ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

JUNO

2008-06-19 | 映画
今年のアカデミー賞で最優秀脚本賞をとった映画ってどんな?
という興味で見に行きました。
結論から言うと、この脚本が「フィクサー」に勝るなんてとても思えないし、
比較することすら私には出来ません。
まあ、アカデミー賞なんて、
なんのあてにもならないとわかりきっていることですが。

16歳の高校生が妊娠。
そこで巻き起こる騒動をあっけらかんと描いた映画。
あまりにもあっけらかんでぽか~んとするしかありません。
ただ、主役のJUNOという女の子が、
あまりにも毅然として堂々としていてあっけらかんとしていて、
スーパーヒーローにも勝る強烈な個性で、
かなりのインパクトだったのは確かに。
あんなに堂々としていられたら、
親も友達も学校も何も云うことができない。
恐れ入りましたとひれ伏すしかない。
そういう意味では、映画でしかあり得ない、
スーパーヒーロー物と基本的には同じ。
それを16歳の女子高生にした点がちょっとユニークで、
面白くて受けたのかも。
「ハートに響く、人間ドラマの傑作」なんて宣伝してるけど、
そういう映画ではないと私は思います。
自分の娘がこんなだったら、私は震えます(笑)
お気に入りのジェニファー・ガーナーだけが、
妙にリアリティがあってちょっと切なかった。