臨時休業

人手不足と忙しいのが一緒になって交代が取れずとうとう予約が無い今日休業した。
明日葬儀の予約があるので準備のために皆出勤。
お昼過ぎに板長達は帰ったが、もたもたしてたら四時になってしまった。
昨日きのこ鍋が残ったのでおじやにして食べた。
電話や仕込が続き、おじやが炊き込め飯みたいになったが、かえってそのほうが美味かった。
やっと東京に自然薯を送ることが出来た。
夕日が沈まないうちに夕日の川口温泉に行こうと思ってる。
頭がもじゃもじゃで気分が悪いので床屋にも行きたいと思ってる。
おととい昼食を鮎ラーメンを作ってみた。
食べれるけど合わない様で美味しくなかった。
やはり鮎は蕎麦に限る。



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日の出

振り返ると朝日が霜の降りた草むらに伸びてきて、一面を輝かせた。
白かった草達は急に魔法が解けたようにもとの茶色の色になった。
夜明けが遅くなったから、晴れれば日の出が見れる。
青い雪面に躍り出る朝日が好きだ。
明後日が葬式。
スイカの好きなオバーちゃんだった。
今日からお弔いの準備に入る。
また自然薯を送り忘れた。
某焼肉屋さんの従業員さんが来てくれた。
皆さん若くて、気合いを入れた大きな焼ナメコを食べてくれなかった。
思うことがいっぱい、少し悲しい。


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朝日と満月

早い初雪におどかされて東京の店に自然薯を送り忘れた。
夜中に雲が取れ快晴になって冷え込んだ。
車も霜で凍りついたと白い息でため息。
竹林の笹がサラサラ鳴って、見上げると竹やぶの上に大きな鮮やかな満月が広がっていた。
暖気運転をして氷を溶かして店に急いだ。
まだ日が昇らず、横の山の上に朝日が当たり始め、月も負けずに浮かんでた。
妹の義母と一緒に山のかなたに沈んでしまった。



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初雪の朝

昨日は除雪隊長が散布用の塩を用意したと言って昼飯を食べにやってきた。
除雪が開始しないからご飯は自腹と言いながらラム肉定食を食べていった。
仕事柄ニコニコ顔で空からお札が降ってくると言った感じ。
まさか白くなるとは思わず障子を開けたら白く雪が残っていた。
マキ婆が文化の日は晴れるがんだがねーと不満そう。
雨にも負けず雪にも負けないマキさん、来月月初めには８０歳。
年のせいかお天気にも押されぎみ。
路面には雪が無いので県境に行かなければ雪道用タイヤはいらない。
板長が降りしきる雪を眺めながら今晩はタイヤを変えなければと呟いていた。
自分は今日始めてモモヒキをはいたけど、明日はぬぐぞと考えてたので、いい若い者が、明日から夏がやってくると気合を入れた。
神奈川から来る団体さん、寒くて新潟が嫌いになりませんように。
定食の煮物は鯛のアラを焼いて出汁をとり、地元の大根、ニンジン、サトイモ、塩昆布、灰色シメジ、手作りコンニャクをいれて作った。
盛り付けスチコンで熱々を出してやろうと打ち合わせをした。
雪がますます強くなり、赤い屋根も隠れてしまった。
やがて滑り落ちた雪に遠い昔を思い出したのか大人も子供も寄ってくる。


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天然鮎蕎麦登場

昨日は予報が悪かったが、雨が降り出したのは夕方になった。
当然今日もあめと思ってたが朝のうちは所々青空が見え、雨に濡れた地味な紅葉がひろがっていた。
市場の帰りにカメラにと思ってたが、見てるだけで店に着いてしまった。
黄色が主体の里の秋を楽しんだ。
そのうち北風が強くなって雨が降り出し、気温が一きに下がってきた。
お客さんを迎えに行く時は気温４度と表示され、フロントガラスに一個霙が張り付いた。
乗せたお客さんがベルナテオでゴルフをした人達が雪で止めてしまったという話をした。
そんな寒さなので、自分用とスタッフに鮎蕎麦の作り方の要領を説明して昼食にした。
鮎の焼き干を石ガマであぶり、香りを出してから粉砕してだし汁をつくり、鮎の甘露煮とニンジンもみじときのこを添えてつくった。
天然鮎の香りと旨みが十割蕎麦と一緒になり、豊かな旨みを出して、体があったまった。
お代は８８０円、地元の名物になれば嬉しい。


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巨大きっと最後の天然ハマグリ

三日ほど前に、あまり疲れたので昼寝をし仕事を少し休んだ。
目覚めたのは四時過ぎで、疲れも取れ気力が湧いてきた。
同窓会のパーテー券もあり久しぶりに小千谷の夜を楽しもうと思ったが、ハマグリ採りの魅力に勝てずに暗い海を目指した。
冷たいだろうと冬用の上着を三枚上に着込み、下は鮎用の胴付をはいていった。
素足に靴下。
蛤も少なくなったが月の海はきれい。
近くにボラだろうかかなり跳ねる。
そのうち大きいのがしたくなり、岸まで遠いので、水中便所をした。
胴付のチャックを下ろし半分泳ぐような態勢で。
冷水が一気に体中を駆け巡り一気に晩秋の涼しさ。
後悔しながら岸を目指すと、何か柔らかい窪みがあった。
足で探ると大きな石があり、もしかしてと網に入れたら今まで出最大の蛤。
持ち帰るべきか帰すべきか考えたが、結局持ち帰った。
山口ファミリーが予約してくれたので帰りにお土産にした。
年輪から見るとかなり活きているのではないだろうか。



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今年も来たドイツの常連

鯉の品評会に、きっと仕入れなのかも知れないが毎年やってくるドイツ人達。
中にきのこ大好きの人がいて、蕎麦を打ってると英語できのこの質問をしてきた。
メニイ、マッシュルーム何とかと言ったから、きっときのこがいろいろあるかと言ったのだろうと予測して、オーイエス、アイハブメニイマシュルームと言ってやった。
笑顔が見えたのでコレでよかったんだろうと思ってると、今年は調理方法まで指定してきた。
バター何とかオニオン何とかソテーと言ったので、ソルトアンドペッパークッキング、オッケイ？と続けたら。
指オッケイが帰ってきた。
ヒラタケにハナイグチ、ブナハリタケ、ムキタケ、ナメコ、クリタケを玉葱と炒め、化学調味料とブイヨンストック、味醂少々、香り付けに醤油を焦がして入れてやった。
大喜びで帰って行った。




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お昼のおかずは天然ヒラタケの炒め

八百屋市場に行ったら天然ヒラタケが出ていた。
セリ人も原木に作ったやつだろうと言ってたがそれははずれ。
胞子がひだのとこに出てくる早稲のヒラタケ。
店の天ぷらにもしたが、自分用のおかずにもした。
サラダ油とオリーブオイルを半々づつ入れ、たかのつめと生ニンニクを香りがたつまで熱して、きのこを塩コショウで炒めた。
白ワインなんかはいれず、素朴のままでお昼のおかずにした。



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大沢川の雑魚たち

二三日前の晴天の日に大沢川を覗くと、オイカワやハヤが群れていた。
水も減り空と同じように澄んでいた。



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