マタタビ科 マタタビ
山間部へ出かけるとこの時期こんな葉を気かけた事は有りませんか?半夏生の様に白くなっています。これはマタタビが花の咲くころ変化させる現象です。未だに何故こんな風に白くなるのかの原因は判明していないようです。
葉の表皮の間に空気が入り白く見えるのだということは判明しています。夏過ぎると段々元の緑色に戻っていきます。雌雄異株ですから雄株・雌株ともにこの現象は起こります。
こちらが雄株の雄花です蕊が沢山見えます。
お茶の木の花の様に見えませんか?
マタタビ両性花
こちらは
こちら雌株には雌花と両性花の両方が咲きますが両性花の方が花数は多いです。
マタタビ科 サルナシ雄株
こちらはそっくりのサルナシの雄花です。
蕊が黄色ではなく黒い色をしているので判別がつきますね。
サルナシ両性花
雌花
こちらもマタタビと同じように雌花と両性花が有ります。
雌蕊の元に雄蕊が見えますね・・・マタタビの語源は旅に付かれた人が実を食べて元気になり「マタタビを続けた」と言うところからだという記述も有りますが、マタタビはとてもじゃないけど食べることが出来ないというのが個人的な見解です。対してサルナシは少しばかり熟してなくても美味しく食べることが出来ます。きっと名前が逆になったのではと思っている所です。
クロウメモドキ科 ケンポナシ
こちらも実を食べることが出来る樹木です。ただし落ちてさらに霜や雪にさらされてからの方が断然美味しくなります。田舎にいる頃は落ちる場所が分かっていましたので降り積もった雪を掻きわけて実を拾ったものです。まったく名前が示す通りナシが熟した香りと味がします。二日酔いの特効薬にもなるようです。
山の中で今の時期白色の葉を見たら条件反射的にマタタビと思ってしまいます。
この山野に自生すると言われるマタタビと猫の出会いはどうしてなのかと不思議に思っています。
今現在では山中にあるマタタビと猫が出会うのは不思議なのですがその昔は庭に生えていた位の位置にマタタビが有ったのではと思っているのですが?
茗荷にしてもこんな場所にもあるって驚くぐらい集落から離れた所でも見受ける場合が有りますからね。相当山奥にでも集落や人家が有ったのでしょうね。
マタタビはトラにも試してみたいと思っているのですが!(^^)!
サルナシといえば、絶品の「野生のキウイ」ですよね(#^.^#)
白川登山口から白山に登る途中、頭上からサルナシの実がぶら下がっていて、いかにも「おいしそう♪」だったけど、ここが「国立公園」だったことを思い出し、写真だけ撮ってクマに譲りました(笑)
大白川キャンプ場周辺はクマが出没しますから、行かれるときはご注意くださいー☆彡
私が田舎にいる頃(1950~1959)村の神社の石垣にサルナシが生っていました。岐阜へ引っ越ししてから全く忘れていましたがアマゴ釣りに徳山へ出かけた折、偶然見つけました。確か食べることが出来る実だと、直感しまして食べたら不思議と子供のころ食べた神社の所の実が頭に蘇ったんですよ。帰ってから調べてそれがサルナシだって始めて認識した次第です。思い入れも深いのですが香りと言い味と言い山ブドウの上を行くと個人的には思っているのですが・・・とにかく美味いですね。