元:店主の独り言

ほんの些細なこと勝手気ままに書いてます

ビートルズを口ずさんで、ふと昔を思い出した

2013-01-26 | Weblog
先日車を運転している際に、ふとある曲を思い出し口ずさんでいた。
ビートルズの曲だという事は最初からわかっていたが、曲名を思い出すまでにちょっと時間を要した、でもサビの部分で思い出した、「With a Little Help From My Friends」という曲だ、リンゴスターが歌っていた。
口ずさんでいるウチにふと昔を思い出し始めていた…。
中学1年生の時に、家にあったレコードを何となく掛けてみた、父親の仕事の関係で家にはいくつかの外タレ海賊版レコード(マスメディア用に配布された販促用レコード)があった、その中の1つだ、それはポールマッカートニー&ウィングスのレコード、聴いた瞬間にポールマッカートニーに興味を持った。
そして熱狂的なポールマッカートニーファンになり、時間を逆行してビートルズのことが好きになった、だから私はジョンレノン派ではなくポールマッカートニー派なのだ。
ビートルズとポールマッカートニー(ウィングス・ソロ)のレコードはほとんどを持っていた、今でも多くを保管している。
ビートルズのことは何でも知っていた(かな?)、当時、ポールマッカートニー&ウィングスのファンクラブとビートルズシネクラブ(シネマの意味)に入っていた、ビートルズシネクラブは何ヶ月かに1度フィルムコンサートっていうのを開催していた、もちろん毎回観に行っていた。
このフィルムコンサートでは最後の方に、ビートルズに関するクイズがあって、それに正解すると何かプレゼントがもらえる、クイズってメンバーの誕生日のような初歩的なモノから、ポールとジョンが最初に出会った学校は?最初のバンド名は?最初のメンバーは?等々のハイレベルなモノまで、もちろん私にはそんなもの常識レベルであり全部知っていた、でも当時中学生だった私はとてもシャイで、「はい、わかります」って手を上げることが出来なかった…。
当時、私は中学生から高校生、大学生そして社会人となっていく自分を想像し、とても不安に思っていた、またその反面、期待もあった、そんな毎日を過ごしていた。
そして高校・大学・就職の試験もそれなりに通過してきた、いつの時期にも不安と期待を兼ね添えていた…、だからその時々を一生懸命頑張っていた(かな?)。
今自分は何やってんだろう…、全然進歩していないじゃないか…、多少の知識や経験は中学生の頃の自分に加算されている、でも精神的レベルはほとんど変わっていない。
何だか情けなくなってきた…。
それでも今もなお、僅かばかりの期待は持っている、それがどんな期待なのかもわからないが。
その期待を無くした瞬間に、人間は生きている意味を失ってしまうのだろう…、だから姿形も見えないそんな期待をいつまでも携えておこう…。

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