一頁目から「なんか読んだような、、、」と思いながら読みだした。進むにつれてますますその感が強くなるが、どんなストーリーだったか思い出せない。
長編なので年末から読み始めたがずっと頭の中に居座ってもやもやしていた。
中盤にさしかかりやっと「やっぱり読んだな」と思い至ったが、まだどんな筋だったか、どんなラストだったか思い出せない、、、、
こんなことはよくあることで、ラストまで思い出せない本だって . . . 本文を読む
いつも読書は図書館利用、ネットで予約するが賞を取った作品などは数百人待ちはザラである。
カズオ・イシグロもノーベル賞受賞を知ってすぐに予約した。
やっと届いた「わたしを離さないで」を読んだ、素晴らしい文章、訳者もスゴイんだな、きっと。
ストーリーは勿論だけど全てが良かった。毎年受賞が期待されている村上春樹より良い、さすが、と思ってしまったけど、作風は似ているような。
&nb . . . 本文を読む
「χ(カイ)の悲劇」、Gシリーズの10作目?
最近Wシリーズ2冊を読んで「森博嗣、みんなをどこへ連れて行くんだーー!」と叫んでしまったほど森ワールドに引っ張り込まれた。
それを読んでのこの「χの悲劇」、ほんと森先生、年表作らないといけないじゃないですか。
早速ネットでネタバレ、自分の解釈とどれだけ合っているか、を確認しにいった。アップされたものを読むとみんな驚いている、確かに . . . 本文を読む
臥せっていた期間、ひたすら本を読んでいた。
図書館も行かなかったので借りていた本が尽き、また森博嗣を再読し始める。
再読も4度目になるとストーリーは予測できるが、森さんの本は登場人物のお喋りが面白くて楽しい、そして人がいっぱい殺されるのに読後感が心地良い、なぜだ。
シリーズものは全部で10以上あり、それぞれ10冊は刊行されているし、シリーズ以外の本もたくさんあるし、てことは1 . . . 本文を読む
森博嗣原作のテレビドラマを見た。
森作品大好き、だから見てガックリ。
もちろん原作とテレビドラマは違う、とは理解しているけど、森博嗣作品に出てくる男性のイメージが違うのは許せない。シリーズを通して原作のメーンキャラとなっている男性達は本当に素敵なんだから、私の理想の男性なんだから。
今日のその男性の一人である登場人物はイメージと大きくかけ離れていた。
他の原作登場人物のキャ . . . 本文を読む
数年前に映画化されたのを覚えている、その「数式」て言葉が記憶に残っていた。
古本屋で目に付いたので買って読んだが、久しぶりにまた泣いてしまった。
交通事故で脳に損傷を負い、記憶が80分しか残らない老数学者のおはなし。事故を起こした時までの記憶は残っているが、その日以降の記憶は80分経つと消え去る。だから毎朝起きると記憶がリセットされている。
そんな状況は想像も出来ない。
純 . . . 本文を読む
新聞の「悩みの相談室」とかありますよね、たまに読みますが、たいていは「なんやねん、こんな答え、、、」と思ってしまう自分がいます。
でもでも唯一「うんうん」と深く頷いてしまうのが小池龍之介さんのアンサー。いつも頷いた後に深く自省させられる。
先日はこんなんだった。50台男性からの相談。「昔の彼女に会いたいと思ってしまう、彼女となら別の人生を歩めたかもしれない、と」 . . . 本文を読む
読書の醍醐味の一つとして、作中人物に魅せられることがある。
昔から大好きなのが森博嗣ワールドの登場人物、出てくる人物は全てと言っても良いほど魅力的な人ばかり、その中でも犀川先生が大好き、惚れている!と言っても過言ではない。
そんな本に出会うとしばらくはその人物が頭の中に居残る、なんてステキな人、とウットリ感が持続する。森先生の本に限って言えること、3回再読してもまた読みたくなる . . . 本文を読む
職場の付き合いでエッセイ講座を受けることになった。子供の頃から文章を書くことに興味があったし、だからこうしてブログを書いているんだけど、でももっと上手な文章を書きたいといつも思っているので、良いチャンスを与えられたのかも知れない。
憧れているのは「森博嗣」先生、恐れ多いが彼が書くような文章、真面目な文体にユーモアが垣間見える、そんなエッセイが書きたい。
昔読んだ遠藤周作さんのエッセイの中に「ダ . . . 本文を読む
面白い本に出会うと本当に嬉しい。最近読んだ森先生の「喜嶋先生の静かな生活」、面白くていつもなら徹夜して読むところを翌日へ持ち越し、早く続きを読みたくて仕方がなかったけど、ラストは寂しくて悲しかった。先生の本はとてもシンプルに読み易く書いてあるが奥が深い、また「もっと読みたい願望」が湧いてきた。やはり読書が私の一番の趣味かなぁ、楽しいし、面白いし、ドキドキするし、イヤなことも忘れられるし。誰かが本を . . . 本文を読む