野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

18きっぷ 二宮吾妻公園への旅

2017-01-14 17:52:59 | 散歩

 最後の一回分を使うため、使用期限最終日1月10日に東海道線に乗って

二宮駅まで行ってきた。

 吾妻山公園の売りは正月早々から富士山を背景に菜の花が見られるということ。

私が初めて訪ねたのは10年前で、今回が5回目。前回は4年前箱根駅伝の

見学も兼ねてきた、その時以来となる。。

 

二宮駅に下りて市役所前の坂を登る。

 

5分もしないうちに公園入口に到着。

 

 

 結構急な階段を登りきるとツツジ園に出る。風もなく日差しがポカポカしていて

暖かい。

 

 公園内には神社もある。

 

ゆっくり登って30分。広々とした頂上に着いた。

 

この頂上のシンボルともなっているエノキの大木。

 

その奥にに展望台がある。

 

 横から見ると

 

 もう少し離れて

 

 一番端から写した全景はこんな感じ。

平日なのだが、お昼が近いこともあり結構な人出だ。

 

 肝心の富士山はというと……見当たらない!

 

 見当たらないと思っていたら、雲間に山腹だけ見せて(写真中央)

てっぺんは雲の中。周囲の人に聞いたら少し前までは見えていたのだという。

うーん残念。このあと30分は粘ったのだが、最後まで姿は見せずじまいだった。 

 

 

 展望台に上がると

 

 

三角屋根の東屋の向こうは相模湾。

 

 伊豆半島もかすかに見える。

 

 

展望台を降りて海寄りに近づく

 

 逆光の中、海の上には伊豆大島や利島も見えるのだがわかるだろうか。

 

 富士山と菜の花の組み合わせとはならなかったが、久しぶりの吾妻山公園

結構楽しめた。どうしても見たい人は「吾妻山公園 菜の花」でググると

たくさんの画像を見ることができる。

この辺で。

 

 

 

 

 

 


18きっぷ 小根山森林公園への旅

2017-01-10 21:24:39 | 散歩

 前回の18きっぷ福島の旅で3回分使ったので、今回はその残り一回分で

 群馬県野鳥の森、小根山森林公園に出かけてきた。

 注)青春18きっぷは5回分で1セットとなっていて、期限内に使わないと無効になる。

 

行程概略;(行き)新秋津7:16→武蔵浦和7:37着、7:42発→大宮7:48着、7:52発→高崎9:09着

           9:32発→横川10:05着

       (帰り)横川13:58発→高崎14:28着、14:52発→浦和16:20着、16:23発→南浦和16:27着

           16:30発→新秋津16:50着

 18きっぷは各駅停車だけの乗継なので時間がかかる。日帰りだと、

目的地に着いたのはいいが、時間がなく、うっかりすると何もできなく

帰ることになってしまう。そうならないためには、目的を一つに限定し、

決して欲張らないことが肝心。本来の目的はのんびりと電車の旅を

楽しむことなので、目的地での楽しみは余禄みたいなものと考えればよいのだ。

 

  さて自宅からだと3時間以上かけて辿り着いた横川駅は、かつては峠の釜めしで

有名だったところと言えばおわかりだろう.

 

 因みにこの駅舎は関東の駅100選にも選ばれている。

 

 行動できる時間は4時間弱。そのうち往復に一時間半以上かかる。駅を出てすぐ左へ向かう。

 

 バス乗り場がある。新幹線の開通により信越本線はここで終着駅となり、この先

軽井沢までは代行バスが出ている。

 

 ちょうど代行バスが来ていた。

 

 勿論今回はこのバスには乗らない。森林公園までの遊歩道入り口がわからなかったので、

釜飯屋の店の人に聞いて教えてもらった。

バス停の前を右折するとここに出る。

 

 電信柱に看板があった。小沢に沿ってかなり荒れ気味の山道を登っていくと

前方に何か見えてきた。

 

 近づいてみると 山吹の郷とある

 

 

 人影はなく、入り口もふさがれてあるので、現在は閉鎖中なのだろうか

 

 ところどころに万葉仮名でかかれた歌柱(?)がある。

 

面白そうな施設なのでぐるりと一周したのだが、残念だが入れるような処はない。

代わりと言っては何だが、ルリビタキの♂と♀(多分)に出会えた。

 まずはなかなか藪から出てはくれなかった ♂から。

 

 

 やっと開けたところに出てくれた。

 

 100mほど離れたところには♀(恐らく)もいた。この時期ルリビタキは単独行動を

とるので、春先に二羽が番になっているかはわからない。

 

 一見ジョウビタキの♀にも似ているが、翼の小白斑がないのと

尾羽に青みがあるところで見分けられる。

 

 うーん愛嬌たっぷりだ。尤もこのルリビタキ、♀ではなく若い♂の可能性もあるのだが、

如何せん私ごときの観察能力では判別できない。

 

 ところでこの切り株、 野牛の頭に似ていないだろうか

 

 わき道に逸れてばかりはいられないので、山吹の郷を泣く泣く後にして

小根山森林公園へ急いだ。

 山吹の郷から500mばかり登ったところで入り口が見えてきた。

 

 実はここでミヤマホオジロが見られるというので、やってきたのだが……

 管理棟のところにいたカメラマンの人に近況を聞くと、

今年は暖かいせいか、ミヤマホオジロは姿を見せてないという。見られるのは

アトリやヤマガラなどだという。その人によると下の山吹の郷で、2.3日前ミヤマホオジロに

会えたという。そんなことだったら、下でもっと時間をかけて粘ったのに……。

 

 仕方がないので スズカケの路を歩いてみることにした。

 

 

 さまざまな樹種の人工林が続く。標識を読みながら行くと飽きない。

 

 古い看板があった。

 野鳥の森とあるが、野鳥の姿はあまり見かけない。もっともじっくり時間をかけて

回らなければ出会えないのだろう。

 しきりに鳴き声はするので確かにいることはいる。

 

 コースの奥に展望台があった。

 

 展望台からは妙義山の山並みが見える。

 

 このコースは約40分とあるが、アップダウンがあるので結構大変だった。途中数少ない野鳥の鳴き声に

その姿を探したりしたので、一周するのに一時間以上かかってしまった。

 

 時計を見ると既に13時を回っている。どうやらこの辺で帰る時間になったようだ。

 

 久しぶりに日帰りで使った18きっぷだったが、じっくり時間をかける

必要があるバードウォッチングにはあまり向いていないようだ。

 

この辺で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


冬の野鳥⑥

2017-01-08 21:00:20 | 散歩

  今日は多摩川上流にある羽村堰の河原にやってきた。

 天気は相変わらず良い。大晦日以来ずっと快晴が続いている。

 

 河原の中の湧水の湧いているところ。

 ここでは時折少年たちが釣りをしているのを見かける。

 

 堰の近くの流れが急な所にカモの群れがいた。

 

 嘴が黒で特色のない羽の色から、オカヨシガモかと思っていたら違うようで

どうやらコガモの群れのようだ。

 

すぐ近くにイソシギがいた。

 

 

 あちらこちら 水生昆虫を探しているのか

 

 

  少し離れた流れの落ち込む手前にいるのはイカルチドリのようだ。

 

 傍にいるのはハクセキレイの番

 

 

 

 近寄ってくれるのを期待していたのだが、飛び去ってしまった。

 

 かわって首を振りながらやってきたのはオオバン

 

 黒い顔に赤い目、白い嘴とあまり可愛さのない水鳥なのだが

光線の加減か結構愛嬌のある顔に初めて撮れた。

 

 一緒に採餌していたカイツブリ

 

 今日は手短にこの辺で。

 

 


冬の野鳥⑤

2017-01-05 18:00:53 | 散歩

 暮れと正月の6日間の休みは毎日好天気に恵まれ、

風もなく近くに出かけては日向ぼっこを楽しむ。そんな穏やかな、

まるで祝福されたかのような日々を過ごすことができた。

今日からは仕事始め、弛み呆けた体に少しは活を入れなくては……。

 

 さて今回も昨年から撮りためた野鳥をご覧頂こう。

今年は当たり年なのかもう数か所でお目にかかれたベニマシコ。

この日はなかなか藪から出てくれなかった。

 

 暫らく待ってやっと出てくれた♂

 

 引き続いて♀も

 

 別の日の別の場所、水飲み場にやってきたシロハラ。

 

まずは辺りを警戒して

 

おもむろに水を飲む

 

ちょっと安心したのか、小石に飛び乗りポーズ

 いつ見ても金色のアイリングが可愛い

 

 これも違う公園。歩いていると「ヒッヒッ、カッカ」という鳴き声とともに

ジョウビタキの♀が目の前に突然飛び出した。

 

 こちらは白いアイリング、これもやはり可愛い

 

 暫らく見とれていたら「あまり見ないで」とばかりに睨まれた。

 

 天気の良い日向ぼっこ日和の元日。3mばかりの高さの枝先にシメを見つけた。

 

 口にくわえているのは何かの木の実

 

 警戒心が高い鳥なので普段は低い枝には止まらないのだが

この日は気分が良かったのか、それとも元日のサービスなのか近くに止まってくれた。

 

 「ツィーッ」と一声鳴いて近くの仲間に呼びかけた。

 

 お終いはアトリ。散歩中、近くの河原で見かけた。アトリも今年はよく見かける。

全体地味な鳥なのだが、喉から胸にかけての橙色や腰の部分の白色と

黄色い嘴、黒い尾、黒橙白に塗り分けられた翼と見ていると飽きない鳥だ。

 

見上げると木の枝にも数羽来ている。

 

 欲張ってもう少しと近づいたら、当然のように逃げられた。今年こそは鳥追い人に

ならないように思っていたのに……。

 

 この辺で。

 


冬の野鳥④

2017-01-01 19:32:38 | 探鳥

 2017年になりましたが、相も変わらず冬場は鳥追いの日々です。元日の今日は

初詣もせず、午前中はごろごろして、午後からはポタリングを楽しみました。

ポタリングとは「自転車などであちこちぶらつくこと」で、方向や目的などは

大雑把には考えてはいるが、気分次第でころころ変えて1、2時間

時によっては半日ほど走り回ること。天気のよい日は散歩より

行動半径が広がるのでいろいろな発見がありとても楽しい。

 

 さて新年ということで今回は赤青黄の信号トリオの野鳥たち。

先ずは青色のルリビタキから。

 

 

 赤色はベニマシコ

 

 

 

 あまり赤くはないが雌も

 

 お終いは黄色のマヒワといいたいが去年は撮れなかったので、

アオジ(青字には失礼)で間に合わせよう。

 

 

 元日の今日はこの辺で勘弁を。