Groovista Blog

Copyright©2006-2010 Groovista All rights reserved

今年一番売れた曲を歌ってる人。

2004年12月20日 | 音楽
平井 堅【SENTIMENTALover】
平井堅のアルバムを初めて聴いた。
シングルで出るようなスローバラードはタイアップ効果もあって結構好きだ。
だけど、アルバム通して聴いたら結構しんどいんじゃないかと、
これまで考えていたから。

実際聞いてみると、そんなしんどさは無い。
どちらかと言うと淡白にまとまっている。
ここで思ったのは平井堅は良くも悪くも“ヴォーカリスト”であると言う事だ。
“瞳を閉じて”や“キミはともだち”(この曲大好き)は、
彼独特の低音からの立ち上がりや、忙しいブレスまでもが良く練られていて、
すばらしい曲だと思う。
しかし、“Style”の様な打ち込み系のアップテンポナンバーを
あのファルセットボイスで歌いきるのは無理があるし、
どうしても歌わされてる感が強い。ほんとにそんな歌を歌いたいの?
同じ様なテンポでも、バックが生音系だと結構良いんだけど。
“君が僕に憑依した!!”は奇をてらいすぎ。
ひところの様に、カバーばかりに走るのもどうかと思うが、
ヴォーカリストとして、お!っと思わせる曲を歌って欲しいなぁ。
余談だが“楽園”の3rdトラック“WHAT'S GOIN' ON ?”は、ほんとに最高。

ほんと絵は良いんだけどね。

2004年12月20日 | 映画
【コルト・マルテーズ】
冒険家コルト・マルテーズがロシア皇帝の財宝を乗せた列車を追って、
上海・ロシア・満州・モンゴルと大陸を駆け回る冒険活劇!
と思って、久々にアニメを観た。仏映画。
フランスで大人気の漫画を長編アニメにしたものらしく、
全員仏語でしゃべってます。

アニメーションは文句なくカッコイイ。
主人公もかっこ付けすぎだけどカッコイイ。
でも、ストーリーはぜーんぜん面白くない。
って言うか、成り立ってない。
原作のファンは解るかもしれないけど、
初めてこの映画を観て、予備知識無く楽しむのは無理。
コルトと因縁のありそうな香港の女って誰やねん。
と関西弁で突っ込んでしまいそうなくらい駄目駄目だった。
大体、本人が何のスペシャリストかよくわからない。
多分、設定や背景が込み入りすぎていて、
一作のアニメで描ききるには無理があったんだろう。

最近のアニメはなかなか当たりが無いなぁ。日本のものも含めて。
技術的にはかなり(というかものすごく)進歩して、
映像は良いんだけど、どうもそちらに力を裂き過ぎのような。
自己満足的というか。ストーリーが大事でしょ?
またその、ストーリーが哲学的というか内面世界を描いた物が多くて、
全然面白みにかけるよなぁ。
今年話題になった【イノセンス】なんかも、
二の足を踏んでしまう。
大人が好きなアニメはもちろん大事だけど、
やっぱ、子供でも楽しめる物にして欲しい。