8月に入ってずっと猛暑日が続いている中、埼玉県の北部にある利根川の向こうは群馬県という羽生市まで足を伸ばしてきた。
羽生水郷公園内には埼玉水族館もある。
ここはトンボの観察、撮影にはもってこいの場所で何度か訪れている。
体全身が真っ赤なショウジョウトンボ
赤いのは眼や体だけでない、成熟したオスは羽の根元も赤に染まっている。
里山の水辺でよく見かけるノシメトンボ
一番おなじみのシオカラトンボ、このトンボはよく休んでくれるので撮るのが楽。
正面から
これはムギワラトンボと呼ばれるメスまたは未熟オス
コシアキトンボは名前の通り、腰の一部が白い
連帯飛行
ギンヤンマの雄
しっぽ(腹部の先)に丸い内輪のようなものがあるのはウチワヤンマ
ウスバキトンボ
オオアオイトトンボ
水辺にはミズカンナも咲いている。
水の辺を暫らく歩いたところで、お目当てのチョウトンボを見つけた。
チョウトンボはチョウとトンボがくっついたような名前でで紛らわしいが、れっきとしたトンボの仲間。ひらひらとした飛び方がチョウに似ているのでチョウトンボと名付けられた。
透明な翅をもつトンボがほとんど中、チョウトンボの青紫色の羽は光の屈折によってきらびやかな金属光沢を見せてくれる。
日本では6~9月にかけて羽化し、植生の豊かな池沼で見られる。
普段は蝶のように優雅に飛んでいるのだが、縄張り争いの時など思わぬ素早い飛翔を見せ、ああやはりチョウではなくトンボなんだと納得させられる。
ものの本によると止まっているときしっぽを挙げるのは日差しの暑さを避けるためというが本当なのだろうか、
ずいぶん羽のいたんだ個体だが、光の加減によって変わる色の変化が美しい。
暑さ厳しき折、ご自愛を。