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音楽に何を求めるか。

2004年12月09日 | 音楽
LOVE PSYCHEDELICO【LOVE PSYCHEDELICO III】
昨日、通勤中にシェリルクロウを聴いていて、
「この曲ってサイケデリコとそっくり」と思った曲があり、
ラブサイケデリコはしばらく聴いてなかったのだが早速借りて帰った。
初めてサイケデリコを聴いた時の衝撃は忘れられない。
なんてカッコ良いんだと思い、1stアルバムが出るのが待ち遠しかった。
シェリルクロウの件でもわかるように楽曲自体は目新しい物ではない。
やはり、日本語の載せ方、歌いまわしが素晴らしく個性的で、光を放つ。
ただ、その個性にこだわるあまり、また英語っぽく聴かせる為に、
使う言葉が相当制限されてしまい、“どっかで聴いたフレーズ”
が多くなってしまう。このアルバムもその域を出ていない。
それと、言葉を沢山繋ぎ合わせたサビも最初は斬新だったが、
もっと突き抜けた、キャッチーなサビを入れても良いんじゃないかなぁ。
何かを創り出すときには、最初の呪縛から逃れるのに苦労する。
僕も同じような絵を何年も描いて、なかなか抜け出せないけどね。

福富幸宏【equality】
クラブに行かなくなって何年になるだろう。
一番よく行っていたのは難波にあったClubQooである。
梅田に移り、閉店してしまう前なので相当昔だ。
今では世界的に活躍しているヨージ・ビオメハニカがお気に入りだった。
トランス系でとにかく踊るレイブパーティーもクラブの醍醐味なら、
ちょっとジャズだったりブラジリアンだったりを加えたハウスで、
お酒飲みながら自然に揺れてるのも気持ち良い。

そこで、福富幸宏であるが確かにおしゃれだし素晴らしい。
ただ、フロアで聴く音楽だなぁと言うのが感想。
完全に音に包み込まれた時、少しのお酒がはいっていた時、
最も効果を上げる音楽だと思う。
通勤中に聴くには単調だし、日曜のお昼にはあまり合わない。
でも、きっとそれを狙って音を作ってるんだろう。
どうせなら、もう少し濃い目にスパイスを入れてもいいかも。