twitterで「割り箸、割り箸」と言っていましたら本物の割り箸かと誤解された方がいらっしゃいましたので、ここで所謂「割り箸キット」について。
今回衝動的に買ってしまいましたFinescaleのキットを開けて、中を見てみたいと思います。
(ちょっと思いついたんですけど、これ動画でやれば今っぽいかな。やりませんけどw)
まず、ハコはこちらです。
「ブランチライン・バケット コーリングステーション」、要するに「支線のバケツ式給炭所」ですね。このボロイ小屋の中に木造クレーンにぶら下がった大きなバケツがありまして、それでもって機関車に石炭を供給すると、そういうわけです。
では中を開けてみましょうか。
まずはこちら。
建物本体の基本のパーツはこれだけです。これで本当にできるのか不安になりますが。右上の白いのは波板です。その下の黒い紙は…何でしょう?屋根用かな?アスファルトシングル葺きの屋根を作る材料かと思いますが説明読めてないのでわかりません。右下の袋の中は石炭です。とか言って、材料折れてるんですけど! で、これはエコーモデル等の古いストラクチャーキットも同様ですが、袋の中で材料をまとめている輪ゴムが相当劣化してて、切れちゃってるくらいなら良いのですが癒着しちゃってるのも見受けられます。状況を整理出来たらまずは一度開封して輪ゴムを除去してやる必要があるかなと。
次、説明書ですが
巨大な英字新聞(笑)が2枚入っています。上の棒が比較用に置いてみた30cm定規なのでその威圧感がお分かりいただけるかと思います。外国人としては説明は最小限にとどめ、写真だけでほぼすべてわかるくらいが望ましいのですが、しばらくは電子手帳とお友達かと。
次行ってみましょう。
「どうぞあなたが始める前にこれを読んでください。」はい。読みます。たぶん。
ツートーンカラーの洒落た紙、ではありません。日焼けです。箱に入っていた(はずの)説明書きがここまで日に焼けているのはなぜ?
次、多分このアイテムが生命線。インストラクションカード。
たぶんこれが原寸。これがなぜ命綱なのかというと、アメリカのキットなんで部品の大きさ特に角材の太さが全てインチ表示なんですよ。何分の何インチ、とか言われてもそれが何ミリ角になるのか全く分かりませんのでこれは大切です。
またこれによると、まずフレーム状に柱と梁を組み上げてそれに壁板を貼ってパネル化し、それらを組み上げていけば建物本体ができる、という流れも見えます。まずは順番に従って作っていく流れかと。あ、でも私は作る前に材料は染めます。
インストラクションはまだ続く。アルミ波板をエッチング溶液で腐食させて作るサビ表現のやり方。エッチング液どっかにあったような気がする(捨てられないので)。
で、Finescaleのキットと言えば、これですよ!メタルパーツ。
ものすごく精密で美しい高品質のホワイトメタルパーツ。これだけでもキットを入手する価値があると言われているものです。クレーン本体からバケット、工具類から猫さんまでいます。すごい。黒いトゲトゲしたのはボルト頭表現用のパーツ。ランナーについてる丸いのも含めてグラントラインの製品にそっくりなんですけどどうなんでしょう?(どっちでもいいけど)。そういえばさっきの波板もアルミの材質といい大きさといいピッチといいキャンベルのにそっくりさんなんですけど、まあいいか。
というわけで、さあ、これが作れるのか?ということになるわけですが、年中ほぼ無休のブラック公務員としては着手はまだまだ先になるかと。自分の年齢を考えると、なるべく早く着手してしまうことが必要かなと。できれば今年中に。