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来週晴れろ。

2013年09月08日 | 映画

家ではすでに鍋の週末が始まっています。

雨が続いて、週末は映画と小説(と漫画)の日々。

 

キャプテンハーロックを初日に3Dで観てきた。

ハーロックは実在俳優の誰でもあり得ないので、

オールCGは妥当だけど、宇宙での戦いの臨場感、迫力が良かったー。

実際、時間が経ってからの映画化なんて、みんなの思い出の中でのヒーロー像や設定があって、

結構難しいんだろうなぁ。世の中のカッコ良さの基準もドンドン変わって行くし。

今回は完全無欠の男ではなく、結構弱いところを見せてます。

新しい科学用語なんかもちりばめられてていいね。

 

福井晴敏は適度なマニアックさとわかりやすいエンターテイメンを併せ持っているので、

ハーロックの脚本としてはとても良いんじゃないかと思う。

が、コブラの方がより合っている気がするので、そちらも宜しく(笑)


で、アリエッティ観た。

2011年07月16日 | 映画

いつものジブリという感じだけど、

最近の作品はイマイチ意味や意図の解らない物が多かったので、

メッセージも設定も伝わりやすくてなかなか良かった。

人間も謙虚にそして逞しく生きていかなきゃならない。

だけど、僕は自然から搾取する生活をやめられそうにない(笑)。

 

ミクロな世界では水はどの様に振る舞うか、

音の聞こえ方、物の質感、重量感、とても良く表現されている。

そして冷静で逞しく、優しい父親像、憧れる。


ユーロ。

2010年09月27日 | 映画


【 パリより愛をこめて 】ってまた変な邦題つけてと思ったら、
原題は【 From Paris with Love 】…そのままやった。

製作(原案)リュック・ベッソンの魅力が存分に詰まってるー。スピード感と切なさ。
ドンパチとカーアクションで限界まで疾走しておいて、最後、切なく美しいシーンでしめる。
とにかく、ジョン・トラボルタ扮するCIAのエージェントは、引き金を引くことに躊躇しない。
危険と隣り合わせ、エージェントとしての人生が体に染み付いていることを全く疑わせない演技。
いままで笑っていたのに、クールな態度に急に切り替わる時の目の据わり方。素晴らしい。
そして、カシア・スムトゥニアクという女優はおそらく初めて観たが、
いかにもベッソン好みの絶妙なキュートさを残しながらコケティッシュな女。
それは、いまや移民大国となったフランスの影。

怒っているんじゃない、愛なんだよ。

2010年02月11日 | 映画


欲求に抗えず、【 THIS IS IT 】を買ってたんだけど、
なかなか観る時間がなく、今日やっと観れた。

矢沢永吉やB'zなど、音楽的にはとりたててファンでないアーティストでも、
ライブの舞台裏のドキュメンタリーなど見るとやはり感動する。
トップを走り続けるという事がどういうことなのか。
ストイックにファンの期待にこたえる舞台を作り上げる。

マイケルもコンサートにかけるその姿勢は揺るぎない。
しかし、スタッフの誰もが緊張してエキサイトしている事がわかっていて、
周りの人にかける言葉は優しく、シンプルで深い。
自分が怒ってしまっては良い物ができない事がわかっている。

選りすぐりの若いダンサー達の誰よりも体がきれてるのがすごい。
頭の中に完璧なイメージが出来上がっていて、それを体現できる。
このコンサートが永遠に完成しないのが悲しく、残念だ。

曲がりまくり。

2009年03月03日 | 映画


【 WANTED 】

いやいや、ストーリーや設定は突っ込みどころ満載。
でも、これは十分に予想できたこと。
ここでVFXの凄さだけで終わってしまえば、
そこらへんに転がっているくだらない映画になってしまっただろう。
しかし、この【WANTED】はかなり面白い。
それは、どんな風にすればカッコ良く見えるかよく考えて、
全体的な雰囲気を大切にしてあるから。
シナリオはある程度まとまっていれば良いという潔さ。
随所にちりばめられた細かい手法が、男心をくすぐるのです。
アクションの一つ一つがとても独創的で、
スローモーションの使い方もいやらしすぎず効果的。
よくマンガで、弾丸の旋風で舞い上がる髪って言うのがあるけど、
この映画ではそれを完璧な美しさで表現してる。
そして、アンジーがかっこいい!やっぱアクション女優やなこの人。

プチューアヘンズアーップ。

2008年09月22日 | 映画

【 アメリカン ギャングスター】

これも早く観たかった映画の一つ。
デンゼル・ワシントンもラッセル・クロウも大好き。

麻薬の直接買い付けを思いつき、のし上がったフランク(ワシントン)と、
なかなか姿の見えないフランクを追い続ける、麻薬取締り捜査官、リッチー(クロウ)。

ただ、どう考えても利己的な犯罪者であるフランクを、
デンゼル・ワシントンの魅力と演出で、若干ヒロイックに描いているところが少し納得いかない。
実話に基づいた話であり、本人に協力してもらっていると言う事情もあるかもしれないけど。
そして、結末にしても自分のルールに厳しい悪人にしてはちょっと納得いかない感じ。軽いし。

と、そんなことはあるんだけど、面白いです(笑)。
正直さと荒々しさが同居したリッチーの役はラッセル・クロウにぴったり。
それが善であっても悪であってもエリートになれる聡明さと、
精神の均衡が崩れる直前の演技に関しては、デンゼル・ワシントンはピカイチ。

そして、なんといっても僕の一番好きな60~70年代のブラックカルチャーが満載で、
ファッションも音楽も緻密に再現されていて、
一度も観たことの無いその時代のハーレムが目の前にあるかのよう。
雪が舞うシーンなんかめちゃめちゃクールです。

嘆きの星。

2008年08月25日 | 映画
そろそろ夏の疲れも出て、なかなか筆を取る気になりません。
休みの日は半分子供の相手で、半分は寝ているし(笑)。

昨日は、子供の夏の工作を一緒にやっていたんだけど、
子供自身のアイデアを導き出すのが大変。
どうしても僕の思想が入ってしまいそうになるのをぐっと我慢しながら、
子供がどんな発想をするのか楽しむ。

そして、最近レンタルして観たい映画がたまってきた。


【ジャンパー】

えーっと。
テレポートしたらこんな生活できるんだねぇってところが
なかなか面白くて良いんだけど、それだけって感じでもある。
悪事で金を稼ぐって言うのもなー。あとで返しますって言われても。

最近のハリウッドアクション全体に言える事なんだけど、
なんかシナリオが、
“最近の映画技術だったらテレポーテーションをカッコ良く描けるんじゃない?”
“ほんまやなぁ。じゃ、次はそれで脚本書いてみてよ”って感じ(笑)。
特殊能力を活かして、相手の裏をかくって言うシナリオだったら面白いんだけど、
最終的には結局力技だし、敵の目的みたいなんもイマイチ曖昧だしね(笑)。
しかしタランティーノが【パルプフィクション】にサミュエル・L・ジャクソンを
使ったというのは、映画界にとって素晴らしい出来事だったんだなぁ。




【ノーカントリー】

前半はめちゃめちゃ良い。映像も最高。
影の作り方、物の配置、登場人物の動作、台詞それぞれに意味があり、
不気味な人間像、不穏な空気と言うものを現している。
コーエン兄弟と言えばやはり、
【ファーゴ】の雪と血のコントラストが印象に残っている人も多いと思うんだけど、
こういう印象的な演出は本当に素晴らしい。
映画全体を覆う“色”がはっきりしている映画が好きだ。

“自分のルールに厳格に従う殺し屋”というのはそんなに珍しい設定ではなく、
最近のリアルな戦争映画に比べたら恐怖というほどではない。
けど、すごく良いと思わせてしまうのは演出であり、役者だ。

後半、ちょっと冗長かなと思う部分もあるし、
衝撃のラストと言うわけではないが、
それが帰って淡々とした殺し、人々の嘆きを際立たせている。

冒頭から続く、保安官の厭世観というか、
時代が変わってしまったことへの嘆き、
この映画の舞台となった2~30年前(だと思う)のアメリカと同じ変化が、
今、日本でも動機の理解できない暴力、殺人として現れてきているのだろう。
常識的な考えでは通用しない、“自分の論理”で動く人間がいるのだ。

誰も寝てはならぬ。

2008年03月24日 | 映画

【 幸せのレシピ 】

結婚して子供も2人いると、
嫁さんと家でビデオ観る時間がなかなか作れない。
ので、いつもだいたい一人で観るんだけど、
「あぁ、この映画嫁さんも観たいだろうなぁ」と思うと、
なかなかタイミング合わせるのが大変。
この映画もそんな感じで、1週間前に借りて期限ぎりぎりに観ることができた。

マンハッタンの高級レストランで料理長を務める
ケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、
ある日、姉を交通事故で失い、
残されためいのゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)を引き取ることに。
一方、仕事場には、ケイトとは正反対の性格の
陽気な副料理長ニック(アーロン・エッカート)が新たに雇われる

ただのスタイリッシュなラブコメかと思ってたんだけど、
ちょっと重めのテーマも入ってたりで、なかなか良い。
職人の仕事に対するプライドが、人生に対する戸惑いがよく描かれている。
仕事に厳格なケイトの厨房は常にピリピリとした緊張感に包まれている。
そこにやってきたニックはいきなり厨房でのトゥーランドットから始まる、
陽気でフレンドリーな雰囲気で仕事をするタイプ。それが徐々に溶け合っていく。
実際に、仕事というものはその両方の空気が求められるからね。

とにかく、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの美しさ。
今回は珍しくゴージャスではなく、市井に生きる女性なんだけど、
その美しさは際立っている。
実生活では包丁も握ったこと無さそうな感じだけどね(笑)。女優ってすごい。

夢にでそう。

2007年12月02日 | 映画

【アポカリプト】

いや、なかなかすごい。
なんか今までに観たことない感じの映画。
シナリオなんかは非常に単純で、戦い方なんかもたいしたこと無いんだけど、
作品全体を支配する“恐れ”そして“畏れ”。
グロテスクを感じる以上に、恐い。
追うもの、追われるもの、神、自然、
シナリオがどうこうよりも本能にビシビシ響く映画。
主人公の強い目の光が印象的。

Mr.インクレディブル同様、エンドロールまでクールです。

2007年11月26日 | 映画

【レミーのおいしいレストラン】

ちょっと不満なところ
①主人公がまどろっこしい。
②ねずみが作った料理はやっぱり嫌(笑)

という感じで、若干冗長な部分もあるけど、
独創性、表現力ともに申し分なし。
やはり3Dアニメに関しては、
ピクサーがドリームワークスに完勝状態だな。

こういった一流のアニメーターや漫画家の才能ってほんとすごい。
どの一場面をとっても素晴らしい絵になっている。
アニメーションにいたってはそれが動くんだから。
その才能を見せつけられると正直へこむ。

話は変わって、
ヤッターマン実写版のガンちゃんが櫻井翔に決まったらしい。
正直、演技してるところをあまり見た事が無いので良くわからんけど、
見た目の雰囲気的にはなかなか良いと言うか、なるほど納得という感じ。
やはり、僕も世の中の皆さんと同じく、ドロンジョ様が激しく気になる(笑)。
キャラクターでいったら、
ドロンジョ⇒杉本彩
ボヤッキー⇒笑福亭笑瓶
トンズラ⇒小倉久寛
というところなんだけど、ちょっと年齢が高いし、やりそうに無いんで、
意外性も含めて、
ドロンジョ⇒土屋アンナ
ボヤッキー⇒ユースケサンタマリア
トンズラ⇒田中要次
ってところでどうでしょう。
まぁガッチャマンも含め、実写化自体に興味はあるけど期待はしてないしね。