goo blog サービス終了のお知らせ 

The Curious Case Of My Life

船到橋頭自然直

一流への仲間入り

2011-10-24 02:41:26 | スポーツ
生中継で見ました。10月2日12時からラスベガスで開催されたWBC世界スーパーバンダム級タイトルマッチ 西岡選手の7度目の防衛戦です。

まさか日本人のボクサーがアメリカで、しかもラスベガスで、メインイベントの興行ができるってことは本当にすごいです。


2000年にWOWOWでナジームハメドと出会ってから、ずっと最高峰のボクシングの試合を見てきました。


いつか日本人の選手がラスベガスで世界的知名度の高いスーパースターと対戦しないかなとずっと心待ちにしていました。

正直このWOWOWが放送しているボクシングの試合は本当にすごいです。世界各国のスーパースターを毎週のように放送しているので、こんなすごい選手がいるのかと感心させられませす。

正直日本人の選手は世界チャンピオンと言っても世界的スーパースターがいるか?と言われるといません。

昔人気があった辰吉選手や畑山選手も国内ではかなりの人気がありましたが、世界のボクシング界で評価さて、注目されてたか?と言われるとそうでもなかったのかなと思います。

なぜかというとやはり名前のある選手と戦って勝っていないからです。


西岡選手との出会いは世界前哨戦で行われた試合でした。西岡選手は当時まだ23歳くらいだったと思います。

試合後のインタビューで、「僕が世界チャンピオンになるのはあたりまえのことです、具志堅さんの13度防衛の日本記録を抜きます」と言っていたのがすごく印象に残っています。
(ちなみに世界記録はヘビー級チャンピオンのジョールイスが打ち立てた25回防衛です。)


当時確か日本人世界チャンピオンが少ない時代で、西岡選手にも期待していました。
ましてや当時のバンタム級チャンピオンは辰吉選手にを2度KOで倒したウィラポン。
しかし残念なことにこのウィラポンの壁を崩すはできませんでした。


ウィラポンとの世界戦4試合で2敗2分。4試合目でチャンピオンになれなかった時点で駄目かなと思っていました。今思うとウィラポンに固執せずWBAに挑戦しておけば、バンダム級でもっと早くチャンピオンになれたでしょう。


その後大怪我を負いもう引退かとまで言われてた時期がありました。
でも西岡選手は這い上がってきました。非常にドラマがある選手だと思います。
あれだけの挫折と怪我を乗り越えてきたんですからね。


そして階級を上げて5度目の世界タイトル挑戦、正直僕はこの試合はあまり期待していませんでした。
2008年9月15日、4年半ぶり5度目の世界挑戦。プロ39戦目にして悲願の世界王者に就いた
この時もうすでに32歳でした、ボクサーとしてはかなり遅咲きだと思います。


これだけの期待を背負いつつタイトルを取れなかったボクサーもなかなかいませんよね。
でも5度目で世界タイトルを獲り、獲得後ここまで防衛回数7回。だんだん円熟味を増してきたと思います。


ジョニーゴンザレスと今回のラファエルマルケスとここまで大物を2人倒し、名前が
広がりラスベガスやニューヨークでも試合ができるボクサーになりました。
世界チャンピオンになってから、世界戦戦績8戦8勝5KOと乗っています。


誰とやって誰を倒すかによってボクサーの価値は変わるので、これまで大物2人を倒して7度の防衛は世界でも認められ、これでついに日本人の選手が一流の仲間入りを果たしたのではないでしょうか。


次の相手は誰になるのか? 噂通りノニトドネアとの対戦になるのか?
ボクシングファンは今後の日本ボクシング界のエースであり、看板でもある彼の動向に大注目です。