栂森鉄道管理事務所別室

栂森鉄道管理事務所の別室です。
模型の話を中心にいろいろと、でもたまーに、更新しています。

誰にでも作れるB4パイクの製作 建物ひとつでお手軽パイクを作ろう! ~その8~

2012年10月31日 00時55分30秒 | 模型

その他には、今回は追加として、玄関の点灯化をやってみました。
使用したのは、さかつうギャラリーで購入した極小のLEDです。このように大変小さいLEDが配線済み・コネクタ付きという便利なものです。

下の写真は点灯化回路ボックス(白箱・8灯用)と電池ボックス(単3電池3本用で)、これらを使います。
1灯しかないのに設備が大げさですが、たまたま手持ちがこれでしたので使用しました。
現在であれば、LED1~2灯に対応したもっとシンプルな電源部が入手可能です。

電灯の笠はグラントライン製のプラパーツを使いましたが、リード線の両端にLEDとコネクタが付いてしまっているため、傘を一箇所切り開きリード線を通してからパテで埋め成形しました。それを小屋に設置します。

台枠の厚みがないので、点灯化ユニットを台枠内に収めることができなかったのが今後の課題ですが、やはり明かりが点くのはいいですね。現在ではいろいろな製品が発売されていますので、電気に弱い私のようなものでも十分に扱えます。完成後の効果も高いので、ぜひチャレンジされることをお勧めします。


誰にでも作れるB4パイクの製作 建物ひとつでお手軽パイクを作ろう! ~その7~

2012年10月27日 01時15分15秒 | 模型

今日は、ターフをまいた地面の上に、アクセサリー関係を配置していきます。

レイアウトにおけるアクセサリー類の効果はとても大きいものです。
日頃の模型屋さん通いの際に、車両だけでなく、気に入ったレイアウトアクセサリー類をひとつ、またひとつと買っておくと良いですよ。
それらがたまって、ひとつレイアウトも作ってみるか、となれば言うことなしです。

写真をご覧下さい。右上の角はジャンク類を置いて、サビ色でウェザリングしてみました。
ジャンクはウッドランドの着色済みホワイトメタル製品に、76分の1プラモデルのジープの車体とバイク(ハーレーだと思います)を混ぜて置いてみました。スケールの違いはあまり気になりません。サビはTAMIYAのウェザリングマスターとブラグドンのウェザリング用の粉を使いましたがパステルでもいいでしょう。
なお、黄色く見えるのはミニネイチャーの花です。ミニネイチャーは小屋のまわりの雑草にも使っています。ミニネイチャーは使いすぎると画一的な表現になってしまうのと、かなり高価な材料なので、ポイントを絞って他の材料とうまく混ぜて使うのが良さそうです。

また、小屋の玄関前には下の写真にあるようにテラスを設けてみました。これは1.5mm角材の枠に幅4mmほどの薄板を並べて作りました。着色はステインを溶剤でごく薄く溶いてしみ込ませ、TAMIYAウェザリングマスターのライトサンドでウェザリングしました。人物が2人、チェッカーの勝負中です。

車なども配置してみましょう。感じがぐっと変わります。自動車は効果の高いアクセサリーの例ですね。

余談ですが、最近、「模型屋さん通い」ができるような身近な模型店がほとんどなくなってしまいましたね。
自分の子供の頃はちょっとしたデパートには必ず鉄道模型売り場があり、また、現在でも週1くらいで営業されていますが相模原のトンネルモケイさんが近くてよくお邪魔したものでした。小田急電車で足を伸ばすと豪徳寺のホクトモデルさん、そんなところが子ども時代の思い出です。最近はニコタマのいさみやさんに時々、そしてやっぱり自分にとって模型店の理想像は板橋のエコーモデルさん。もうちょっと近いと良いんですけどねー。

では今日はこのへんで。


誰にでも作れるB4パイクの製作 建物ひとつでお手軽パイクを作ろう! ~その6~

2012年10月23日 22時38分15秒 | 模型

こんばんは。栂森です。
先に進む前に、ターフまきについて、少々追記します。

ターフを効率よくまくために、こんな道具を使ってみました。

「栂森息子、レイアウトを作る」でもご紹介しましたが、調味料入れです。
近所の100円ショップで買いました。
黄色いキャップ部分を回すことによって、少量でもたくさんでもまく量を加減できます。
支出が少ない割に、なかなか便利でした。皆さんもお試しになりませんか。

では次に進みます。

さあ、ターフが乾いたら、あとは一気に楽しく仕上げましょう。
建物と樹木を固定し、アクセサリー類を配置します。まず建物を位置決めして接着します。
次に木の固定です。

この写真では、木はまだ台座が付いていますが、台座ははずして、地面に穴を開け(大きすぎないように!)ゴム系接着剤で固定します。接着剤がはみ出してしまったら、ターフなどで隠します。

でな今日はこのへんで。


誰にでも作れるB4パイクの製作 建物ひとつでお手軽パイクを作ろう! ~その5~

2012年10月21日 03時08分47秒 | 模型

着色のお話、ご理解いただけましたでしょうか? 
では後半戦です。

地面を緑化します。丈の長い草ではなく、踏みつけてしまうくらいの短い雑草がまばらに生えている状態を狙います。
着色した地面の上にパウダー(NゲージのKATOが扱っている「ターフ」が使いやすい)を撒きます。まず線路に付いてしまうのを防ぐため、線路をマスキングします。次に全体を中性洗剤をほんの少し垂らした水を霧吹きでかけて濡らします。そこへパウダー(ターフ)を撒いていきます。

写真は、KATOから発売になっているターフ(ウッドランドシーニックスの製品ですかね)をまいた状態。

「土色ブレンド」という地面色に近いものと緑色のものがありますので、まず「土色」の方をまいて下作りをし、その上に、緑をまいていきます。
特に草がたくさん生えているところ(ここでは左上の方)には多めに、建物の前の広場?の部分は少なめにして、地面の使用状況によってメリハリをつけます。道や駐車場など土が露出しているところにはなるべく撒かないようにする方が良いでしょう。撒いたら、水分が乾かないうちに、同じように中性洗剤を垂らした木工ボンドの薄め液をスプレーして固着させます。

※ターフ撒きはは、ボンドがうまく浸透せず、ダマになってしまうことがあります。
 別の方法としては、まずボンド薄め液を筆や刷毛で地面に塗り、そこへターフを振りかけ、パイクをひっくり返して余分を落とす、という手があります。ダマにはならずに済みますが、ターフが乗らなかった部分は接着剤が乾くと微妙にテカります。試行錯誤して、自分のやりやすい方法を見つけてください。

今日は、ターフまきのお話でした。ではまた。


誰にでも作れるB4パイクの製作 番外編 地面の着色について

2012年10月17日 02時17分24秒 | 模型

地面の着色についてはご質問が多いので補足をします。

ここにご紹介するのは、2008年秋から冬にかけて、特別な事情があって製作したHOナロー「紅谷鉱業」レイアウトです。
サイズはおおむね900×600位です。

このレイアウトの地面は、TOMIXのシーナリープラスターを使っています。
着色の過程を示します。

まずプラスター終了時。(通称「雪景色」)

次に、アクリル絵の具での着色の状態。
山の上の方と、左端の四角い部分(池の底です)はやや色が濃いですが、全体的に「こんなんでいいのかな?」と思ってしまうくらい薄い着色しかしていないことがおわかりかと思います。

完成状態。
ターフ(地面にうっすらと草が生えている状態を表現するための極小粒のスポンジパウダー)を撒いて草を生やし、仕上げをすると、地面の着色は、あの程度の濃さで十分なことが分かります。

今日は番外編でした。

それにしても、自分のような修行中の身が偉そうに語っていていいのか悩みますね(汗)
ではまた。