旧年中お世話になった皆様、どうもありがとうございます。
写真展にご来場くださった皆様、お礼のご挨拶が出来ず仕舞いで大変失礼いたしました。
皆様への感謝とともに、2011年のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
お正月、だからといってゆったり休めるはずもなく、暮れは大掃除と年賀状の準備、明けたら明けたでおせちだのお雑煮だのとほとんど台所に立ちっ放しの状態。
やっとこ座ったと思ったらコンピューターでカフェの準備諸々、って結局ボ~っと過ごすなんて贅沢は許されない状況が延々続いています(当たり前か・・・)。
このままではカフェがオープンしたと同時に事切れてしまいそうです
なので、心の余裕を取り戻すべく映画を観ました。
『かもめ食堂』、ヘルシンキで定食屋を経営する女性と、そこに集う個性的な人々の物語です(今更ですが)。
実力派女優3人(小林聡美・片桐はいり・もたいまさこ)のキャラが際立っていて、特別な事件は何も起こらないのだけれど、日常的な出来事が織り成すちょっとしたきっかけで映画がさざ波のように展開していきます。そのさざ波感が心地良い緩さで映画を充実させていて、しかも出てくる役者の顔立ちも照明もアキ・カウリスマキを彷彿とさせ、個人的に大満足。
カフェをオープンするんです、とお話させていただく度に、「どんなカフェ?」と聞かれて「内装はフランスのカフェ、食器は北欧系中心で・・・」と言うとかなりの確率で「かもめ食堂みたいな感じ?」と質問されていたのですが、ようやく答えられるようになりました!
結論から申し上げますと、全然違います
「違っていて良かった~」と正直思いました。真似してると思われるとちょっと恥ずかしいですものね。
北欧系ではあるのですが、いずれも廃盤物が中心です。
アラビア、イッタラ、シグネ・ペルソン・メリンetc.北欧ものプラス、フランス、イギリス、アメリカ、日本の同時代の器で、一緒に使ってケンカしない、馴染む物を集めました。
家具も同様です。
この組み合せはどこから来ているのかなと考えた時に、すぐに思い当たったのがアメリカ留学中に働いていたアンティークショップです。
ロスのメルローズ通りのやや東寄りにあった『Mind Walk Gallery』。
店主はイラン革命で命からがら渡米してきたテヘラン出身のイラン人。
個性的な店に集まる人は国籍もばらばら、観光客から地元客、同業者と幅広く、場所柄か世界的ハリウッドスターの方もお買い物に訪れる店だったのですが、全然スノッブな雰囲気ではなくて、すべての物がはみ出すギリギリで収まっている不思議な空間でした。
100㎡超の店内は、大小様々なモノで溢れ返っていましたが、一番思い出に残っているのは古いビリヤード台。
入荷して1ヶ月ほどで売れてしまいましたが、入荷早々からビリヤード目当てに遊びに来るお客さん(?)相手に勝負するのが面白くって、店番の役目を忘れてワイワイ騒ぎながら連日
ゲームしていました。
売れて悲しかった商品の筆頭がそのビリヤード台、そして気に入ってしばらく自宅で愛用していた青いソファと天使がモチーフのランプ、この3つです。
私が帰国する2週間前、マインドウォークギャラリーも店主がアメリカを離れるということで閉店してしまいました。
その空間を自分なりに再現しようとしているように感じます。
試行錯誤の連続ではありますが、来て下さったお客様が異空間でありながら居心地良く、プチ発見が出来るような場になればいいなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
写真展にご来場くださった皆様、お礼のご挨拶が出来ず仕舞いで大変失礼いたしました。
皆様への感謝とともに、2011年のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

お正月、だからといってゆったり休めるはずもなく、暮れは大掃除と年賀状の準備、明けたら明けたでおせちだのお雑煮だのとほとんど台所に立ちっ放しの状態。
やっとこ座ったと思ったらコンピューターでカフェの準備諸々、って結局ボ~っと過ごすなんて贅沢は許されない状況が延々続いています(当たり前か・・・)。
このままではカフェがオープンしたと同時に事切れてしまいそうです

なので、心の余裕を取り戻すべく映画を観ました。
『かもめ食堂』、ヘルシンキで定食屋を経営する女性と、そこに集う個性的な人々の物語です(今更ですが)。
実力派女優3人(小林聡美・片桐はいり・もたいまさこ)のキャラが際立っていて、特別な事件は何も起こらないのだけれど、日常的な出来事が織り成すちょっとしたきっかけで映画がさざ波のように展開していきます。そのさざ波感が心地良い緩さで映画を充実させていて、しかも出てくる役者の顔立ちも照明もアキ・カウリスマキを彷彿とさせ、個人的に大満足。
カフェをオープンするんです、とお話させていただく度に、「どんなカフェ?」と聞かれて「内装はフランスのカフェ、食器は北欧系中心で・・・」と言うとかなりの確率で「かもめ食堂みたいな感じ?」と質問されていたのですが、ようやく答えられるようになりました!
結論から申し上げますと、全然違います

「違っていて良かった~」と正直思いました。真似してると思われるとちょっと恥ずかしいですものね。
北欧系ではあるのですが、いずれも廃盤物が中心です。
アラビア、イッタラ、シグネ・ペルソン・メリンetc.北欧ものプラス、フランス、イギリス、アメリカ、日本の同時代の器で、一緒に使ってケンカしない、馴染む物を集めました。
家具も同様です。
この組み合せはどこから来ているのかなと考えた時に、すぐに思い当たったのがアメリカ留学中に働いていたアンティークショップです。
ロスのメルローズ通りのやや東寄りにあった『Mind Walk Gallery』。
店主はイラン革命で命からがら渡米してきたテヘラン出身のイラン人。
個性的な店に集まる人は国籍もばらばら、観光客から地元客、同業者と幅広く、場所柄か世界的ハリウッドスターの方もお買い物に訪れる店だったのですが、全然スノッブな雰囲気ではなくて、すべての物がはみ出すギリギリで収まっている不思議な空間でした。
100㎡超の店内は、大小様々なモノで溢れ返っていましたが、一番思い出に残っているのは古いビリヤード台。
入荷して1ヶ月ほどで売れてしまいましたが、入荷早々からビリヤード目当てに遊びに来るお客さん(?)相手に勝負するのが面白くって、店番の役目を忘れてワイワイ騒ぎながら連日
ゲームしていました。
売れて悲しかった商品の筆頭がそのビリヤード台、そして気に入ってしばらく自宅で愛用していた青いソファと天使がモチーフのランプ、この3つです。
私が帰国する2週間前、マインドウォークギャラリーも店主がアメリカを離れるということで閉店してしまいました。
その空間を自分なりに再現しようとしているように感じます。
試行錯誤の連続ではありますが、来て下さったお客様が異空間でありながら居心地良く、プチ発見が出来るような場になればいいなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。