ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

Michael Clayton

2008-04-16 | 映画
「フィクサー」です。
ジョージ・クルーニーです。
しかし!!
黒いスーツでNYの街を歩いていても誰も振り向きません。
「(姉曰く)世界一ゴージャスなJ・クルーニー」を期待してはいけません。
パッとしない、人生に疲れた、地味な男です、マイケル・クライトンは。
私はそこが面白かったけど。
いつものニヤけたところもなく(笑)
顔を傾けるわけでもなく(笑)
どこにでもいそうな疲れた中年。
仕事だっていったい何をしてるのかよくわかりません。
弁護士事務所に勤めてるってことはわかるんですけどね。
そんな主人公でも、この映画はすこぶる面白かったです。
ダークなテンションが最後まで途切れなかったし、
アカデミー賞にノミネートされた3人の芝居を見るだけでも見る価値あります。
私だったらジョージ・クルーニーにあげちゃいます。
ダニエル・デイ・ルイスもさぞかし上手でしょうがもうもらってるし、
普通の男をリアルに演じる方が難しいと思うんだけどね。

マイケル・クライトンには息子がひとりいます。
10歳くらいかなあ。
この子が良かった。
大人顔負けの台詞回しにも驚いた。
ちょっとしか出てこないんだけど、
父と息子のシーンは強烈に印象に残ります。
おすすめ。

ところで、こんなの作ってみました。
小さなモチーフを方眼編みでつなぎました。
レースのパッチワーク。