嵐が来た

週末は天気が崩れて、店が忙しい上に週末来る高校生がインフルエンザにかかったからお休みと電話が有った。
そんなのが来たら大変とどうぞを三回繰り返した。
結婚に関する予約が二つ、法事が二つ、忘年会が四つ、鮎そばの記事を見た人が押し寄せてきた。
人手不足で嬉しい悲鳴を上げそうな日々が続いた。
仕入れのたびに見える紅葉は刻々と進み、ならの木の紅葉の滋味で綺麗さになぜ今まで気が付かなかったのだろうかとか、悲しい事があった。
狩猟解禁。
大沢川に銃声が轟き、鴨達がやられてしまった。
また今日も来て、今度は猟犬までつれてきて、手負いの逃げた鴨を水草から追い出す仕掛け。
自然の宝庫のように、鳥たちが住んでいたのに、カラスやスズメさえ白々しくなって何かにおびえている。
もう少し早めに手を打って禁猟にしてもらえればよかった。
その横で鴨を出汁にしたそばをやりたいと考え、三瓶さんの友人の猟師に鴨を頼もうととも考えて自分ながらあきれている。
大風で木の葉が散り、娘と木沢に通じる細道を走った。
落ち葉拾いをしている老夫婦にこの道はどこに行くのですかというほど山の中と沢を走ってる道。
はっとする広い風景が現れ、よく考えたら小千谷の景色。
信濃川と山本山。
民家や畑や田んぼ林に小道、皆揃っていて鉄道模型のよう。
手前の葉の落ちた木々越しに真っ赤なもみじが点在している。
少し疲れた心を深い秋がおおってくれた。


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自然薯が集まった

昨日は鮎を20キロぐらい焼き、海に急いだ。
蛤がなくなったのと、予約が増えてきたから、きっと最後の海になるだろうと考えたから。
鮎を焼きながら天気予報と波の規模を調べ、シュミレーションを見ると波もだんだん収まる感じだった。
波高三メートル、大丈夫だろうかと心配もしてたが、駄目元で出かけた。
途中ススキは大して揺れて無いからだんだん希望に変わり、一直線。
沖のほうではうねりと波の音がする。
真っ暗の海には青白い波頭が見えた。
星も見えない、波の少ない場所を選らんで早速始めた。
だいぶ熟練して簡単に取れたが、その寒い事。
吐き気がしてきたので止めた。
仲間に自然薯を頼んでおいたが、それぞれ都合が悪く集まらなかった。
東京ななかまどの注文分は何とかそろえてほっとしてると、広井さんがコレでいいのかというので、魚野川用も頼んだ。
掘り方もなれかなり良いのが届いた。
一回だけ自然薯蕎麦を作り自分で楽しみ、後はすりおろして海苔で巻いて磯辺巻きにして山葵醤油で食べてもらおうと考えている。
細い所は素揚げにして塩で食べてもらう。

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鮎蕎麦が新聞に出る

今日は予約が無いのでスタッフが二人休み。
二人とも調理担当だから今日はどうやろうかと寝起きに考えをめぐらせてい手、新聞を手に取った。
こんな早く記事にはならないと思ってたが、もしやとも考えていた。
予想は小さな記事だろうと思ってたが写真入の大きな記事でびっくり。
お昼はどうしょうともうパニックになりそう。
いろんな方からの応援を感謝しています。



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新規オープン

いくつかの雑誌の取材や、日報の取材があって、もし日報に鮎蕎麦の記事がでていたら、だまされて来る人もいるかもしれないときたい半分あきらめで新聞を開いた。
滑り落ちる広告紙の中に見慣れた名前があった。
近くのみさとが料理屋を出した。
付き合い上、お祝いを贈り夕方でかけた。
こじんまりした店に息子が店番、親父は中で次の日の料理を仕込んでいた。
生ビールを頼んで、つまみの無い店だと思ってたら座った後ろ側につまみが張り出されていた。
内にか作りましょうかと言われたが、お昼に魚野川で所属する会の忘年会をやったばかりで、食べたい物がなかった。
人通りの無いところでやるにはもっと仕掛けが必要と感じ、倅とそれをつまみに飲んだ。
たちの悪い客になった。
アッシ君を頼んであったから湯之谷のみの屋にに行った。
キンちゃんに電話してたった一人の忘年会をやってるからこないかと誘った。
店に帰り、夕飯を作った。
セブンで当たった超大盛りの焼そばをうっかり薬味も汁も一緒に入れてしまい、ただのインスタントラーメンになってしまった。
ソース味のインスタントラーメン、それも悪くはなかった。
ロスとビーフの火をもう少し入れようとオーブンにいれタイマー設定して別のことしてたら、誰かがドアを開けてくれたのにまた閉めた為余熱で火が通り過ぎただの焼肉の塊になってしまった。
それも美味しかったけど。

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ミッキーときのこ採り

濃い霧に包まれ店が霞んでいた。
鴨達が大沢川で朝食を取っていた。
娘の姿で驚いて空に飛び立っていった。
プルーンの木は雀達のお宿。
屋根と看板の上はカラスが二組、ハシブトとカー助夫婦。
遠くは見えないけれどきっと穏やかな晴天だと思った。
市場に行き筋子とたらとマダラを買った。
アジが売れないので買ってやって、昼定食はアジフライとアジのタタキ。
お昼は大して忙しくないので娘を送って行ったついでに、ミッキーと山に向かった。
途中同村の人の車に逢うと、向こうから車を止め窓をあけて話しかけてきた。
軽トラの二台にはならの木の原木が積まれ、キノコの袋が三つ積んであった。
キノコが乾いてどうしょうも無いけどとってきたよと。
自分はミッキーの散歩と言ったが、誰も知らないナメコの木を目指していた。
ミッキーの嬉しそうな顔。
よだれをだらだらたらして興奮している。
人の足跡で簡単な道が出来ていたがちょっと横にそれればナメコの山と着いたら木がやせてあまり出ていなかった。
さすが通り道は無いだろうと帰りながら歩くとナメコの木が二本手付かずに立っていた。
おまけにヒラタケも別の木に有った。
天ぷらにちょうどいいサイズ。
野菜天ぷらの野菜にキノコを混ぜようと考えた。
疲れて休んでいると遊びつかれたミッキーが帰りたくなって飛びついて呼びに来た。
夜の予約の人たちにはマダラのキノコ鍋を出そうかと考えていたのに、キノコが多いのでいれずにケンチン風の煮物にした。
久しぶりに山の香りと色に溶け込んでみた。




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ローストビーフの付け合せ

キノコばかりだとやばいと感じてたので、ローストビーフを国産牛のロースで作った。
付け合せに採って来たクレソンとタガラシ、八百屋市場に有ったムラサキ大根、ブナハリタケとムキタケのクリームチーズ和え、カキをもみじに抜いてあしらえ、ソースはコメグラスソースとアンチョビとマスタード多めのエキストラーバージンオイル少々入りのフレンチドレッシングをお供にした。
作ってて、自分じゃ食べたくないと思った。
調理人失格かも。



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新しい生野菜

クレソンを植えた所に行ってみた。
秋が深まりほとんどの草は黄色が増してきたが、クレソンは青黒くなり、清水の湧き口のタガラシはさわやかでみずみずしく広がっていた。
やはりクレソンよりヤマト風。
山形のアルケッチャーのオーナーシェフ流に口にしてみると優しいクレソンといった感じ。
早速、今日の分だけ摘み取りクレソンと一緒に使う。
後日確認の為調べたらタガラシではなかった。
アブラナの仲間であると思う。



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毎日今日から新そば

金曜日に蕎麦問屋に新そばはいつ頃からと注文のついでに聞いてみた。
そしたらこの前送ったときからですよと答えが帰って来た。
土曜日に先口がなくなったので開けてみたら緑がかった蕎麦が現れた。
早速、石臼で挽き打って見た。
ほんのり緑かかった蕎麦が出来上がり、試食すると、香りのほかにもちもちした食感が強く感じられた。
早速今日から新そばと貼りだしそのまま使ってる。



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長男へ電話

昨日は葬儀の御斎と壇払いをやって小さな宴会だけだったので、前から気がかりの長男の発言を確かめる為に大阪の彼の元に電話した。
ここまで書いたら宴会が早めに終わり送迎をすることになってしまった。
月の出が少しづつ遅くなり山の端に大きな上限の月が出始まっていた。
ブログはやめて朝書くことにした。
携帯に電話したが出なかった。
休みなのでいるわけだと思ったが、妻がいろいろ言ったことに嫌気が差し、その上父親に言われるのではないかと警戒してるののかなとも考えた。
そのうち向こうから電話が来た。
やはり何を言われるのか戸惑ってるようすが伝わった。
彼が大阪の心斎橋に店の立ち上げに行き、叔母のところに行き大阪は良いでしょうと言われ、そうだと答えたら、ここに暮らしなさいよといわれ、良いですねーと答えたのがことの始まり。
京都にも出店して、そこにも行かなければならない可能性も有るといったのが輪をかけ親戚中話しが回った。
近状を聞いたら何とか落ち着いた様子。
良い飲食店には良い人が集まるからなじみの店を探しなさいといったアドバイスを実行したらよかったとの返事。
経営者とお客さんとの付き合いが始まったそうだ。
やがて帰ってくるために京都の話も積極的に考えた方がいいのでは、京都の話は反対ではないからといった。
まだ話が有ったが板長が呼びに来たからきった。
パン屋を開店という話が伸びそうな予感がする。




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冷蔵庫がキノコで破裂しそう

昨日は夕日の風呂を楽しもうと車で向かったら雲が西の方から出てきてお日様が隠れてしまった。
どうも雲はずーっと連なってるようなので、床屋先行った。
月火曜日は床屋に行ける時間があるので月曜日にもやってもらえるように頼んだ。
コレで髪ぼうぼうはならなくなる。？
川口温泉に行く頃はもう日がとっぷり暮れてしまってた。
源泉に浸かり、闇の中の川の存在を楽しみ、町の明かりを眺めながら汗が噴出すまで頑張った。
夜中に暑くて抜け出し鼻かぜをひいてしまった。
妹の義母の葬儀を受け店は貸切。
キノコ取りがいっぱいキノコを背負ってきた。
晴れて毎日山に行くものだから冷蔵庫がキノコだらけ。
ケンチン汁にキノコをどっさり入れたり、なめこの寄せ物をしたり、天ぷらにしたり、キノコおろしにしたり、苦情を言われないかどきどき。


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