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日曜の午後。

2005年02月27日 | 音楽

remy shand【the way i feel】
初めて写真を載せてみた。
携帯にカメラが付いてないから、
サイズダウンとかめんどくさいんだよなぁ。

今日、ライブラリの奥から引っ張り出してきて
聴いてるのがレミー・シャンド。
3年ほど前の、これがデビュー作だったはず。
21世紀のマービン・ゲイてな感じで、相当な鳴り物入りで登場した。

いやー、確かに若い。落ち着いて聴けるようになるには、これからの感はある。
でも、とくにファルセットと低音の切り替えや音の切り方は素晴らしい。
曲はその優しい声に良く合う、メロウな曲が多いのに、
そのテクニックで緩急が良く付いていて、全く飽きさせない。
ダブリングの使い方もカッコイイし、
ずーっと後ろの方で鳴る音なんかも、良い音入れてる。
次回作が本当に楽しみなアーティストの一人。

予想外。

2005年02月26日 | 映画
【アイ,ロボット】
正直言うと、
「ああ、今日は面白そうなビデオ無いなぁ。
【アイ,ロボット】みたいな大作借りるとまた失敗するんやろうなぁ。
大体この映画は宣伝もロボットのデザインも、全然魅力無いんだよなぁ。
ま、でもいつかは借りて見るんやろうし、今日借りて帰るか」
と思いながら、レジに向かった。

2035年。ロボットは3大原則により、人間に危害を加えてはならない。
ロボット嫌いの刑事は、ロボット発明の第一人者の博士の死を期に、
陰謀に巻き込まれていく。

SFとしてはなかなかの秀作だ。
黒幕の存在こそ、まぁありきたりなオチだが、
ウィル・スミス5回くらい死んでんちゃう?っていうロボットとの戦いも、
人物やロボットの背景、表情も、
30年後の様々なテクノロジーもどれも素晴らしい。
結構スローモーションを多用しているが、
全くいやみではない。
雰囲気は【ソラリス】のような美しさ、哀しさも漂う。

ウィル・スミスはロボット嫌いで、
古いもの(コンバースのスニーカーとか)をこよなく愛する刑事の役だが、
アクションや彼独特の愛嬌に加え、
今回はかなり哀愁漂っていて一皮剥けた感じ。カッコイイ。

絶対プロモーション失敗していると思う(笑)。

まだまだこれから。

2005年02月25日 | 
マイケル・J・フォックス【ラッキーマン】
自伝はあまり読まないのだが、
この本はどうしても読みたかった自伝の一つ。

マイケル・J・フォックス。
僕の世代が映画というものを積極的に観はじめた頃
(テレビで放映されたものだったかもしれないが)、
その年頃が観るべき映画の中では、最も輝いていた俳優の一人だ。
映画って本当に楽しいものだと思わせてくれた中から、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や
「摩天楼はバラ色に」ははずせない。
それが、たとえメディアによって造られた物だとしても、
あの爽やかで親近感のある笑顔、
スケボーやギター、車のあるアメリカ的な生活、
子供の様な大人の様な微妙な感情表現は本当に素晴らしかった。

姿を見なくなったなぁと思ってはいたけど、
映画が売れずに日本に入ってきてないか、
テレビ俳優としてやっていっていると思っていた。

いつか覚えていないが、彼がパーキンソン病と知った時、
もう飛べなくなったクリストファー・リーブ(先日亡くなった)
を思い起こしたが、思い入れという点では、
マイケル・J・フォックスの方がショックは大きかった。
このスーパーマン二人にしても、中尊寺ゆつこさんにしても、
バイタリティーに溢れていると信じている人が、
難病や事故にあったと言うニュースは本当にショックだ。
ただ重要なのは身体的精神的に相当つらいはずだが、
そのバイタリティーとポジティブな姿勢は少しも衰えていないところだ。

この自伝の中では、生い立ちからスターへのサクセスストーリー、
スターの苦悩、病気になって分かってきた事が綴られる。
一発のヒットで自分がどんどん持ち上げられていく戸惑いや、
有頂天になっていく様子、それを冷静に振り返って思うこと。
病気との闘いやアル中になりそうだったことまで。
そんなドラマティックな人生は、なかなかおくれそうに無いが、
実は彼はスーパーマンでは無く、非常に人間的である事がわかる。
生きていく上での大切な事を、
ユーモアや楽しいエピソードを交えて示唆してくれる。
彼は病気になって今は良かったと考えていると言うが、
本当にそうなのかは誰にもわからない。
しかし、まだまだある影響力と才能を発揮して
独自の活動を続けて欲しい。

ただ、40歳を過ぎた彼が、
サスペンスの犯人や、味があって優しい父親、
はたまたラブコメディーにおけるヒュー・グラントの様な、
そんな役を演じている姿を、やっぱり僕は観たかった。


なぜだ。

2005年02月24日 | 日々の生活
テンプレートをシャインにしたあたりから、
Macでは記事が見れなくなったようだ。
ということで、前のテンプレートに戻してみた。
テンプレートのせいかは分からんけど。

Groovistaというのは僕の全くの造語だけど、
結構気に入っていて、青空に白地で抜くといい感じ。
ソウルやクラブ系の似合うような、
ブラウンのグラデーションとかも増やして欲しいなぁ。

いつまで続くかな。

2005年02月21日 | 日々の生活
今朝の大阪は久しぶりにキリリと寒い。

ひと月ほど前から、週末に30分ほどアコギを弾いている。
一曲、弾きながら歌いたい曲があったので、
数曲のコードとリズムだけ書いてある本を買ってきて始めてみた。
とは言っても、なんのかんのと時間が作れず、
実際には2週間おき位になってる気がするが。

もともとあまり弾けなかったんだけど、
長いブランクのせいで、もう全然音が出ない。
とくにバレーのあるコードなんかは、情けない音しか出ない。
運指も全然駄目で、この調子で行くと弾き語りまで一年で仕上がるか?

でも、比較的簡単なコードの曲を選んで(目当ての曲ではないが)、
少し弾きながら歌ってみると、音や声を出す喜びが蘇ってくる。
最もシンプルな構成なのに、
十分“音楽”になることが分かるだけでも、なんだか嬉しい。
指先はすっかり柔らかくなっていて、弦を押さえると痛いんだけど、
なぜかそれも心地よく、だんだんと硬く変わっていくのも楽しい。
ここから、なかなか音が出なかったり、一曲仕上がらなかったりと
練習時間の少なさが響くような壁にぶち当たるんだろうな。
しかし、昔みたいに肩肘張ってるわけでもなく、
出来ないからといって、誰に責められるわけでもないので、
ぼちぼち楽しく続けていけたらいいなぁと考えている。
アコギも危うく売りそうになったけど残しておいて良かった(笑)。

これも期待していたほどでは。

2005年02月20日 | 映画
【ツイステッド】
いまだに肌の色の違いでしか、
アシュレイ・ジャドとシャーリーズ・セロンの区別が付きません(笑)。

捜査官に昇進したアシュレイ・ジャド。
自分と関係を持った男達が次々と殺される。
自分が殺しているのか。それとも他に真犯人が…。

以下、微妙にネタに抵触してるかも?

まぁ、この手の映画のお決まりとして、
主人公が犯人でないことはわかります。
サンフランシスコの港を舞台にした雰囲気と、
両親の死をトラウマとして持ち、
精神的に不安定で多情な女捜査官はすごく良い感じ。
気を失う瞬間、暗転する時の悲鳴のような音と、
ジッポーの音など古典的なサスペンスの手法も、
かえって好感が持てたり。

しかーし。
登場人物が全員犯人に見えるんだけど、
“こいつが犯人か?”と思わせるためだけの描写がウザイ。
しかも結局最後は一番無難なところに落ち着くし。
さらに、動機もいまいち不明なら、
なぜ自分から公表するような真似をしたのかもあんまりわからん。

主人公も、お酒飲むたびに気を失うなら、何か気づけよ!

こんな人たちもいたんだ。

2005年02月19日 | 
高橋克彦【火城】
黒船来航せまる幕末に、日本の未来を見据え、
蒸気船製造に取り組む男達がいた。

幕末というと志士の活躍が思い浮かぶが、
この小説は科学者や技術者を主人公とした物語だ。
秀才といわれながらも自分はコーディネーターに徹し、
あの手この手(得意の泣きも)を使って人の心を動かし、
さまざまな思想が渦巻く中で、日本を救うのは技術力だと信じて進む。
たまに生じる迷いもふっきって進む。
この時代、外国との技術の差は、とても取り返しの付かないほど離れているが、
こんな人たちがいたから今の日本があるんだなぁと妙に納得。
主人公に理解を示す藩主とのやり取りにもジーンと来た。
良い上司と優秀な部下の見本だなぁ。


高揚。

2005年02月17日 | 音楽
quarashi【Jinx】
最近おりこうさんの曲ばかりを繰り返し聴いていたので、
少し気持ちをアグレッシブにするため、
ミクスチャーやHIPHOP、ブレイクビーツを詰め込み、通勤。

その中でやっぱこいつらカッコイイと思わせたのが彼ら。
ちょうど2年前ぐらいのアルバムで、その夏には結構良く聴いていた。

まずは2MCの掛け合いだ。ハードロック的な高音と中低音が絶妙な絡み合い。
もの凄くキレのあるラップだ。歌物もうまい。
バックはこれまた不穏な音満載のブレイクビーツとヘヴィーなギターの絡み。
全体的にスケールの大きい(映画音楽みたいな)音作りに、
印象的でキャッチーなサビ。
ビースティー等の流れを汲みながら飛び立ち、
ヘヴィーとライトの絶妙な中間地点に降り立った感じ。
これでライブが盛り上がらないわけが無い。

しばらく名前を聞かなかったけど、
3月に新譜が出るらしい。楽しみに待とう。



満身創痍。

2005年02月16日 | 日々の生活
上の子供(3歳)が扁桃腺を腫らして、夜になると高熱を出す。
前にも一度あったが幻覚が見えておびえるので、
こっちの方が怖くなるっちゅーねん。
などとツッコミを入れつつ、寝不足の日々(特に奥様)。
その病院通いについて回っていた下の子(8ヶ月)はとうとうインフルエンザにかかった。
二人を隔離し、それぞれ別の部屋で寝ることに。でも薬飲んで、だいぶん良くなってきたみたい。

子供は病気をすると可愛い顔になる。
そんな目で見つめないでくれー。早く治れー。

体が動く。

2005年02月12日 | 映画
【永遠のモータウン】
大作はやや食傷気味なので、
たまにはこういうのも良いなと思って。
いわゆる音楽ドキュメンタリーです。

モータウンのヒット曲をバンドとして支え続けたファンクブラザーズ。
インタビューや再結成ライブを中心に、
メンバーたちの音楽や仲間への思いが綴られる。

いや、ある意味ソウル版プロジェクトXだな。
ミュージシャンの職人としてのプライドとそれを裏付ける実績は、
音楽だけでなく、生き方そのもののお手本となるものだ。
いかにも“今だから笑って話せるけど、あの時あいつは”的で、
人生ってそんなもんだろうなぁと思う。
プロジェクト(バンド)のメンバーとしての仲間意識。
とにかく音楽が好きな気持ち。感銘を受ける作品でした。
挟まれる曲やライブも、体が自然に動いてしまう曲ばかりでとてもGOOD。
音楽ファンならずとも一度は耳にした事のある曲ばかりで、
えっこの曲も?という驚きもある。

マービン・ゲイの【What's Going On】が発表されたのは
僕が生まれる5年前。マービンの曲は昔から良く聴いているけど、
動いてる映像を今回初めて見た(笑)。

再結成ライブは様々なゲストシンガーを招いて曲を披露しているが、
その中で驚いたのは、ベン・ハーパーだ。
彼のファーストアルバム(10年くらい前)をジャケ買いしたんだけど、
その頃の僕は全く退屈で面白くなく感じ、全然聴かなくなった。
最近、フジロックフェスなんかにも出ていて、
結構支持されてるんだなぁと思っていたけど、
この映画での彼はもの凄くソウルフル。
相変わらずビジュアルはカッコイイし、バランス良く太い声が素晴らしかった。
他のアーティストも、第一声から“うまーい”と思わせてくれる面子で、
音楽DVDとしても必見の一本。