失敗。
2005年01月31日 | 本
浦賀和宏【彼女は存在しない】
多重人格を主題にした、サイコミステリー。
ストーリーは良い。複雑な家庭環境、性的な虐待、
それらから身を守るために複数の人格を創り出す。切ない。
途中からだんだんと、どんなオチかわかって来るものの、
ちゃんと辻褄の合う裏切り方。
ただだ。この作家(他の作品は知らないが)、固有名詞を使いすぎ。
アーティスト、曲名、コンピュータ、雑誌、ブランド、キャラ、地名などなど、
実在の名前がたくさん出てくる。
とくに、クラブミュージックへの造詣を匂わさんとしているのか、
やたらでてくるアーティスト名と曲名は本当にウザイ。
大切なことが全然頭に入ってこない。
固有名詞を出さないと登場人物のアイデンティティーを表現できないのだろうか。
物語にリアリティーを出せないのだろうか。
ここでそんなセリフは言わんやろ?って言うのも結構あって、
やっぱいまいちだなぁ。
多重人格を主題にした、サイコミステリー。
ストーリーは良い。複雑な家庭環境、性的な虐待、
それらから身を守るために複数の人格を創り出す。切ない。
途中からだんだんと、どんなオチかわかって来るものの、
ちゃんと辻褄の合う裏切り方。
ただだ。この作家(他の作品は知らないが)、固有名詞を使いすぎ。
アーティスト、曲名、コンピュータ、雑誌、ブランド、キャラ、地名などなど、
実在の名前がたくさん出てくる。
とくに、クラブミュージックへの造詣を匂わさんとしているのか、
やたらでてくるアーティスト名と曲名は本当にウザイ。
大切なことが全然頭に入ってこない。
固有名詞を出さないと登場人物のアイデンティティーを表現できないのだろうか。
物語にリアリティーを出せないのだろうか。
ここでそんなセリフは言わんやろ?って言うのも結構あって、
やっぱいまいちだなぁ。