手持ち本が無くなったので事務所で借りた山本周五郎の短編集を読んだ。
名前は当然知っていたが読んだことが無い、「えっ? これっていつ頃に書かれた本?」と思ってネットで調べたら明治生まれの作家、はぁ~、やっぱり。
長く本を読んでいるが、作家の年齢によって小説に書かれている時代背景が大きく違うように思うので、昔の作家の本は読まない、嫌いである。なぜって、女は家庭を守り亭主に従うべし、が根本にあるから。
小学生の頃から純文学と言われるような本を読んでいたので、もしかして読んだことがあるかもしれないが、60年前と現在では受け取り方が大きく違うので違和感など無縁だったと思う。昔の教科書にぴったりの内容。
自分より年下の男性作家にカルチャーショックを受けることがしばしばあり、私はそこから女性解放の意味を知ったくらい。明治大正生まれの作家に洗脳されていたのかも知れない。