https://gorira-aqua.jimdosite.com/
↑先日、ツイッターで人工授精(二枚貝を使わないでタナゴを繁殖させる方法)が得意な方がマニュアルを作成してくださったので、それに刺激を受けて僕も久々にタナゴの人工授精をやってみました(^^)
でも、タナゴの繁殖に興味が無い人にとっては人工授精ってナニソレおいしいの?状態の方が殆どだと思いますので、軽く触れてみます。
タナゴ(イメージ画像)は繁殖するのに本来は二枚貝が必要になりますが…
人工授精では人の手でタナゴから採卵して、卵が仔魚に変態していき…本来であれば二枚貝に守られるであろうか弱い仔魚期を浮上までの期間、人間の手で管理していくというのが、一連の流れになります。
メリット
・二枚貝を使わないで済むため、イシガイ類の乱獲消費を抑えることが出来る。
・今回のどぶがい氏のタナゴのように二枚貝になかなか産卵しないタナゴ(オスメスともにコンディションが整っていることが大前提)を強制的に産卵させることが出来る。
デメリット
・メスに負担を掛け過ぎて、病気や死亡させてしまうリスクがある。
・卵~仔魚期の管理が悪いと奇形が発生したり、全滅させてしまうことがある。
僕も人工授精に関しては初心者ですので、詳しいことはわかりませんが説明としてはこんなところでしょうか?
1週間前にメスのシーナンタナゴを搾った時は上手く押し出せず、産卵管の付け根辺りで卵が留まってしまいました。
今までは、内臓を傷つけまいとかなり優しく押していたと思います。
その後、貰ったアドバイスによると産卵管が短い種類のタナゴは強めに押さないと卵が出ない、そしてタナゴは丈夫な魚だから(内臓を潰さない程度に)強めに押しても大丈夫であると教えて頂きました。
メスの体力回復を待って、1週間経ちましたのでリトライ!
ようやく卵を搾ることが出来ました!
※メスの良い画像が無いため、オスのアブラボテで代用。
今回の採卵は画像の矢印の向きに沿って、産卵管に向けて強めに押すことを心がけて行いました。
ついに一歩前進出来ました(^^)今までは採卵することが全く出来ませんでしたから…
ちなみにオスは拍子抜けするくらい簡単に精液が出てきましたw白いのが出てくるのがはっきりとw
搾った卵は弁当箱に入れて、温度変化を抑えるために室内水槽に浮かべて浮上の時まで保存します。画像には写っていませんが、弁当箱が傾いたり転覆しないように産卵箱で囲いをつくりました。卵~仔魚を光に当てると良くないとも聞くので、カーテンで軽めに遮光をしています。
無事に孵化して浮上してくれることを期待します!