら、肝心なものは埋もれてしまっていて見つからずという事態を繰り返して今日に至るです。ちなみにこの下には、製作途中で放置されている「リトル・アメリカーナ」が押し込まれています。アメリカの流れ、完全に遠のいているんですけど、どうしましょう?

で、このモジュールなんですが、駅と、左隣の納屋モジュール、奥の停留所以外はどうも気に入りません。改修か消滅か、今いろいろと考えているところです。

 

あっ、そうそう・・・・

これを入手しました!


懐かしいなあ。何十年ぶりでしょう?

当時は小学生でした。同じく愛読書だった青い本(小レイアウトと小型車両)よりも、お座敷運転と車両製作に重きを置いた編集になっていて、読んでいる私の方も、小さいレイアウトにタンクロコと客車がいいなあと思ったり、はたまた組み立て式レイアウトにストラクチャーを作って20m級の編成を走らせるか、なんて両極に振れていたのを思い出します。一途ではなかったんですね。昔も今も(爆)

電気配線の記事はたいへん詳しく、これを読んで、デュアルキャブコンとか必死で理解しようと努めたものです。そのくらいの勢いで勉強でもしていたら今頃は・・・変わってないか。
これに緑の本(レイアウト全書)、黄色(レイアウトモデリング)、朱色(レイアウトテクニック)の3部作、さらには「変わった車両30題」を加えて、幼い日の(って、当時の自分は全く幼いことの自覚がなかったように覚えていますが)模型観が養われていったわけです。

この6冊全て一度手放してしまい、また全て古本で入手し直しました。
見返しに記名がしてあるもの、スタンプがあるものなど、元の持ち主さんの印が刻まれているものもあります。

元の持ち主さん、どのような模型ライフをお過ごしだったのか、知りたいなと思いました。


夜景の撮影

2014年10月15日 01時09分46秒 | 模型

軽便祭で参加できなかった夜景撮影をやってみました。

駅舎の照明は明るすぎ、ホーム外灯は高さが高すぎです。修正できるかな・・・?
高校生の女の子は部活帰りの風情ですね。

こうなると車両にも明かりがほしくなるのですが・・・やはり禁断方向に手を出すか。


祭の反省 その3

2014年10月13日 07時17分43秒 | 模型

多分「その3」くらいになる自己反省。するだけだったらサルでもできる・・・ですが

今回は「仕上げ」の話です。

写真は、祭で展示した貫通寺駅モジュールの詰所部分。
祭り当日、途中まで出し忘れていたガソリン計量器が出ています。これがなかなか目を引くものです。
何十年も前に、これがないといけないといって自作されたエコーモデルの阿部さん、いかに確かな目をお持ちだったか。

枕木、ウマ、防火用砂(何か置き方がヘン)など、やはり「小物」の存在は大きい。ちゃんと考えて置くようにしよう(やっと反省が)。
また、このくらいの風景になると車両もこのくらいの仕上がりの方が似合いそうです。ただし、実物はこんなに汚くないと思います。整備されている方々の気配りで。だから、自分の作っているものは単なるイメージに過ぎない部分が大きいわけですね。
実際と模型、それぞれの作者がどの辺で折り合いをつけるかということも、作風に関わってくるのでしょうね。
もちろん、実物に忠実を目指すかイメージの再現を目指すかとは全く別の座標軸もあるわけで、単純に2極に分けられないのは承知していますけれども。さらにその座標軸の多様性を認めつつ(←ここ大切ですよ!)、自分は何を目指すのかということになるわけで。

おっと、変な方向に行ってました。戻します。

さてもうひとつ、大事なのは人形でしょう。詰所の前で溶接らしき作業をする小父さん。ボンベがありませんけど(糞爆)
祭での尾小屋プロジェクトを拝見していたときにも感じました。城東電軌さんの花坂モジュールの高校生カップル、Hさんの金平駅の子どもたち、いずれもいずれも晴れならずといふことぞなき、です(あれ?)
今回はそこら辺まで手が回らなかったのが大きな失敗でした。


というわけで、反省はダラダラと続く・・・仕事で言ってることと違うじゃん!