sekiの徒然日記

旧布野村に週末帰農を始めて18年で遂に解散。今後は尾道からsekiの徒然日記として再スタート。

直江 兼続

2009-03-23 11:39:32 | 
  小説 直江兼続

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 昨夜、NHK大河ドラマ「天地人」があった、各論評によると高視聴率でスタートし維持しているとか。

 かくゆう私も毎週欠かさず見る努力?をしている、私の場合今回の「天地人」に限らず長年見続けている大河ドラマのファンだ。

 もうかれこれ30年近く見続けていると思う、4.5年前までは翌年のドラマが発表され「原作」が分かると買って一揆に読んだものだ。

 もっとも、原作に司馬遼太郎さん等の歴史小説が多く半分近くは既読のものでしたが。

 しかし昨年の「篤姫」は読まずじまいで心残りに、そして今回の「天地人」というか「直江兼続」これは読まねば・・・

 と思いつつ3ヶ月、ようやく読むチャンス??が訪れました、先般来の風邪でおとなしくしている間に。

 角川文庫の「直江兼続」(南原幹雄作)これがドラマの直接の原作ではありませんが「兼続」の一生が描かれています。

 上下2冊を買い求め、伏せている間に朝2時間・昼から2時間と読み進み後残すところ120ページ余り。

 やはり小説を読んでいると、ドラマで脚色した部分がよく分かります、「兼続」の人物像についてもドラマでは泣き虫で弱虫が大成していく・・・のイメージですが。

 小説では、文武両道に優れ男前、しかも義に厚く愛がある・・・ホントかいなと思いますが、ソーなってます。

 どちらが正しいかでなく、どの部分にスポットを宛て視聴者・読者に訴えるかということなんでしょうが・・・

 後1~2日で読み終えそうです、これでまた今年の大河ドラマの見る楽しみの幅が広がりそうです。

 風邪も捨てたものではありません。

 文芸春秋にガッカリ?

2008-10-13 14:35:03 | 
  文芸春秋11月 ホント久振りに買いました。

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 2~3日前の朝、パンをかじりながらテレビを眺めていると定番のモーニング番組で「文芸春秋11月」の麻生総理の記事を盛んに論評しているではありませんか。

 曰く「記事では即解散総選挙といっていながら何故しない」、「この記事は訂正できる時間があったのにしていないのは別の考えがあるのでは」、「解散しないのは自民党の独自調査で悪い結果が出たから」・・・・等々

 これは政治野次馬?としては是非にも買って読まなくてはと言うことで早速求めて乱読いたしました・・・・結論を先に言いますとガッカリでした。

 確かに麻生総理の記事がありましたが文芸春秋の総力特集として「自民VS民主最終決戦」とした記事の一つで、「強い日本を!私の国家再建計画」と題し例の初心表明演説と同じで民主党そして小沢党首を挑発するトーンのとおりでした。

  目次 自民vs民主・・・期待はずれでした。

 対する民主党は鳩山幹事長が「小沢は命を賭して総理になる」と題して述べていますがその中でビックリしたのは小泉元首相の次男を後継者にすることについて、「引退議員の選挙区を二世・三世が世襲していくべきではありません、われわれ民主党はそれを禁じています」ときました。

 私の考えでは世襲が問題であり、二世等が同じ選挙区から出るのが問題だ民主党は禁止している・・・・の主張はすり替え議論では?、国民目線で見れば与野党とも世襲議員の多いこと、鳩山さんあなたもそうではないのですか?(しかしこの分部は勉強になりました、そういう考えか鳩山さん)

 なんともタイムラグのあるそして迫力の無いVs特集です、後は「攻防210議席は両党ともとれず」:赤坂太郎、「麻生政権も公明・学会に潰される」:矢野絢也、「共産党は貧困ブームで勝てるか」:奥野修司という陣立てでした。

 これではやはりテレビいやインターネットに負けます、ほとんどの方が既に活字媒体以外で知っています、しかもコメンテーターの解説付きで・・・文芸春秋だけでなく活字離れと言われて久しいのですが何んとか出来ないものでしょうか?

 私のようなアナログ世代は活字・本で育っていますから本に愛着がありますが、やはりテレビ等で一度聞いた(見た)記事は買ってまで見る気には成りません。

 しかし今回は買いましたそしてガッカリです、文芸春秋さん「買った私が馬鹿でした」と思わせない、いい記事をお願いします期待しています・・・・

梅雨はやはり読書か?

2008-06-21 08:26:01 | 
 やはり梅雨ですね- 先日まで梅雨の中休みとかで結構晴れの日が続いていましたが私が布野ダッシュ村に帰ってくるのに合わせての雨です、今日も朝から降ったり止んだりの状態でさっきまで止んでいたので草刈機を出して加っていましたがこれも30分ほどで中止となりました。

 やはり雨の日は読書ということになり、以前「食堂かたつむり」の際「もし亀」さんからコメントを頂き「佐賀のがばいばあちゃん」と共に買って読みかけになっていた「ホームレス中学生」を仕上げました。

 誤解を恐れず一言で感じたことを言いますと「我々の時代には少し形は違いますがよくあったことまだましのほう」の感じでした、我々とは団塊世代とその少し前の人です、我々の世代は戦争が終わったが物はなし、物だけでなく親のない人も沢山いました・・

 私が通っていた小学校には両親のいない人を預かって育てる施設からかよっている人が随分いました当然私の友達にもいました、また私の親父の実家(分家で家が異なる)では空襲で両親を失った遠縁に当たる子供3人を親父の母(ばあちゃん)が育てて学校に行かせてました。

 そういう原体験から見ると、何でいきなり公園の「うんこすべりだい」に住むの親戚も行政もあるのに・・・父親にしても兄さんにしても行政に相談にいくすべを本当にしらなかったのか??等々ついまじめに正直に疑問を感じてしまい、仕舞いには夏休みの今流のアドベンチャーかとかんぐってしまう愚かな私でした。

 我々の子供の時代、物は何もなかったけれど助け合うという精神は社会にまだまだあったとつくづく感じます、もちろんいがみ合いとか貧困が故の問題は沢山ありきれいごとばかりではありませんでしたが・・・・

 その時代に比べ田村さんの少年時代は物があり社会的にも裕福なのにいきなり何故公園なのか疑問を感じます、社会的に富んでも助け合いの精神が失われてきた・・・等々あるのでしょうが、しかし最後は友達の両親が行政と相談し手続きをする流れですから・・・・

 まぁ時代が違うことと小説をまじめに考えてもしかたがないのですが・・・・そう考えるとスルスルと面白く読めます、ただ構成もホームレス部分は数分の一後は田村さんの中学・高校生活の紹介でした。

 言いたい放題になってしまいました 本はやはり自分にあったのがいいのでしょう、最近は今週のベストセラーとかトップ10等の広告に乗せられ買ってしまいそのお手伝いをしているようです(もし亀さんのせいではないですよ)、まあジャンルを広げる途中ですから今後も「佐賀のがばいばあちゃん」等色々読んでみます。

 
 

「食堂かたつむり」を読んで

2008-05-25 10:59:22 | 
 昨日の土曜日一日雨でしたが昼ごろ親友のMさん一家が松江市にいく途中2時間程よられた後(当然蕎麦はおだししました)は手持ち無沙汰となり、以前から本を読まなくてはと思っていましたので今回布野ダッシュ村にこもるに当たり買い求めた中の一冊 小川 糸さん著の「食堂かたつむり」を一揆に読みました。

 もともと本というか小説は昔よく読んでいましたが非常に偏った読者で司馬遼太郎、有吉佐和子、五木寛之さん等が中心でした、特に司馬遼太郎さんの歴史小説は好きでそのほとんどを長編に関わらず読みました、まあー今から30年40年前の青年?は皆そうでしたけど・・・・

 その後どんどん本から離れ最近ではスローライフを目指しての「田舎暮らしの本」、「自休自足」、蕎麦の打ち方、野菜の本、株の本等々と雑誌系に変わっています、ここ1年くらいで読んだいわゆる単行本は「林住期」、「青春の門」の読み返しくらいでしょうか?せっかくの布野ダッシュ村での「晴耕雨読」の構想も蕎麦と酒に変質して少し自戒していました。

 そんなこんなで新聞のベストセラーの中にあった「食堂かたつむり」を読みましたが正直に言って中盤まではそんなに感じることはなく、やはり我々と読む年代が違う層の小説かまたは自分が司馬遼太郎さんのような歴史物が好きなので肌が合わないのかな、何でこの本がベストセラーなの??と考えてました。

 しかし、小説ですね終わりに近づくにつれて引きづり込まれ最後の意外な展開には妙に感動もしました、そしてそれは全て読み終えて小川 糸さんのホームページ「糸通信」を見たとき確信しました「食堂かたつむり」のあとがきとして、「本、特に物語を読むことは、その作者と旅するようなものだと思います・・・本を読むことは作者と読者の一対一の密接した関係です・・・」との思いです。

 その意味では私自身も作者 小川さんの思いに見事引きこまれ「旅をした」一人となりました、そういうところがペストセラーになった要因かな?、と妙に関心したりしてますが小説としてはやはり若い人向きと感じました。

 小説の概要を書くべきかどうか悩みましたが結局かきませんでした次の雨読の時まで悩みます、偏った読者から幅広くを目指して次は国民的人気?の「佐賀のがばいばぁちゃん」でもよみますか??