岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

再生、飛躍、「政策維新」
生活を支え、生命を守る政治を実現する。

党のことを

2010年05月14日 00時20分02秒 | 民主党
民主党は逆風を受けている。
「大丈夫なの?」とたいていの人に言われる。
自分としては「太田が県政で働いていることの評価して欲しい」と言う。
都合よく振舞っているようだが、政治家は大概そんなものだろう。
一人ではどうにもならない所属政党の動向よりも、
いかに自分が働いているかアピールして悪いことはあるまい。

とは言うものの、民主党の行方は気になるところ。
民主党とは何か、理念・方向性から考えたい。
三つの流れを挙げたい。
ひとつは新自由主義・市場原理主義を志向しがちな人たち。
小泉構造改革とも親和性が高かった。
ふたつめは旧来の利益分配にウェイトを置いた人たち。
国民新党と近いものがある。
みっつめは市民の運動との接点が多いひとたち。
これは政治・経済・社会の在り方をどう考えているかで自分なりに分けた区分で
誰がどことは言わないが、「あの人はここね」と考えれば、こういう区分もあり
と納得すると思う。
ちなみに事業仕分はひとつめの流れの人たちに深く関わっていると思う。
私は最後、みっつめの流れが強くなって欲しい。
福祉とか教育とかの分野で、市民の運動を政治につなげてゆくのはここだと思う。

イギリスは13年ぶりの政権交代だそうだ。
保守党もサッチャー政権の頃と違って中道的になったけど、それ労働党も中道的になっていたから。
とは言うものの、ポスト新自由主義政治として中道左派で落ち着くかと言うと
イギリスもうまくいかなかったしアメリカもたいへんなようだ。
日本も例外ではない。

一部報道で、小沢幹事長の政倫審出席について「批判をかわす狙い」と見出しで書いている。
おかしくないか、小沢幹事長はそんなことを言ったのか「批判をかわす狙いがあるんです」って。
決めつけの報道をいい加減止めて欲しい、新聞もテレビも週刊誌も。
そして一連の報道が適切であったのか、検証して欲しいものだ。

公約に関する見解

2010年05月12日 01時17分56秒 | 国政全般

戸別訪問を解禁、企業献金は即時禁止 民主参院選公約に
(朝日 2010年5月11日23時46分) 
    
民主党は11日、政治改革推進本部(本部長・小沢一郎幹事長)の役員会を開き、選挙期間中の戸別訪問解禁や企業・団体献金の即時禁止を参院選のマニフェストに盛り込むことを決めた。同党は公職選挙法や政治資金規正法の改正案を今秋の臨時国会に提出し、成立を目指す。
いまの公選法は選挙期間中、投票を依頼する目的での戸別訪問を禁じている。だが、今年4月、財界人らによる「新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)」が英米両国では戸別訪問に特段の問題はないとして、解禁するよう提言。同党はこうした提言も踏まえた。
また、昨年の衆院選マニフェストに掲げた「3年以内の企業・団体献金の禁止」については、即時禁止を打ち出す方針。政治団体の代表者に3親等以内の者への相続を禁じる条項も盛り込む。非課税の政治資金に対し「事実上の資産相続」と批判が多いことに配慮した。
このほか、国会改革に関する項目では、国会の会期を原則として「通年国会」とし、与野党間の駆け引き材料となっている日程協議をなくすことを目指す。議員歳費も削減し、衆院選マニフェストで掲げた衆院の定数80人削減も引き続き盛り込む方針。参院の定数については削減数を明記しなかった。

戸別訪問は・・・何で禁止されているのかと言うと「買収の温床になるから」と説明されるらしい。
戸別戸別に買収行為をしていたらバレるし、金もかかる。
だいたい、買収は政治家にとって自殺行為。
戸別訪問が買収につながるという論理がナンセンス。
ただ大量の運動員がやるとボランティアであっても金がかかる。
運動員を動員できない陣営は不利になる。
だから戸別訪問は候補者本人に限るべき。

マニフェストには議員定数の削減も盛り込むということだが、これには反対。
官僚に匹敵する質の高い政策立案をすることを考えると、国民が選ぶ議員を減らすというのは主権在民の憲法理念にもとる。
国会議員にかかる経費の削減を図るなら、まず年間一議員1200万円、非課税で使途報告義務もない文書交通費を半減するべき。


承前

2010年05月12日 01時13分46秒 | 民主党
きのうの記事に関して。
千葉県議会は県政野党ということもあるが、三重県議会は最大会派であるものの与党。
施策によっては是々非々の対応をすることはあって然るべき。
反対したり修正案を出すことは、最大会派や執行部と「対立している」ということではなく、違った観点から議論するという民主的な討議の原点。
反対、異論に対し、議会運営上の不都合で報いるなんてことはありえないですよね。

統一選にらみ独自色-民主系会派(時事通信)

2010年05月10日 13時24分08秒 | 民主党

5道県議会で予算案に異議=統一選にらみ独自色-民主系会派

 今年2月から3月にかけて開かれた都道府県議会で、北海道、千葉、三重、香川、福岡の5道県の民主党系会派が、自治体側の提出した2010年度当初予算案に対し、修正案を出したり反対したりして、「異議」を唱えたことが時事通信社の調査で分かった。全国学力テストの手法や八ツ場ダムの工事費用などを問題視。同会派は来春の統一地方選挙をにらみ、国政と連動して独自色を強めつつある。
 調査によると、民主系会派は、全国学力テストの手法をめぐり、北海道で組み替え動議、福岡県で修正案を出した。千葉県では国土交通相が建設中止を表明した八ツ場ダム(群馬県長野原町)について、本体工事費を含む周辺自治体の建設負担金が計上されているとして反対。香川県では高校無償化、三重県では県立医療施設の改革をめぐり、それぞれ修正案を出した。
 福岡では、国が抽出方式に変更した全国学力テストで、県が独自に全校実施を計画。民主系会派はこれに反対して修正案を出し、経費の減額を求めた。修正案は否決されたが、予算案以外の一般議案も含め、同県議会での修正案の採決は43年ぶりだった。 
 福岡県議会の民主系会派幹部は「(国政の)政権与党として態度を明確にする必要性もあった。来春の統一地方選挙に向け、独自色を出す狙いもある」と強調している。

◇2010年度当初予算案に対する都道府県議会の民主系会派の動き
北海道 全国学力テストの抽出分以外の学校に対する調査費用を外すなどの組み替え動
    議提出
千葉  八ツ場ダム本体工事費用が含まれているとして反対
三重  県立医療施設の独立行政法人化をめぐる修正案提出
香川  高校無償化に伴う私立学校の授業料補助の増額などを求めて修正案提出
福岡  全国学力テストの抽出分以外の学校の調査費用を外す修正案提出
(2010/05/10-09:25)


臨時議会②

2010年05月08日 23時00分46秒 | 県政全般
今年度の常任委員会、特別委員会も決まる。
常任が厚生環境委員会、特別が循環社会防災対策委員会。

厚生環境は二年目、循環社会~は四年目。
またかよ、って思われるけど、ともに希望。
厚生環境の分野は部局でいうと生活環境部と健康福祉部。
環境、コミュニティー政策、ひとづくり、廃棄物対策、リサイクル、
医療、介護、福祉、、、自治体の務めのうち拡大する部分は
まさにここにあり。

族議員化?

眉間にしわを寄せる参院選対策が続くなか、いつも支援してくださる方が
BBQパーティーを開催。
気分が晴れました、感謝です。

臨時議会①

2010年05月07日 23時42分11秒 | 県政全般
新年度初めての県議会が開かれる。議長副議長はじめ各委員会の役職が決まる。
議長選挙について、報告をしようと思う。
私を支持してくれる人たちに、投票行動の背景をお知らせするのは義務と思うから。
議長選挙は有効投票45票中、42票が当選者で白票が2。私はその白票を投じた。

岐阜県議会は圧倒的に県政自民クラブが多数で、我ら県民クラブ(民主系会派)は議長は県政自民クラブの候補、副議長は自分の会派の候補に投じてきた。
地方議会は国政の対立関係を必ずしも反映せず、時に協調、円滑化を図る必要がある。
という理由で、ある意味ただしい判断。
今回、太田の判断は「政権交代で以前より会派間の緊張が増すなか、前回の議会でも民主政権を標的とした意見書が出される状況で自民会派の議長候補に乗り難い」ということ。乗れる候補が出ればその人の名前で投票したが、我が会派からは出なかったし、他会派からも結果的に出なかったので白票が最適と考えた。

白票2人。
「誰が?」という声も議場から挙がったが「ああ、またあいつか」ということ。

副議長は我が会派の議員を投票した。
これも多数で自民クラブの候補に決まった。

太田の投票行動に至る判断が正しい!とは言わない。
前述のように議会運営はじめ議員の支援者の事情等々、判断は相対的なものになると思う。