栂森鉄道管理事務所別室

栂森鉄道管理事務所の別室です。
模型の話を中心にいろいろと、でもたまーに、更新しています。

地元の鉄道?遺構

2009年10月27日 20時36分36秒 | 模型
以前から、職場の近所に「トロッコ用とおぼしきレールが土留めに使われている所がある」と聞いていたのですが、たまたま近くを通りかかったので確認してみました。
元ネタは地域研究家?の通称「まめこぞう」さん、この地域では有名な・・・方です。どんな方かはよく知っている(実は高校の先輩だったりする)のですが、実態をバラすとコワイ?ので、それについては秘密でお願いします。

で、場所は消防団の倉庫近くの道路脇です。
写真右側にガードレールがありますが、レールが使われているのは、その下の穴のようになっているところです。



その穴、というより排水溝ですが、そこを上から覗いてみましたら、ああ、ありました。



排水溝を真上から撮影した写真です。ちょっとわかりにくいですが、矢印の先に2本、垂直に埋め込んであります。



太さを割り出そうと思って撮った写真です。
私の左手がレールと同位置にあります。わりと細めのレール、何kg位かはわかりませんが。

この位置から東の方角には、JR相模線の線路があります。
西に行くと、相模川の河川敷です。
相模川はかつて砂利取りのメッカで、旧国鉄の相模線も私鉄の相模鉄道線も、その砂利運搬が主目的だったという話しを聞いたことがあります。
(ちなみにもとは同じ会社で、両方とも私鉄だったわけですね。のちに相模線だけ国有になってしまいましたが、残った方が今は収益が良いわけで。)

で、このレールの話しに戻りますが、そのJR、旧国鉄の入谷駅あたりからこのレール発見位置を通って、砂利取りトロッコ線が延びていたらしいです(市民会館の企画展示で確認)。
動力があったのか、手押しだったのか、また、全体の経路や沿線風景など、地元民としては興味の尽きないところでありますよ。


第5回軽便鉄道模型祭 Nさんの作品

2009年10月06日 23時41分20秒 | 模型
大先輩、奥摩耶鉄道のNさんが車両を持って遠く神戸からおいで下さいました。
昨年の模型祭で初めてお会いして、鉄道名についてお話しをさせていただきました。今回は、摩耶鉄の車両が登場です。
せっかくご登場いただきましたのに、栂鉄本線のポイントが一箇所不調で、奥摩耶鉄道所属車両の本来の持ち味である「シルキーラン」を堪能していただくことが出来ず、全くもって申し訳ありませんでした。次の機会に向けて、再度調整をしておきたいと思います。

ではご登場車両の紹介です。



テンダー機 J社PUをモーター換装その他のチューンナップを施したもの。
ボイラーとシリンダー周りが緑で、しかも落ち着いた仕上がり。重厚な走りです。




テンダー機と、後ろに集電用トレーラーを従えた協三製蒸気機関車。東洋活性白土かな? これも黒一色じゃないのに非常に落ち着いた好ましいトーンの仕上げです。




かわりましてこちらは「誰でもパイク」に憩うパーシーアルモデル改。オリジナルのバランスがイマイチなフロントビームを短縮、煙室扉はクリートの並んだアメリカンタイプに交換、鉄連煙突。で、英国風な赤色。一見パーシーアル改だと思えない部分まで感じます。




それから今回はこれがすごかったです。フェルトバーン。
間に平ギヤを噛まして減速比を大きく取った小型ロコです。
これがまたよく走る。栂鉄の線路状態ものともせず、ゆっくりと確実な走りです。

やはり鉄道模型はまずきれいな走り、そして美しい仕上げ、それから自分だけの鉄道が持つ個性、それらが大切なんだなあと改めて感じました。
Nさん、今回はありがとうございました。