竜巻と突風の違いがかなりデリケートなようですね。
ネットでいろいろ調べてみたんですが、ピント外れのQ&Aが多いように思います。
物理的な違いを云々したって、社会システムまで言及しなきゃ意味が無い。
台風と熱帯低気圧の違いとはちと違う。
日本の建築界では地震の「震度」は重い意味があります。
だって震度××で倒壊の可能性、とか、
ダメージ(建物としてその後存続利用が出来ない程度にまで)は受けても、
倒壊しなければ急場の人命救助はできる、といった尺度になっているからです。
ちょっと前までは人が体感によって震度を決めていたのにね。
今は震度を定量化する「装置」によって決めていると言うけど・・・ それはそうと
つまり、ある震度で想定以上にダメージが大きい建物は、
設計や施工に問題があったんじゃないか、とか、
それなら保険の対象になりませんよ(設計・施工ミス)、といった目で見られる。
だから震度×弱とか×強といった細分化までされた。すっごく意味があるんです。
同様に竜巻と突風。
老朽化していた屋根が、ありがちな強風現象をきっかけに破損した、
でもお隣は新築したばかりだったので無事だった、な~んてことありえそう。
保険会社としてはそこんところシビアに検証したいところでしょうな。
でも竜巻なら、通り道を外れたか否かで線引きされちゃう異常な天然現象被害。
個人で「旋風」を事後立証するなんて事実上不可能でしょうが、
気象庁のお墨付きをいただければ、保険金もおりやすいでしょうし、
公共物の復旧のために使うお金のデドコが違ってくるようです。
重要なことです!
「竜巻と突風の違い」じゃなくて「竜巻認定」で検索すると、
より良い回答が得られるみたい。