終戦記念日の今日、羽鳥モーニングショーで広島の原爆についての
紹介があった。
一つは原爆の悲惨・非人道性を訴える語り部が、被爆者、被爆二世・
三世では枯渇するというもの、戦争そのものでも体験のある人はもう数
パーセントとか言われている。
その実態うけ、広島県では被爆者家族による、語り部を始めたと言うも
の、もう一つは8・6の平和記念式典での、湯崎英彦広島県知事の挨拶の中
にあった、核抑止論はフェクションというもの。
少し長いですが紹介します。 ・・・前略、このような世の中だからこそ、
核抑止がますます重要だと声高に叫ぶ人たちがいます。しかし本当にそうで
しょうか。確かに、戦争を出来るだけ防ぐには抑止の概念は必要かもしれま
せん。一方で、歴史が証明するようにぺロポネソス戦争以来古代ギリシャの
昔から、力の均衡による抑止は繰り返し破られてきました。なぜなら、抑止
とは、あくまで頭の中で構成された概念または心理、つまりフェクションで
あり、万有引力の法則のような普遍の物理的心理ではないからです。
以下 略。
このフェクションであり、普遍の物理的心理ではない・・・が説得性がある
として注目され、略していますが後段の、人間は必ずしも抑止論、特に核抑止
論が前提とする合理的判断が常に働くとは限らないことを、身をもって示して
います。・・・につながっていきます。
広島県知事が核所有国の首脳、そして我々にに問いかけるのですから、一定の
効果はあったのでしょうが、世論が動く・・・には至ってません。しかしこうゆう
問いかけが必要なのでしょう。
モーニングショーで紹介されるだけでも、大いなる世論喚起・周知が出来たと思
います。広島県知事の更なる問題提起を来年に期待したいものです。
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