ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

プリンターズ展@横浜赤レンガ

2008年01月17日 | Weblog
1月20日まで、横浜赤レンガ倉庫1号館にて「プリンターズ展」開催中。
新山清氏のネガをそれぞれのプリンターが自身の解釈でプリントし、一つのネガから多様な表現が生まれる、ということが一目でわかるように展示されている。実際、引伸し機、レンズ、印画紙、露光時間、フィルター、現像液等の選び方、組み合せだけでも完成するプリントは大きく異なる。普通の仕事であれば撮影者の意図した通りにプリントを仕上げる技量が売りものなわけだが、この企画展では撮影者の意図は最初から無視されていて、プリンターに全てが委ねられている。プリンターは自分の好みで光や空気感、さらには物語を作り出す自由を与えられている。そのネガの持つポテンシャルを引き出す方法は十人十色、一口に「モノクロプリント」といってもこれほど奥の深い世界なんですよ、ということ。展示方法について、若干分かりにくい部分も見受けられるので、わからないことがあれば会場にいるスタッフに是非聞いてみてください。
その隣ではプリンター協会会長加藤法久率いるモノクロプリントワークショップ「SABADO」の写真展。サバドもメンバーに入れ替わりはあるものの10年目を迎える。ほとんどのメンバーは写真を生業にしていない人達であるにもかかわらず、プリントの技術は驚くほどの進歩を遂げ、写真に対する真摯な姿勢が感じられる。
さらに奥は横浜を本拠とする「THE DARK ROOM」の展示。モノクロの貸暗室で私もしばしばお世話になっている。それぞれの作家が自身のテーマに沿った作品を発表している。
閉館後、関内のそば酒房「花津月」へ。夜11時(L.O.10:30)まで営業しているので便利。一品料理が豊富。鳥のだんご汁、金目鯛お造り、そばがき、サバ一夜干し、煮穴子、あわび塩辛などをつまんで〆にセイロ。蕎麦は太めで田舎風。


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