読書の醍醐味の一つとして、作中人物に魅せられることがある。
昔から大好きなのが森博嗣ワールドの登場人物、出てくる人物は全てと言っても良いほど魅力的な人ばかり、その中でも犀川先生が大好き、惚れている!と言っても過言ではない。
そんな本に出会うとしばらくはその人物が頭の中に居残る、なんてステキな人、とウットリ感が持続する。森先生の本に限って言えること、3回再読してもまた読みたくなる、登場人物に会いたくなる、てことだ、と思う。
最近読んだ本の中では、海堂尊の本の中で出会ったドクター、仕事がバリバリできてオンナにのめり込まない、ステキ、あぁこんな人に出会いたい、、、、。どうも私は女性に冷たい男性が好きみたい。
登場人物が魅力的かどうかで物語の面白さは大きく左右される、と思うのに、最近本屋大賞かなんかに選ばれたものを読んでガックリきた。
主人公、若くて美人らしい、がまったく魅力的でない、こんなオンナを主人公にするなーー、と叫びたかったし、内容もお粗末やし、なんで大賞に選ばれてんっ、イマダニ腹立たしいのに映画化されるらしい、なんでや。