二人で住み始めて2年、これで何作目かは忘れたけど遂に二人の具体的関係が文章になった、ような、、、、
お互いに尊敬し合っているな、とは思っていたが。そら一緒に住むってことはそうなんだろうけど、そんな描写は一切無かった。共同研究してるんかいな、て感じで。
舞台は今から200年以上も未来、ヒトはリアルからバーチャルで生きるようになっている。なぜなら圧倒的に「コスパが良い」から、て言葉にちょっと衝撃、だってホントそうだもの。
食糧危機は回避され戦争による死もない、第一に死なない、怪我しても病気になっても人工細胞または人工臓器に入れ替えられる、見かけは変わらないが強化もされていて、いつでも戦闘だってできる、、、、
当然のように、と言うか「子孫を残す」必要が無くなったからか、子供が生まれなくなった。
バーチャルの世界にはあらゆる娯楽が可能なんだろう、棺桶のようなカプセルに入り、バーチャルの世界で遊ぶ、人と付き合う、どんな姿形にもなれる、きっとどんな職業にでも。
主人公のカップルは、男性は研究者、女性は情報局員、だった、かなり年の離れた組み合わせと思われる。
それが今作で実は夫婦としての意識で生きていると表現されて、なんと子供まだ出来た、だとぉ?
子供は受精したら安全のためにすぐ取り出して育てられるらしい、細胞から。
リアルでの人体を完全に手放してバーチャルへ移行する人も増加してきた。脳細胞だって単なる細胞間のデータ通信?だからリアルでなくてもデータさえあればどこでも生きられる。きっと男も女も大人も子供も無い世界、、、
あぁ真賀田四季はそんな世界を望んでいたのか、全て彼女が、今から何十年も前に思考し実践に移した。
まだビルゲイツが脚光を浴び始めた頃だったかな、始めて遭ったのは小説の中、、、、
