野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

久しぶりの瓢湖

2018-12-19 20:37:39 | 探鳥

 今回の東北大人の休日パス旅行の締めは新潟。

福島潟か佐潟に行く予定だったのだが、あいにく風邪気味で

アクセスの便利な瓢湖に変更した。

瓢湖へは新潟から信越本線で新津経由で羽越本線に乗り換えて

水原駅で降りる。乗り換えがよければ30分ほどで行け駅からも比較的近い。。

 瓢湖では1954年に野生の白鳥を日本で初めて餌付けに成功した

吉川重三郎(通称初代白鳥おじさん)が有名。私は平成6年まで2代目

白鳥おじさんを務めた吉川繁男さんに優しくお茶を振舞って頂いた

ことがあった。現在は三代目の白鳥おじさんが餌付けを行っているそうだ。

 

  3年ぶりの瓢湖はあいにくの曇り空だった。

 

 昔に比べ観光客も随分と少なくなった。

 

 瓢湖は新潟県阿賀野市水原にある人造湖。ハクチョウの渡来地と知られ

ラムサール条約にも登録されている。毎年10月から3月にかけて6000羽ほどの

ハクチョウが飛来し越冬する。着いたのは午後11時を回ったばかりの頃、

一日二回の給餌の時刻には何とか間に合ったようだが、

 この時刻は殆どがカモ類、ハクチョウたちの大半は近場の田んぼに

採餌に出かけていて不在だ。

 

 白鳥を見るには夜明けの時刻か塒入りする夕方が望ましい。

 

 

 たくさんのカモたちが密集していて、餌をまくとさらに密集度を増して群がり集まる

 

 カモに交じって白鳥も数羽だけ見られる。

 

 カモの種類はオナガガモが多いようだ。

 

オナガガモ以外はキンクロハジロが2番目に多い。

 

 そしてホシハジロ

 

 ハシビロガモの少数見られる。

 

 初代白鳥おじさん吉川重三郎さんの碑。

 

 瓢湖水禽公園の観察舎。

 

 

 給餌が一段落したので裏手の方へ回ってみる。この辺はアヤメ畑。

 

 奥にはもう一棟観察舎があり、その前にハス畑が広がっている。

 

 枯れたハスの株の間には、人馴れしないマガモがたくさんいる。

 

 

 向こう岸にいた猛禽類に驚いたのか、一斉にカモたちが飛び立った。

 

 梢にはハシボソガラス、

 

 ゆったりと旋回しているのはトビのようだ。

 

 給餌場から離れたこの辺りは閑散としている。

 

マガモの番の後ろを泳いでいるのは、ミコアイサのようだ。♀なのか

♂のエクリプスなのかは判然としない。

 

 

給餌場に戻ってみると先ほどまでの混雑ぶりとは一転、 

カモたちは静かに午睡の時に浸っていた。

 

 

 この辺で。

 


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