ネタバレ有。「ゲームなどの話をしよう!」

週に7冊は漫画雑誌を読むという、ぽちょむ君(理論派)とケンジン(直感派)の二人が主にゲーム・漫画等について語ります。

今週のマンガ雑誌(3月第四週)ジャンプ・サンデー編

2007年03月23日 23時55分40秒 | 週刊マンガ誌
ケンジン氏は買出し中のため、ぽちょむ君の単独レビューとなります

ジャンプ編
ドンマイ!!地球防衛軍(読み切り)
少年誌への掲載は初となる(確か)、三上龍哉の読み切り。
スピリッツ読者である私にとってはなじみ深い名前であります。
本作のように、「シュール」以外に形容しようがない作風が特徴。
中身はギャグマンガとして上々のレベルですし、私としては好きな漫画家なんですが、絵柄も含めて対象年齢層が高めだと思われるので、ジャンプにはちょっと合わないのではないかと。
それにしても、いったいどういう経緯でジャンプに載ることになったんだろう?

メゾン・ド・ペンギン
地球先生以外の全員が、個人的資質と担当教科がかみ合っていない件について(笑)
どの教科の教員免許を取るかは自分で選択できるんだから、もう少し考えた方が良かったんじゃないの?

To LOVEる
作者コメントでさんざん煽っていた割には、どうってことの無い内容でしたね。
カラーページも「とりあえず裸出しとけ」的感じに過ぎず、シチュエーションにグッと来るものが無かったです。
犬のリトが腰引け気味なのも関係してるんでしょうけど。

太臓もて王サーガ
戦う事には天性のものを持ってるな、って別に戦ってるわけじゃないしw
そんなことより、シチュエーションはまったくそう見えないんですが(笑)、ついに矢射子が宏海にガチ告白。
今のジャンプでまともなラブコメヒロインやっているのは、実はこの矢射子と春菜(To LOVEる)ぐらいなのでは。(観月(エムゼロ)もか?)

バレーボール使い 郷田豪
ヒロインは妹で双子と来ましたか。
なかなかどうしてピンポイントな設定なんですが、妹派の私としてはあんまり。
と言うのも、設定が妹なだけでキャラが「妹」してないんですよね。
やはり妹と言うからには、(以下長くなるので割愛)


サンデー編
妖逆門(最終回)
妖怪たちは解放され、三志郎、正人、きみどりもそれぞれ救われる形での円満ハッピーエンドにて終了。
今回久しぶりに出ましたが、フエのことなんてすっかり忘れてました(爆)
さて総括ですが、メディアミックス作品であり対象年齢が低めなせいか意表をついたサプライズは特にありませんでした。
しかしながら、全体を通して一定のレベルを常にキープしていたと思います。
途中からバトル色が強くなりすぎ、バリエーションが多彩なはずの撃符妖怪の出番に「バトル向き」という偏りが生まれてしまったのはちょっともったいなかったですね。

鬼神阿文(読み切り)
負の感情から生まれる「鬼」と、その鬼を食うと言われる「鬼」の話。
目新しさは無いものの、安心して読める作りになっています。
能力や一族の事などに関するよけいな説明がなく、とりあえず一話を成り立たせる程度の情報量だけに抑えられていたため、スムーズに読めました。
鬼と言われるだけあって武器がきちんと金棒になっているのが、個人的には評価したい点です。
ただ、これで連載となるとちょっと微妙ですね。
主人公の性格は大きく違いますが、正義の能力者と悪の能力者の話という切り口で見ると、絶チルやうえきの焼き直し程度でしかありません。
穿った見方ではありますが。
ということで、連載を狙うにあたっては何かストーリー全体を支えるバックボーン的な要素が必要となるでしょう。
読み切りだから敢えてそういう要素を排除しただけでで、そういう要素はすでに用意してあるのかもしれませんけど。

絶対可憐チルドレン
欄外のキャラ紹介や説得される歴代おばばなど、ギャグテイストが強くなってきたなぁと思ったら決まり手までそう来るか(苦笑)
さて、今回明らかになった「『6を越えているから7』であり、レベル7同士でも差がある」というのはなかなか良い設定だと思います。
「チルドレンはレベル7だから強い」というのではなく、「レベル7の中でも飛びぬけて強い」という訳で、今後の内容に幅が生まれるでしょう。
以前、学校行事のESP検査で、薫が「全計器が計測不能になるほどのパワー」とかなっていたのはもしかしたら伏線だったのかも。
もちろん逆に、「同じレベル7でも、チルドレンをしのぐ超強敵」ってのもありえますし。

名探偵コナン
行動は非常に協力的ながら、何やら裏を感じさせるキャメル。
実は黒の組織側の人間なのでしょうか?
って、それはかつてのジョディ先生や赤井秀一もそうだったような(爆)
じゃあ“二度ある事は三度ある”で、やっぱりキャメルは寡黙で怪しいけれど味方なんでしょうね。
ん?
いやいや、“三度目の正直”で今度こそ「キャメルは敵」なのかも。
ただ、敵だとしても行動にいまひとつ主張が感じられないんですよね。
そんな訳で、私は「味方」を推しておきます。