「よいこ の くに」

昭和27年、28ねん、29年に発行された学習研究社の絵本です。

絵に付けられた詩が、また可愛いのです。

2、3才位の絵本ですが、私はこの様な絵本を読んでもらった記憶はありません。
幼稚園ではたくさんの絵本を見た記憶はあります。

このお子さんのお母さまは、よほど躾が良かったのか、本を大切になさったのか、驚くほど綺麗に残っています。

　今、私が読んでも楽しくて、嬉しくて絵を隅々までゆっくり見ていていて気が付いたら日が陰り初めていました。
暫くはこの絵本で楽しみます。

　この絵本は、毎月一冊づつ送られて来て、
本のお値段は一冊￥45円
郵便代は￥4円　
戦後たったの6,7年くらいしか経っていないのです。

そんな時代に、この様な素晴らしい絵本が出来ていて、
この様な絵本を読んで貰っておねんねしていた子供さんがいたのですね！

　何人もの人が、絵と文を担当しています。。
食べることだけに必死だったこの時期に！
子供のために書かれた文も絵も　それは優しい心がいっぱい詰まっています。

子供に夢と希望を与え、
子供が立派に育つようにと、
ただただ願った大人達の思いいの結晶でしょうね!

　
絵本を読んであげるお母さまも、子供も楽しい世界に入り素敵な夢がみられたことでしよう‼