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アイワナビユアポップスタ。

2005年12月21日 | 音楽
    
平井堅【歌バカ】     ケミストリー【fo(u)r】

いつもはあまり聴かない方々、
平井堅とケミストリーのアルバム(平井堅はベストアルバムだが)
が同時期に出たと言う事で、両方聴いてみた。
ケミストリーのアルバムをまともに聴くのは初めてだ。

ケミストリーはベストでは無いのに、耳にしたことある曲ばかりで、
聴くと確かに口をついて出るものばかりだ。
ただ、どこまで心に残るかと言うと、流れていってしまうものが多い。
それに対し、平井堅はアルバムの中では
良い曲と捨て曲の落差が激しいイメージがあるが、
これはベストアルバムだけあって捨て曲が無い。
そして、その一曲一曲が結構心に残ってるんだよね。
売れてからの曲はバラードが多いが飽きさせないだけの何かがある。
ケミストリーのベストではそうはならない気がする。この差は何か。

平井堅の曲にはファンクがあるんだろう。
ある種の泥臭さやグルーブがある。
それとケミストリーは二人である事、
そのテクニックにあぐらをかいている気がする。
平井堅は自分で曲を書き、良いときも悪い時も試行錯誤して、
自分のスタイルを確立してきた、その過程がにじんでいるんだと思う。
昔、あまり売れなかったミディアムナンバーが、
こうして多くの人に聴いてもらえるのは嬉しいだろうな。