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佐藤竹善【ウタヂカラ~CORNERSTONES4】
最近カバーアルバムがガンガンでてますが、
(というかカバーしか売れない?)
基本的に原曲を超えることは無いので好きではない。
そんな中で、4作目となるこのシリーズはそのボーカルの良さと、
アレンジの美しさが心地良いのでよく聴いている。
いつもは洋邦混ざっているが、今回は邦楽のみということで、
ウタヂカラというセカンドタイトルにも、
日本語の歌に対する思い入れが良く出ている。
しかし、今回はちょっとアレンジ過多だなぁ。ぜんぜん良くない。
例えば“真夏の果実”は原曲の印象が強すぎて難かしいと思うんだけど、
もっと夏の終わりの哀愁が欲しかった。それがあっての曲だから。
そういう曲の持つ情景を表現した上で、自分のカバーとしての表現をしないと、
歌のうまい人が、お洒落なアレンジで歌ったという以上のものがない。
あまりに音楽的な技巧に走っていて、自己満足な曲が多かった。
“ロビンソン”は草原を渡る風を感じる曲じゃないと。
CORNERSTONES3の“はじまりはいつも雨”では、
確かに雨の中、恋人を待つ男の姿が見えていた。
そういうアレンジを次回は期待します。