栂森鉄道管理事務所別室

栂森鉄道管理事務所の別室です。
模型の話を中心にいろいろと、でもたまーに、更新しています。

【おわび】束石の作り方に誤りがありました

2019年10月24日 02時33分41秒 | 模型

束石の作り方に誤りがありました。詳しくは下図をご覧ください。

自分でも「あれ?」と何か違和感があったのですが、作成中にやり方を変える前のをそのまま載せちゃってました。大変申し訳ありません。木目は長手方向になる、が正解です。そうしないとそもそも①のバルサの棒が作れません。ただ、木目を長手方向に取ると②の整形段階でバキバキ壊れてしまいますので、新品のカッター刃など鋭利な刃物でサクッと切るように…変更したのでした実際に作ったとき。

 

以上おわびの巻でした。今後ともよしなに。


束石を作る

2019年10月23日 00時51分04秒 | 模型

ご指摘のありました束石です。
どうもかっこよくできませんでしたが、こんな方法で作ってみました。ただし、図と説明に一部誤りがあります。詳しくはおわびの投稿を参照してください。大変申し訳ありません🙇

コツ、といえそうなのは木目を上下方向に取っておくことで整形がしやすくなること、両面テープで固定してしまうこと、くらいでしょうか。ただ、バルサの小片を作るということになるのでよくバラバラになります。整形時およびテープから剥がすとき特に注意です。

仕上がりはパテの色のままのライトグレーです。
実物もコンクリの塊ですから、まあこんなものでしょう。
もう少しスッキリ作れるとよいと思うのですが、そこは私の腕の限界ですね。
今度やるときには、もっときちんと作りたいと思います。

 
チラッとしか写っていませんがこんな感じですね。ちょっとオーバースケールなので、雰囲気パーツっぽいですが。
(実は今回使ったのがこれを作ったときの余り。よくも持っていたものです。)


第15回軽便鉄道模型祭 駆け足で (後編)

2019年10月05日 20時43分58秒 | 模型

続きますw

Oナローモジュールクラブさん

水田すごいですね! 穴をあけて一本ずつ手植えした…というのは後でネットで調べて知った結果。
この時は写真を撮るのが精一杯で、実はガソを狙ってて手前にコッペルさんが写ってるの撮影時には気づいてもないw

礦林會さん

大きくてすごいですよね。この作りこみに要した時間は…
しかもこんなのどこに置いておくんでしょう? と、いらない心配をしたのは私だけ?

IMAGEさん


凄すぎて言葉もありません。家元の雪景色は見とれていたら写真を忘れました。

 


第15回軽便鉄道模型祭 駆け足で

2019年10月04日 21時36分25秒 | 模型

やっと週末になりました。今週きつかったなー。

で、駅舎を作ってるばかりで会場を見て回ったのは最後の30分間だけでした。
写真もほとんど撮ってませんが、見た範囲だけでもご紹介します。

On2の野村さんの展示。ご参加くださってなによりです。
凄腕スクラッチ車両のあれこれにしっかりとしたストラクチャー
背景の写真とのマッチングも良いですね。(私の写真が斜めだな)

みのるさん。旧作ですから・・・とご謙遜されておられましたが、、これをまた見たかったという方は多かったはず。かく言う私がその一人です。簡易軌道

霜内石灰

お隣の桐蔭学園の展示は、いろいろとご指摘の方もあったでしょうが新鮮で素晴らしい。
最後の最後にこのイメージスケッチが出てきましたがこれは最初から出してほしかった。絵めっちゃ上手。

つづく・・・かもしれませんw


第15回軽便祭ご来場お礼

2019年10月02日 00時19分51秒 | 模型

みなさまのおかげを持ちまして、今年も軽便祭に参加して参りました。
いつもいつもご尽力くださる運営のみなさま、また、過去最高800人超の参観のみなさま、ありがとうございました。

で、今回は、種種雑多な理由でエントリーはしたもののまとまった作品を作れる状況になく、旧作を並べてカバン線談義でも致しましょうと思っていたのですが、「その場で作ればいいじゃん」というお声かけがあり、すぐ人に影響される栂森としてはすぐその気になって、簡単なモノと言えば運転板あたりかな、その場で運転板作って猫屋線でもじゃんじゃん走らせれば初心の方への普及にもなるし…とか思っていたわけですよ。

そうしたらUさんより「建物の方が…」という一言。あー、そっちの方が需要があるのか。ならば以前から使ってるTwitterのアカウントで投票でもしてみましょうかね、とかいってアンケート始めたのがそもそもの間違いのはじまり。選択肢も「まともに判断できる人は選ばんでしょ」なんて気軽に入れてみた駅舎がまさかの高得票!

駅舎かよ!

わー、まじかー、やっちまったよー、って思ったのも後の祭り。
こんなアンケートした方が悪いので、腹を括って駅舎を作ることにしたのでした。

駅舎製作のコンセプトは、アドバイスにも従いつつ「広く入手可能なエコーモデルの材料を使って、汎用性のあるストラクチャーを作る」に決めました。

さて、いくら何でも準備なしでいきなり作り始めてもダメにきまってますから、それなりの仕込みは必要です。
最低限、デザインと各部の寸法の決定、部品の確保まではやっておかないと生きては帰れません。
しかし、軽便祭の1週間前は本職の方で吹奏楽部の東関東大会、そのまた1週間前は体育祭、その2つの間にホール練習兼演奏発表会が挟まるという地獄の展開。毎晩寝落ちを繰り返しながら(実話)、なんとか仕込みを開始。

(1)まずはストック品の中から窓枠を確保。これがないと1日では作れません。
エコーモデルのレーザーカット窓枠。裏にスプレー糊を吹いて、TAMIYAの透明プラ板に貼り付けます。
色は事前に染みこませるようにして着けておきます。


(2)製作に失敗して解体した旧作から取り外した窓類も再利用。簡単な設計図を引き、載せてみて様子を見ます。


(3)モックアップづくり。慣れていらっしゃる方は大丈夫なんでしょうが、図面だけではわからないものです。立体にして漢字を見ます。


(4)猫屋線置いてみました。まあこんなものでしょう。このあと図面をチェックし、必要な部品をそろえて、ここまでが軽便祭前日までの仕込みです。


(5)さて、軽便祭当日になりました。開会の11:00を期してまずはS窓や扉を必要なパーツごとに枠にまとめる作業(写真上に写ってる状態)をまずやってしまい、その後STウッドを貼り付けるための台紙から建物の4面の壁を切り出し、大きさをチェックした上で扉や窓の部分を切り抜きます。


(6)ひととおり切り出し完了。出入り口の枠以外は接着してしまいます。


(7)STウッドの下見板材料を貼っていきます。左右、それから出入り口の枠のところは、はみ出したままにしておいてあとで切りそろえます。接着剤はTAMIYAのクラフトボンド1択。もうこれ以外には考えられません。

(8)STウッドの下見板を貼り終わった状態。時刻はこの段階ですでに14:44!
壁の上の部分(貼ってないところ)は白壁の表現のため、壁のような風合いの紙を貼ります。その紙は、和紙のような和紙でないような…とにかく画材屋の紙売り場で物色しストックしておいたもの。暇なときにいろいろ見ておくと良いものが見つかります。


(9)裏面に3mm檜角材でのりしろも兼ねた補強をし、ゼリー状タイプの木工瞬着で組み立て。
以前の写真には写っていませんが、仕切り壁を作って組み込んでいます。これで15:12。


(10)屋根を載せます。写真には写りませんがボール紙をへの字に折った下屋根を貼り、その上にエコーモデルの日本瓦をカットして載せます。


(11)破風のところに通風口(これもエコーのホワイトメタル製パーツを茶染め液で着色しておいたもの)を貼り、破風板を取り付け、ホーム側の差し掛けになるところには枠を固定しておきます。この時点でもう16:00過ぎ!


(12)差し掛けになる側の支えの柱をつけます。下の基礎になる石はあらかじめバルサを整形して灰色のパテで固めておいたもの。柱の長さは現物合わせで、コツコツとチェックしつつ作ります。きつい。


(13)17:12、棟瓦と鬼瓦をつけ、差し掛け柱に方杖をつけて一応完成!
あとは屋根を塗ってから雨樋をつけ、駅名看板や待合室・事務室の小物類などを設置してウェザリングすれば軽便の小駅としてはいい感じじゃないでしょうか。

というのが顛末です。
今回はせっかく当ブースにおいでくださってもゆっくりお話もできず、たいへん申し訳ございませんでした。
でも、こんな感じで建物は作れるんだよ、という実演でありました。ご参考になれば幸いです。

で、残り30分ほどになってからやっと見て回りましたので、ほとんど何も見られませんでしたが、それでも駆け足で見るだけは見てきましたので、そこら辺のささやかなお話はまた近いうちに。