アオガエル科 モリアオガエル
ふれあいの森 野鳥の池の畔にある木から張り出した枝先に産み付けられたモリアオガエルの卵塊です。このカエルの特徴は木の上に棲み、枝先に泡状の卵塊を産みつけます。孵化した幼生(オタマジャクシ)は梅雨の頃、下の水中に落下して育ちます。
昨年より10日早い5月12日の卵塊観察で4個確認できました。
まだぬめり光っているとところや、矢印形の滴りがあるところをみると産卵後間もないように見受けられます。親ガエルの鳴き声は、ヒキガエルの唸るような低音と違い、高音の透き通った爽やかな感じに聞こえます。
モリアオガエル卵塊団地
岐阜新聞に3年間187回にわたって連載された「岐阜の自然考」が平成27年11月に1冊の本として出版されました。この中にモリアオガエルの項目はありませんでした。26年3月に岐阜市自然環境基礎調査として出版されたA4版 340ページ余「岐阜市の自然情報」では北西部地域の個体群は隣接する本巣市と連続的に分布しており個体数も比較的多いと考えられる。金華山周辺の個体群は情報不足で映像はない とあり、ふれあいの森については触れられていません。
本年12日立ち寄ってみたところ4個の卵塊を確認いたしました。まさに ふれあいの森 での映像は貴重なものであり、NPOふれあいの森自然学校としては誇りある映像だと思っております。